見出し画像

Ninja250SL エンストとの戦い!決着までの2か月間を公開~整備から解決まで 持病の原因は〇〇だった・・・ニンジャ250SL乗りに捧ぐ

この記事に辿り着いたと言うことは、少なからず今の状況に困っている方なのだと思います。そんな方の力になれる記事だと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

この車両NINJA250SLを買ったときから、前オーナーから言われていたことは

「このニンジャ、エンジンストールするけどそれ持病みたいですから問題ないですよ。エンジンはすぐかかるので大丈夫です。」

と、さらっと言われていました。その時は、エンジンすぐかかるならいっかーくらいの軽い気持ちで購入したのですが、乗り始めてだんだんストレスに・・・。エンストってこんなに怖いし、危ないし、何よりストレスなんだと。

ネットで、「Ninja250SLエンスト」「ニンジャ250SL エンスト」「Ninja250SL エンジン不具合」「Ninja250SL エンジンストール」などと検索すると、結構同じ症状の方がいて、いろいろやるけど、どうしても改善されないとの声が多く、ツイッターやフェイスブックでも同様のコメントが多くみられました。「マフラーを変えると抜けが良くなりすぎてエンストする。なのでサブコンのi-mapを導入しました。でも結果、やっぱりエンストしてます・・・」的な記事が多いですね。結構、多くの方は、この事実を仕方ないものだとし、当たり前のこととして受け入れている感じでした。

本当にこれは持って生まれたものなのか?でも、時と場合によっては危険な事さえもあるこのエンストを、メーカーが当たり前のように世に出すわけがないじゃないですか〜!!買ったときからこんな症状を受け入れるなんて懐の大きさは私には持ち合わせていません。きっとそう思っている方も多いことだと思います。

実際の症状はこんな感じ。

エンジンかけて暖気中、タイマーを計っているかのようにプスっとエンスト。

信号待ちでニュートラルの時にプスっとエンスト。

信号待ちで、ニュートラルから1速に入れた瞬間にプスっとエンスト。

信号待ち中に、軽くアクセルをあおるとプスっとエンスト。

右折信号待ちの時に、対向車両の合間を発信しようとアクセルをひねった瞬間にプスっとエンスト。

これが一番恐怖です・・・。

特に、最後の右折時のエンストには非っ常〜〜〜にストレスを感じていました。というより、危なすぎる。後続車にも追突されそうになるし(泣)購入した車両がこんな状態で、本当に悔しくて、このエンジンストールには相当なストレスを感じていいました。

なので、意を決してSLくんのエンスト対策に乗り出しました。

結論、エンストの原因となっていた原因は、Kawasakiプラザに3週間預けても結局わからないものでしたが、なんやかんや苦労の末、ある事にたどり着き、なんと、エンストはなくなり、しかも前よりもかなり調子よくなったので、もしNINJA250SLのエンストを「これは持病だから仕方ない」と思い、悪い状態で乗り続けていたり、我慢し続けている方にこの記事が届けられたら非常にうれしいと思います。

まずは、ネットからの情報を集めましたが、Ninja250SLのエンスト症状は多く散見されたものの、改善に至っている記事は一つもありませんでした。コメントを読んでも、持病だからあきらめている方が多かったですね。そんな記事を読み漁りましたが、解決方法がどこにもないので、出来るところからコツコツやっていくしかないと思い作業を始めました。

エンスト対策にかかった費用の総額はほぼ10万円!初めから方法を知っていればこんなに金額はかかりませんでした。でもここまで行きつくためには、順番に想定箇所をつぶしていく作業が必要でしたので、沢山の時間と費用が掛かってしまいました・・・自分で調査のために整備した箇所も、全てバイク屋に任せていたら、倍の20万はかかっていると思います。でも、今となっては改善したので問題ありません。改善したこともそうですが、エンスト対策によりいろなことを勉強できたので良かったです。もし、私と同じ症状方で、このnoteをお読みいただき同じ対処で改善するなら、金額は部品代だけで無駄がなく、かける時間は、やみくもに考える必要がないので、作業時間だけだと数十分で解決することになります。ちなみに私は調査のために1ヶ月以上の時間を費やし、実際の作業も1ヶ月以上かかり、結果2〜3ヶ月を費やしました。

