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90年代おさらい:Macintosho展

1993年に「マッキントッ書展」というのが開かれました。1993年10月30日~12月26日@デジタローグギャラリー。フロッピーディスク1枚とフロッピーサイズのジャケット6枚で1メディア。当時1メディア700円。出展者21組は下記のとおり。

Macintosho作家リスト
M-A001 安斎肇
M-A002 井口真吾
M-A003 伊藤ガビン
M-A004 池松江美+大岡宏典+古賀学
M-A005 織咲誠
M-A006 SMTV(八谷和彦+松尾晴之)
M-A007 川勝正幸
M-A008 サマタマサト+住倉良樹
M-A009 SEE GEE GEN
M-A010 Spark(白根ゆたんぽ+藤本康生)
M-A011 Tycoon Graphics
M-A012 立花ハジメ
M-A013 トキワヒビキ
M-A014 東京工作クラブ
M-A015 中野裕之
M-A016 中ザワヒデキ
M-A017 野々村文宏
M-A018 バッファロー・ドーター
M-A019 ヒロ杉山
M-A020 村上隆
M-A021 松本弦人

プロデュース 松本弦人 サルブルネイ
企画制作 株式会社デジタローグ
協賛 株式会社5つつの箱

フロッケメモリアル館の歴史ページに詳しいですが、このイベントは94年から「フロッケ展」として誰でも参加できるフロッピーメディアの即売会に発展します。最初はデザイナーである松本弦人さんの人脈を中心に声をかけたのでしょう。松本さんは1992年3月に『APE』(STUDIO AMBIENT)というフロッピーマガジンを制作しており、新しいメディアへ意欲的かつ実践的な取り組みを行っていました。

で、つい先日、この出展作のフロッピーをいくつか頂く機会がありまして、あまりにもネットに情報がないため、これはここで紹介する価値があるだろうと判断しました。ただし現在中身を見るための昔のMacintoshを用意できてないため、中のデータは見られません。あくまでジャケットを眺める感じで……。90年代カルチャー最後のフロンティア、フロッピー。

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2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定の定額マガジン(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。あとnoteの有料記事はここに登録すれば単体で買わなくても全部読めます(※登録月以降のことです!登録前のは読めない)。『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』も全部ある。

2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定です(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。テキストを発掘次第追…

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