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ばるぼらさんの全記事アーカイヴ

2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定です(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。テキストを発掘次第追加します。あとnoteの有料記事もここに… もっと読む
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2020年8月の記事一覧

雑談:Discogsにないものを探す

インターネット時代になってから、調べ物って格段にしやすくなりました。とくに自分が好きな音楽関連では「Discogs」というデータベースサイトが台頭したおかげで、知らなかった作品の情報が得やすくなり、流通網が変わったように思います。 しかしそうなると、逆に「Discogs」に載っていない音楽に付加価値が生まれるようになります。「Discogsにも載ってない!」という煽り文句は、かなりレアなんじゃないか、というふうに見えます。実際はたんに無名で無価値だから、ということが多いとは

サイバースペース必携教科書ガイド(『ユリイカ』2006年9月号)

これは「理想の教科書」という特集に載せたブックガイド記事です。『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』という著書があるワタシだから頼まれたのだと思われますが、何を書こうか迷いまくって、全然うまく書けませんでした……。うまく書けなかった後ろめたさで、届いた雑誌を一度も開かないまま本棚にしまってしまった記憶がよみがえってきました。うわああ~~~。しかしこのnoteは全記事を掲載していく予定なのでうまく書けなかったのも載せますとも。ええ、はい、うう……。 本文

パンクのデザインの秘密に迫りたかった

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ブルーノートのジャケットの秘密に迫りたかった

つい、長くて読み応えのある文章ばかり考えてしまうので、気を抜くと更新が止まってしまう。ので、長くない文章をササッと出す訓練……。 これについてもうちょっと色々知りたいな、と思って調べるうちに、いろんなものを買うわけですが、いざ買ったものの、あまりよくわからなかった、というものが結構あるんです。もしかしたら将来世の中に出すかもしれないけど、かなり先になるだろう、と思われる資料、そういう死蔵してるものをちょっと出すことにします。 今回はこれ。 表紙にchouinardと書い

私のハマった3冊(2007年『週刊アスキー』3/20号)

SE編集部編『SNSの研究』(翔泳社) 吉田アミ『サマースプリング』(太田出版) 仲俣暁生『「鍵のかかった部屋」をいかに解体するか』(バジリコ)

私のハマった3冊(2007年『週刊アスキー』9/25号)

『CONTENT'S FUTURE』(小寺信良×津田大介/翔泳社) 『KEI チカーノになった日本人』(KEI/発行・東京キララ社/発売・三一書房) 『日常』1巻(あらいけいいち/角川書店)

音楽誌もやらない本気のレビュー! 専門家がE-girlsのミュージック・ビデオを斬る!!(『サイゾー』2014年8月号)

――現在までに制作された11本のMV。古今東西のポップ・ミュージックに精通するライターたちが、それぞれ100字でクロスレビュー!

ニコ動の投稿動画からEXILEのPVまで――ビヨンセも「踊ってみた」!? ダンス動画の歴史と新潮流(『サイゾー』2015年4月号)

※雑誌掲載バージョンではなく文字数を削る前のオリジナルバージョンです 80年代のバンドブームを例外として、70年代のディスコブームから21世紀の現在にいたるまで、もうずっとダンスは若者文化の先頭に居座り続けている。いや、もはやブームがどうこうを超えて、ダンスは一般教養として根付いており、2012年に中学校保健体育でダンスが必修化されたのは、その証明に他ならない。 これは若者に限らない。映画『Shall we ダンス?』(96年公開)による中年層の社交ダンスの復興や、女優の

こんなところにこんな人:第07回・ロックのえらい人

昔の雑誌をめくってるとこんな人がこんなところに!というパターンがたまにあります。そういう小ネタシリーズ。 これは有名だ。

やっぱり「ラジオ」が面白い(2006年『monoマガジン』10月2日号)

ネットラジオの歴史 インターネットラジオには大きく見て二つあり、一つは実在するラジオ局や企業がインターネットに手を広げて放送を開始する例、もう一つは単なる個人がパソコンを使って自分のラジオ放送を始める例である。ここではDIY精神溢れる後者の歴史に重点を絞って見てみよう。 ●SHOUTcastの登場

伝説のネットラジオ now & then(2005年12月『Quick Japan』63号)

個人がラジオ番組を作るなんて、一昔前までは想像もつかなかったと思うが、今ではインターネットを利用した放送は半ば常識化している。ここではネットラジオの変遷を、個性的な番組の紹介と共に解説していきたい。 *

何も起きない(2007年11月6日)

「ねえ、シャーペン貸してよ」 「忘れたの?」 「うん」 「はい」 「ありがと」 「帰る時に返してよ」 「わかった」 <!--以下2020年コメント-->

屋根屋の店主(2005年11月30日)

その時、光を見たんです。 光? はい、と言っても宗教的な光ではありません。 単に物理的な、車のライトのような光です。 それがどうしたんですか? どうしたって、光を見たんですよ。眩しかったのです。 だから私は目を瞑りました。 つまり、光というものはあってもなくても視界を奪います。 私達の生活に必要なのは光だけではなく、 光をさえぎって丁度良い明るさにする薄い膜のようなものです。 それがあって初めて人間は暮らしていける。 私達は屋根や傘にもっと感謝するべきです。 (少年の発見社『

アンケート回答(2006年『ライブドアに物申す!! 44人の意見』)

トランスワールドジャパンから出た、2005年のライブドア事件についての本です。合計44人に共通のアンケートをとって、その回答が載っています。もともとライブドアのウェブサイトで事件の自己検証的に始まった企画だったと思いますが、それを書籍化する際に新たに数十人加わってます。その新たに呼ばれたうちの一人。というわけでアンケート回答。 企業としての「ライブドア」について