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ばるぼらさんの全記事アーカイヴ

2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定です(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。テキストを発掘次第追加します。あとnoteの有料記事もここに… もっと読む
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2022年9月の記事一覧

ライナーノーツ文体とは何だったのか

1990年代の書店に通っていた人なら誰もが「ライナーノーツ文体」が記憶にあると思います。え、ない? なんだと! 説明するぞ! 何かというと、これです。雑誌『リトルモア』VOL.4/1998年春号(リトルモア、1998-04-10)。 の、背表紙。 「ライナーノーツ文体をぶっとばせ!」。最高ですね。この背表紙を見た時に「え、ライナーノーツ文体って何?」って思った記憶がよみがえります。気になって当時読んだはずなんですが、完全に忘れていたので、もう一度ライナーノーツ文体とは何

未発表:「おそ松さん」コメント(2016年)

これは雑誌の特集にコメント下さいと言われてささっと送ったものの、その特集自体が延期になってしまって載らなかったものですね。完全に忘れてたけど出てきたのでここで供養。 本文

PLASTICSコメント(2016年『情報過多』)

ただのファンなのでコメントできることは少ないです。90年代にあったプラスチックス再評価ムードにまんまとヤラれて今にいたります。でもいざ音楽を思い出そうとすると本家よりもピチカート・ファイヴの「GOOD」のカバーが先に浮かんでしまう。

THE LOVE PARADE周辺メモ

近年、なかなか情報が出てこないので調べつつメモ。すいません、テクノの話ではありません。

「接吻」メモ

『ミュージック・マガジン』の最新号(2022年10月号)の特集「1990年代Jポップ・ベスト・ソングス100」を読んだら久々に聴きたくなり、今日何回も聴いてました。ORIGINAL LOVE「接吻」。1993年11月10日発売シングル。TODT-3145。東芝のEastworldからリリース。同バンドがブレイクした最初の曲。 そういえばこの曲はなんなんだろう?ということをあまり考えたことがなかったので調べつつ振り返り。敬称略。

テクノカットのテクノカット以前の呼び方

テクノポップが生まれた時代に流行したヘアスタイル「テクノカット」をご存知でしょうか? モミアゲを剃り落とし、襟足を刈り上げたヘアスタイルです。YMOのメンバーがこの髪型にしており、真似しやすかったため、彼らのファンのあいだで流行しました。 YMOの細野晴臣さんが最近テクノカットについて語っていたので思い出しました。 このテレビ番組は1978年7月23日、TBS系『北京にブラームスが流れた日 小澤征爾、原点へのタクト』だと言われます。この時の北京の中央交響楽団の人々が演奏す

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雑談:会話の途中から始まる歌詞が好きすぎる

会話の途中から始まる歌詞って最高だなと思います。思いませんか? あ、思ってる? やっぱり? OK、ワタシの「会話の途中から始まる歌詞」フォルダが火を吹くぜ!

1980年代の北村昌士を探す

1980年代に出ててもおかしくなかったのに出なかった本……といえば、音楽評論家・北村昌士さんの単行本のこと?と誰もが思い当たることでしょう。北村昌士さんは雑誌『フールズ・メイト』の初代編集長であり、1980年代には自主制作レーベル「TRANS RECORDS」を設立して多くのバンドを世に送り出し、自らもバンド「YBO2」などを組んでいました。 一応、『キング・クリムゾン 至高の音宇宙を求めて』という単行本が1981年に出てますが、これは単独ミュージシャンのバイオグラフィをメ

雑談:ジェネレーションZの初出を調べる

まずこの記事を御覧ください。 カズレーザー、2000年代生まれZ世代からの「老害が多すぎて嫌」相談に神回答 「秀逸」「さすが」の声 はい、読みましたか? ワタシが気になったのはここです。 これまでちゃんと調べたことがなかったんですが、「ジェネレーションZ」は本当に「上の人が勝手に作った枠組み」なんでしょうか? 気になる。どれ、ちょっと調べてみるか! ネットで! 2007年:日本での「ジェネレーションZ」の初出

画像集:1970年代ロックフライヤーコレクション

これまでいろんな画像を紹介してきましたが、今回は1970年代中期の国内ロック系のフライヤーを一部ご紹介していきましょう。これらは以前ド有名プロデューサーに頂いたというか永久借りしてるヤツでして、そこそこ貴重だろうと思います。 1974-09-21 四人囃子ワンマンコンサート

1960年代ベストアルバムランキング25(洋楽編)

この前1970年代やったからじゃあ順番に1960年代を……なんて考えてしまったのが運の尽き。めちゃ時間かかってしまったし、意外とアルバム単位で気に入ってるのが少ない!ので、ほとんど定番に。やめとけばよかった。更新してなかったのは延々これを選んでたせいです、すいません。1960年代後半からしか選んでません。あとシングルは除きました。シングルだけで選ぶと全然違う結果になると思います。 しかしこういうランキング企画って音楽と映画くらいしかないですよね、そういえば。なんか別のジャン

立体音響と日本

先月、Cornelius『Fantasma』の発売から25年経ったことに想いを馳せ、少し感慨深く、振り返り気分だった時に、1曲目「Mic Check」に使われた立体音響マイク、通称「藤原マイク」を作った藤原和通さんが2020年に亡くなっていたのを知った。 何年か前に検索した時は藤原さんの個人サイトがあって、そこで作品の解説や販売などをしていた記憶があり、そのサイトがどこにも見当たらなかったのでおかしいなと思っていたのだ。作品集『藤原和通 I - 1970-1974 [音響標

2022年に見つけた印刷物 part 3

part2の続き。レアかどうかはさておき、入手したかったものが入手できたので記念更新みたいな感じであります。 第5位・『WEB』1号