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ばるぼらさんの全記事アーカイヴ

2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定です(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。テキストを発掘次第追加します。あとnoteの有料記事もここに… もっと読む
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2023年8月の記事一覧

雑談:こんなところにロリポップ

いや、全然大したことがないんですが、目に入ったので……。この記事の値段を高くしてるのは後から買おうとしても買えないようにするためだけであり、値段ぶんの内容はありません、あしからず! 英国音楽情報誌『Sounds』の1991-02-02号。

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コーネリアスデビュー以前のトラットリア辿り直し

トラットリアといえば何はともあれコーネリアス、だったわけですが、コーネリアスがデビューする1993年9月1日以前はどんなものだったかを、30周年(!)を迎える前におさらいしましょう。

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サーストン・ムーアが気づいていたこと

以前、BOREDOMSの話を書いた時に引用したかったサーストン・ムーアのとある発言、どこだっけなーと思っててやっと見つけた!のでその話。 1990年代のオルタナティヴな音楽シーンは、すべてはソニック・ユースが1989年にゲフィンと契約したことから始まりました。

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PDFで公開してるのにびっくりした音楽・デザイン・その他の雑誌。その2

前回(え、2020年!?そんな前!?)の続き。次は日本編だな~とまとめようと書いてた途中のテキストファイルを、ぶっ壊れたパソコンから移せなかったのが運の尽き……。前回以降に見つけた&新たにアップロードされたのを確認したものを中心に、あと基本的なところも改めて。前回、画像を貼ったことで妙に記事が縦長になってしまったので今回はやらない。

雑談:オタクの源流の目撃談

マガジンハウスの木滑良久さんが亡くなってから、木滑さんの昔のインタビューをツラツラと読み直していました。 『読者を探せ 最新「本読み」事情』(1981-07-06、学陽書房)にも木滑さんが登場します。 まあこの本のインタビュー「ポパイ少年とブルータス青年」は他のところでも語ってる内容が中心なので、絶対読まなきゃいけない感じではないです。むしろ他の人の原稿が気になる感じでした。

画像集:1990年代クラブ系フライヤーコレクション

途中まで書いて結局公開してないしょうもない記事が溜まってしまって、どうしよう、とりあえず画像で更新しておこう……。と思ったものの、出てくるのが中途半端なのでまた今度続きをやるかもしれない。1992~1997からピックアップ。 1992-09 GOLDスケジュール

雑談:「ライブハウス」っていつから言い始めたのか気になる

この記事を読んでたんですが。 「ライブハウス」という言葉について語ってる箇所が気になりました。 「ライブハウス」を活字として使ったのは恐らく『宝島』が最初で、『月刊フォーライフ』(吉田拓郎や井上陽水が在籍してたレコード会社=フォーライフの音楽誌)にも使われていたと。えー本当かな? でもたしかに使ってると気になりますよね。「コンサート」とか「ライブ」とか「ギグ」とか言葉の使い方が。 本気で調べると大変そうだから検索だけでなんとかならんもんか、とちょっとウェブでやってみたら

雑談:発見時の過大評価傾向

日本の同人文化について調べてると「やおい」とか出てきますけど、海外のファンカルチャーを調べてると「スラッシュ」っていうのが似たような存在として言及されるのですよね。知ってます? リンク先のWikipediaを読めばまあ概要はわかると思いますけど、男性キャラクター同士の恋愛を書いたファン・フィクション(既存の作品をもとにファンが書いたフィクション。日本の同人文化における「二次創作」とほぼ同義)だと思ってください。おおよそ書き手も読み手も女性で、関係を持つキャラクターAとキャラク

ポータブル・プレーヤーGP-3振り返り

1995~1996年頃、ポータブル・プレーヤーが渋谷系的文脈で突如人気になりました。あれは一体なんだったのか、を調べていきましょう。 前提1979年に発売されたSONYウォークマンに発想を得たのだと思いますが(普通にポータブル・ラジオの延長で考えた線もなくはない)、持ち運びができるレコードプレーヤーという画期的発想の商品を、日本コロムビアが1980年に発売しました。持ち手が付き、軽量で、縦置き可能で、電池で動くという、手軽さを売りにしたポータブルプレーヤー「GP-3」。こん

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雑談:クリーンアップ、ゴーインオン

小沢健二「ラブリー」の元ネタといえば、何はともあれBetty Wright「Clean Up Woman」ですよね。 何度聴いても最高だな~。1971年11月にリリースされたシングルは200万枚以上売り上げる大ヒットとなったそうです。イントロのギターリフはマイアミの人気セッションミュージシャン=リトルビーバーが考案したそう。 この曲のイントロが元ネタなのは議論の余地がないわけですが、これ関連で昔から気になってる曲がWeldon Irvineでありまして、これなんですけど。

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2023年に見つけた印刷物 part 3

5月にやったやつの続き。今回の1位・2位は入手に10年近くかかった本で感動をおすそ分け。 第5位・『Warp Magazine Japan』2006年3月号(トランスメディア)第5位は『Warp』の2006年3月号! これは10年間編集長をしていた大野俊也さんの最後の号です。大野さんは『Fine』の編集長を約3年務めた後、海外のストリートカルチャー誌『Warp』の日本版編集長に誘われ転職。ファッション、ヒップホップ、ハードコア、スケートボード、アメトイ、格闘技など、様々なカ

雑談:ドメスティック・ミュージックとインターナショナル・ミュージック

坂本龍一の追悼気分は未だに続いていて、坂本龍一について何か知らない記事はないか、と探すのが日常的になっています。その中で知らなかった記事について。 1980年、海外雑誌で当時YMOだった坂本龍一がインタビューを受けている短い記事がありました。執筆している海外記者は日本語を喋れないし、日本についてよく知らないと序文で言い訳をしており、そのうえで坂本龍一に日本の音楽シーンについて基本的なところを聞くという、奇妙な内容になっていました。 ただ、今読むとその内容が、当時の坂本龍一