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ばるぼらさんの全記事アーカイヴ

2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定です(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。テキストを発掘次第追加します。あとnoteの有料記事もここに… もっと読む
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2021年11月の記事一覧

「エモい」の初出を探す

「エモい」は現代日本を生きている人ならばどこかで耳にしている言葉だと思います。エモーショナルの略がエモで、何かを見たり聞いたりした際に感情が動いた時に「エモい」と表現します。おおよそポジティブな気持ちの際に使います。2018年に10代女子向けメディア「マイナビティーンズ」が実施したアンケートでは「流行ったコトバ」の1位が「エモい」だったそうです。 ということは比較的最近の言葉なんだろうな、と普通は思いますよね。おそらく皆さんが初めて聞いたのは2010年代に入ってからではない

1990年代東京レコード屋開店日探し

趣味でレコード屋の開店日というのを昔から調べています。とはいえもちろんすべてを把握するのは無理なので、見つけたものだけ。今回はそれの1990年代東京編を皆さんに共有しましょう。長いぞ!

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雑談:フリッパーズ・ギターの映像に出てくるあの場所

フリッパーズ・ギターの「フレンズ・アゲイン」のミュージック・ビデオに出てくる美術館みたいなところ、あるじゃないですか? これ、初めて見たときからどこなんだろうと気になってたんですけど、何年か前に聖徳記念絵画館だとわかりました。青山一丁目駅と外苑前駅を結ぶ青山通りのちょうど真ん中の、いちょう並木がきれいな通りから見える、あの場所です。って、東京に住んでないとわからん説明をわざとしました! ごめん! 住所は東京都新宿区霞ヶ丘町1番1号です。 で、それは豆知識として終わってたん

スペース・エイジ・バチェラー・パッド・ミュージック再訪

※音源の紹介は全然しておりません ※追記(2022-03-25)あり 一番好きなジャンル名ってなんですか?と聴かれたら迷わずこれです。スペース・エイジ・バチェラー・パッド・ミュージック。初めて知ったときの感動と言ったらありませんでした。なにそれ?長くない?と……。こんなに覚えたくなって言いたくなるジャンル名、ありませんよね。え、そんなことない? えーい帰った帰った!! Space Age Bachelor Pad Music、略してSABPMは、1993年頃から盛り上がっ

キングギドラが最初に載った号を探す

あーやばい、また長い文章を書こうとして更新が止まってしまう! 長い文章を書こうとしてハマって文章を書けなくなっていったリハビリの場として、軽く更新する癖をつけるためにnoteを始めたのにこれではダメだ! ということで、小さい文章を織り交ぜます……。 ヒップホップ関係の話をこの前書いたから他にもヒップホップ関連でなんか書くことないかな?と思ってめくってたのが『ライムスター宇多丸の「ラップ史」入門』(NHK出版)。2018年に放送された NHK-FMのラジオ番組「今日は一日“R

ジャンル名の起源:ネオGSは誰が最初に言い始めたのか(未解決事件)

注意:これだ!と断言はできませんが、これでは?というところまでは辿っています。 ネオGSというのは1987年前後に盛り上がったムーブメントです。日本のインディバンドに1960年代のグループサウンズ(GS)をカバーする若いバンドがいる! 古いGSみたいなことをしている新しいバンドがいる! という現象でした。 代表バンドはザ・ファントム・ギフト、ヒッピー・ヒッピー・シェイクス、ザ・ストライクス、ザ・トゥエンティー・ヒッツなどです。ワウワウ・ヒッピーズ、レッド・カーテン、コレク

萌えとパソコン通信(2006年、2021年修正)

「萌え」といえばパソ通から生まれた用語と言われています。アニメやゲーム関係の話題の時に、キャラクターに対して「燃える」という表現を使っていたのが「萌える」と誤変換し、そちらが広まった、というもの。ワタシもそう思っています。でもそれはいつの事なんでしょう。 1993年7月以前にはあるようだワタシの手元に『ワープロ・パソコン通信BBS電話帳』1993秋号(1993年11月30日発行)があります。これの89ページに掲載されている「みるきぃ・うぇい」というBBSの紹介文を見てみまし

画像集:昔のヤフオクから2

また時間稼ぎのために、昔のヤフオクからの画像選集をお届けするしかない、という判断になりました。前の続き?です。

蒟蒻畑は美味しい。味以外の効用は知らない。(2008年未発表)

※当時ブログに載せようとしてやめたテキストっぽいです 代替物がないからといって人が死んでもなんら規制されない包丁や自動車と比較すれば、たしかに蒟蒻畑はそれ以外の製品でもなんとかなるものかもしれない。しかし世の中に必要か必要でないかで存在の是非が決定されてしまう世の中はあまりにも貧しく絶望的である。

雑談:ラップとフォーク

近田春夫の新書『筒美京平 大ヒットメーカーの秘密』を読んでて気になった箇所があったのでその話。 この本自体は筒美京平の音楽的魅力を近田視点で探っていく軽快な一冊ですが、そこに筒美京平がほとんど近づかなかったジャンルとしてラップの話が出てくるんです。

雑談:1999年のTHA BLUE HERB

まずこの記事を御覧ください。 YOU THE ROCK★とTHA BLUE HERB、BEEFの歴史①:1990年代、各地の群像と邂逅 上記リンク先は1990年代ヒップホップが好きな人なら誰でも名前を知っているであろうYOU THE ROCK★とTHA BLUE HERBについての記事です。知らないことが多かったので楽しく読んだんですが、その中でヒップホップ専門誌『blast』がTHA BLUE HERBのインタビューを載せたのが1999年12月号だと書いてあって、専門

between 05(2007年5月)

between/2007年4月18日/105mm×105mm・24頁・コピー誌 『between』の本・雑誌紹介シリーズは今号で最後となるようです(「気分で作ってるのでよく判りません」とのことですが)。 ばるぼら氏が最後に選んだのは一体どんな本たちなのでしょうか? (当時のLilmag紹介文より)

between 04(2007年5月)

between/2007年5月2日/105mm×105mm・24頁・コピー誌 「3分以内に読み終わることを目的として作られたミニなミニコミ」第4弾。 ミニコミ・レア本・そうでもない本、ばるぼら氏の部屋から9冊を紹介。 (当時のLilmagの紹介文より)

between 03(2007年4月)

「3分以内に読み終わることを目的として作られたミニなミニコミ」第3弾。 古書紹介シリーズが続きます。 (当時のLilmag紹介文より)