このNinja250SLは、エンストがなければ本当に楽しい車両です。こんな軽量で走りに特化しているスペックはなかなかないのではないでしょうか。しかも、車両価格はお手頃。乗っていても常にワクワクします。最高速はそんなにでもないですが、峠やサーキットをガンガン攻められて、かつ燃費もいい最高のマシンです。金額もそこそこなので、思い切って自分でいじれて、様々なカスタム楽しめます。そして、軽量で、走りに特化した車両は、乗り手を育ててくれる車両だと思います。だからこそ、この症状に悩んでいる方に読んでいただき、改善していただけたらと思います。

車やバイクは不調が出始めると、次の車両を考えたくなりますよね。危険が伴うものになるとなおさらです。修理をして直ればいいのですが、直らないと心折れますよね。なので、今回のように重大な故障、不具合は何とかしたいもの。いつもその不安要素を残しながら、また、ストレスを感じながら乗っているとバイクを手放すきっかけにもなりかねません。せっかく超楽しいNinja250SLなのに、そんなのはさみしいし、Ninja250SLをたくさんの方に乗ってもらってもらえたらうれしいと思います。

予期せぬエンジンストールの原因は、この記事にある内容ではない可能性もあります。でも、いずれにしても一つ一つつぶしていかなければいけないため、その参考にはなると思っています。

万が一この記事の最後に書かれている原因は私のバイクでは原因となったことかもしれませんが、あなたの車両では、私が行った手順の途中の項目で改善することも十分考えられます。なので、あなたの車両の問題が私の言う原因ではなかったとしても、バイク初心者の方や、あまり詳しくない方がNinja250SLを購入して、エンスト症状が出た時の道しるべにはなると自負しております。

私もそうでしたが、自分で一から調査すると本当に時間と労力、お金、そしてストレスがかかります。私もかなり苦労しましたので、今回この記事は有料にさせていただきますが、時間と不要なお金をたくさんかけるくらいなら、皆様がこの記事を読むことで諸々の無駄がなくなるのではと思ってます。また、私もかなりの時間とお金とかけましたのでそういう意味で有料にさせていただきました。私が情報を求めていたあの時、希望と挫折を繰り返し作業していたあの時、こんな記事があったらこのくらいの金額でも余裕で支払うよ!という無理のない金額設定にさせていただいております。

今回はNINJA250SLの場合ですが、Z250SLもエンスト発生する報告を受けています。もしかしたら応用できる部分もあるかもしれませんので、Z250SL乗りの皆様もご参考にどうぞ。

エンストがなければ本当に楽しいSL。この記事であなたの素敵なSLライフのお手伝いが出来たら最高です。

はじめに、改善後のエンスト発生記録をご紹介(現在進行形で記載予定)

R4.2.4 6500km エンスト対応作業完了
※尚、作業前は毎回の走行時にエンストが発生しています。
R4.3.4 6800km エンスト発生なし 
R4.3.31  7300km エンスト発生なし 
R4.5.15  7500km エンスト発生なし
R4.10.1  8500km エンスト発生なし
R4.11.17 9400km エンスト発生なし
R5.4.25 9980km エンスト発生なし

(R5.4.25現在)今現在は、吸排気やCPUフルノーマルの状態でのエンストは確認されていません。もう、結構な距離を走ったので完治したかもしれませんが、引き続き状況をレポートしますね。しかし、もしかしたらですが、R4.10に社外品のマフラーを取り付け、KITAKOのi-Mapもつけたので設定によってはエンストに影響するかもしれません。その状況も購入者特典として巻末にレポートしていきます。

まずは自分の出来るところから整備開始!

このNinja250SLはバイク屋から購入したわけではなく、個人売買で購入したものです。理由はいかに安くバイクを楽しめるかがコンセプトだったので。なので、故障が出てもなるべく自分で直すことを前提で購入しました。なので、このエンストも何とか自分の力で直そうと決意して作業を始めたのです。

それでは、自分で整備した順番に説明していきます。私の苦労と、挫折と成功の物語です。

ここから先は

9,014字 / 21画像

¥ 1,980

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?