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ばるぼらさんの全記事アーカイヴ

2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定です(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。テキストを発掘次第追加します。あとnoteの有料記事もここに… もっと読む
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2022年4月の記事一覧

マンガと事件の周辺年表(2013年『消されたマンガ』)

この年表は、マンガとその周辺で起きた事件や、関連する出来事を年代順に並べたものである。「政治的な問題」「差別の問題」「アダルト描写の問題」「トレース/盗作の問題」の四つが大きな柱としてあり、増減を意識することで時代の傾向が見えてくるだろう。発行日、発売日、事件の起きた日、発覚した日などを統一することが困難なため、日付はおおよその目安と考えて頂きたい。なお一部、アニメ、ゲーム、ライトノベルも取り上げている。 (※1870~2012年まで記載) マンガと事件の周辺年表1870

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Playlist: 1991-02-10 Flipper's Guitar's バレンタイン

昔の雑誌(『pmc』1991年2月13日号)にオンエアした曲のリストがちょい載ってたのでそれをメモ。1991年2月10日(日)2~3時に放送、「ビンタン・ガーデン」@FM802にフリッパーズ・ギターがゲスト出演した際の選曲です。小山田VS小沢のラブソング選曲バトルで、それぞれが選んだ曲を交互に流したようです。どちらが選んだかは書いてないのですが、最後の12曲目のPacificは小沢さんが選んだような気がするので、奇数が小山田さん、偶数が小沢さんかな~? 1. Vic God

解散のすぐ後の話・電気と風街

Twitterで「人生解散をもって電気結成の瞬間から丸33年の4月27日」というのを見て、4月27日ってそうだったのかーと思ったところです。そうだったかな?と昔のミニコミをめくってみました。

マニックスのバッファロー・スプリングフィールド

この話をnoteにも書いておこう。

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メモ:SUPERSUPER! Magazine

時々無性に見たくなるんだけどまとまって見られるサイトがないから毎回検索に時間がかかってしょうがないので、ネット上から画像集めてここにまとめてしまうだけの更新。何を見たくなるって、『SUPERSUPER!』の表紙。

1983年のグラフィティ補足

前回、1993年以降の話をすると言ってましたが、1983年でするの忘れてた話がありました。『ワイルド・スタイル』関連の話。映画自体については前に更新したzineの中にほとんど書いてあるので、そこで詳しく触れてなかった部分を補足的に。 日本に「グラフィティ」が本格的に広まったのは1983年の映画『ワイルド・スタイル』関連のプロモーションからです。それ以前にもニューヨークの地下鉄が「落書き」でいっぱいになっている、みたいな記事は若干ありましたが、「グラフィティ」という言葉がそれ

小ネタ:ハリケーン#1

中古CD屋の100円コーナーで思い出した小ネタ。 これだけで何を書こうとしてるかわかる人もいそうですが……。

パンクロックは3つのコードを知ってればいい、の3つのコードは何なのか

パンクロックは3つのコードを知ってればできる……みたいな話をどっかで読んだことないですか? しかしその3つのコードが何なのか、考えたことはありますか? ロックンロールの世界には代々伝わる「スリーコード」というのがあります。これは通常「トニック」「ドミナント」「サブドミナント」の3つのことを指します。専門用語を避けるとC・G・F。ドミソ・ソシレ・ファラドです。この3つさえ弾ければ、だいたいいい感じに音楽らしくなる、という超基本的な和音ですね(移調していいです)。 が、しかし

雑談:Love Gloom Cash Love

渋谷系を志した人なら誰でも、Love Gloom Cash Loveって誰なんだよ、と思った経験があると思います。もちろんアメリカのジャズピアニスト、ハービー・ニコルズ(Herbie Nichols)の1957年のラストアルバム『Love Gloom Cash Love』……のことではなく、1992年のポスト・フリッパーズの行方を占ったオムニバス・アルバム『Brand New Skip Decoration』に収録されていたユニットのほうです。 このCDはパルコの子会社Pa

ポール・キャネルの物語

あんまり調べたことがなかったけど、あるアーティストについて久々に検索したら、いつもより詳しいストーリーが載ってるサイトがあったので、それらを参照しつつ情報をまとめて記事にします。アーティストの名前はポール・キャネル(Paul Cannell)。

ジャンル名の起源:グラウンド・ビート

まずグラウンド・ビートがどういうものか、というサンプルとして代表曲をあげておくので知らなかったら聴きましょう。1989年3月リリース、ソウルIIソウルの「キープ・オン・ムーヴィン」。

菊地信義さんの仕事を語る際にここは外せないというところがあるとしたら

菊地信義さんが亡くなりました。本の装丁で有名なデザイナー。「ブックデザイン」とは言わず「装幀」と言っていました。本のすべてに関わるのがブックデザイナーだとすれば、本の外側・表紙まわりに関わる人を装幀家と呼ぶことが多いです。そういう意識があったのでしょう。 作家性の強いデザイナーというのがいます。この人がデザインした、と見ればわかる人。作風といいますか、書体や色の使い方に癖があって、どの仕事にもそのムードが残っているデザイナー。あまりに個性的すぎて、それを真似るフォロワーがい

雑談:ダンスミュージック好きが一度は目にしたことがあるモデルの他のポーズを探す

ダンスミュージック好きが一度は目にしたことがあるモデル、といえばもうあなたの頭には一人の女性の一つのポーズしかないはずですね。 はい、サルソウル・オーケストラ関連でよく見る振り返り美人です。1976年秋リリースのサルソウル・オーケストラ『Nice 'N' Naasty(ナイスン・ナースティー)』のジャケットが初出。裸にプロモーションTシャツ「Dance Your Ass Off」だけを着てこちらを見る姿は当時センセーションを巻き起こしたといいます。写真は本当は下まで写ってい

蒐集:エレクトロニック・アート

先月より更新が少なくてすいませんね、地獄の進行中で……。そろそろ通常ペースに戻ると思います。「蒐集」って書いてる更新は基本的に全号、もしくは主要な号が揃った雑誌をまとめて紹介するときなんですが、今回は2号しかない。まあちょっと穴埋め的に。 今回取り上げる『エレクトロニック・アート』は、上原和夫さんが1970年代末に発行していた、電子音楽を取り上げた日本のミニコミです。発行元は最初はSTUDIO VIVANT、次にエレクトロニック・アート・センター(EAC)。今となってはあん