見出し画像

【ネタバレ有】アニメ・虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会2期第6話「”大好き”の選択を」感想

 前話までの感想はこちら


 気分良〜〜〜〜!!!!!!!!!!! 嬉し〜〜〜!!!!!


 2022年5月6日、22時。ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のアニメ2期第6話が放送されました。

 観終わった後にひたすら「嬉しい」という感情で頭も心もいっぱいになりました。ありとあらゆる意味でハッピーで、よくばりな選択がとてもこの物語らしい。
 1期3話のいわゆるお当番回や以降の話では主に「優木せつ菜」が救い、救われ、また救いといった物語が描かれてきていましたが、ここにきてここまで素晴らしい形で「中川菜々」が幸せになってくれるとは思いませんでした。
 放送からほぼ1週間経っているのですが、いまだに嬉しさが視聴直後に近い熱量で心の中を躍っています。めちゃめちゃゴキゲンで過ごせました

 新曲も彼女たちらしさ全開、「自由でごちゃ混ぜ」「3人全員の個性を全部取り」という、目まぐるしい曲調変化とサビの王道感がなんかめちゃめちゃ良!!!!! あとあの衣装でハイタッチしたらぽふぽふってなりそうでかわいい。

 菜々会長のVTRから新曲までの流れはもちろん、Bパートからはきっちりとエモーショナルな展開と疾走感に溢れていたのに、AパートはきちんとA・ZU・NAのごまかしトンチキ劇場で笑わせられるのだからすごい。
 いろんな角度での面白さが詰まりまくった23分、今週もとてつもなく濃密でした。

 では以下より、限界乱文をしたためます。
 なおこれは「感想」であって、考察や解説とは全く異なります

中川菜々

 「”大好き”の選択を」の「選択」が択一じゃなくて「思い切って全部チョイス」なの、この欲張りさが虹ヶ咲らしくて超超超最高だし、その選択を彼女が取ることができたこと、そうできる環境が整っていたこと、超絶嬉しくて世界の美しさに感謝が尽きません。

 個人的な印象なのですが、今話は中川菜々という少女が世界から祝福され、祝福されていることに気づいた物語だと感じています。
 何度だろうと繰り返しますが嬉しすぎ。無限に嬉しいという感情が加速し続けます。これはこのアニメの登場人物全員にすべからく当てはまることですが、みんなが幸せであればあるほどいいので……。

せつ菜「生徒会長とスクールアイドルって、全然違うものですから」
   「どちらも大好きでやりたい私としては、このままの方が良いと思うんです」

 開幕ここでもう嬉しすぎました。SO HAPPY!!!!!
 1期3話段階だと「期待に応えるのは嫌いじゃない」という形で言及されていた生徒会長という職について、彼女自身が「大好き」でやっていることだと明言してくれたからです。
 生徒会に所属したことがないので正確なことはわかりませんが、高校1年秋〜2年秋という青春の只中において、少なくはない時間を費やすことになる役職なはずです。
 生徒数がヤケクソみたいに多い上に同好会の数だけでも100を超えているめちゃくちゃな学校ならばなおさら。
 だからこそ彼女が生徒会長という役職をポジティブにこなしているのがとても嬉しかったです。

 実際生徒会長として優秀、正しく職務を果たせているのであろうことは、苦しくもSIF・文化祭の同時開催ができないという問題に直面したときの彼女の判断からよく見てとれます。

副会長「文化祭とフェスティバル、どちらを優先すべきか、生徒の間でも意見が割れているようです」
菜々「……それは、考えるまでもないことです。合同開催は白紙。例年通りの文化祭に戻す形で、検討を始めましょう」

 ひとつの学園丸々と、ひとつの同好会。募集という形で他校のスクールアイドルを巻き込んでいるとはいえ、ここで判断しているのは「虹ヶ咲学園生徒会長の中川菜々」。
 であれば、虹ヶ咲の生徒全体を優先するのは当然で、栞子ちゃんも同意してくれたように理にかなった正しい判断です。
 全員の顔と名前と学科を記憶している彼女からすれば、無理に同時開催をした場合、文化祭で発表できなくなってしまう生徒ひとりひとりの顔が浮かんでいたとしてもおかしくはありません。

 だからこそ判断できるし、できてしまう。理性と感情をちゃんと切り離して行動できるけれど、その裏で抱えている激烈に熱い感情を自分自身で殺してしまう。

菜々「なんで、笑ってるんです?」
歩夢「だって、自分ひとりだけが悪いみたいな言い方してるから」
しずく「誰もせつ菜さんのせいだなんて思ってませんよ」
菜々「ですが、誰かが責任を取らなければ……

 この抱え込みがちなところ、せつ菜と菜々に共通する人間としての根っこと性格なんだろうなぁと感じました。
 なまじ大抵のことができるために、責任が発生した瞬間すべて背負おうとしてしまう。

 最初にキャパオーバーの話が出たときも、「検討を始めましょう」と自分で答えを出してしまっていました。
 方針を決め、抱え込んでしまうという構造は、1期2話でかすみから語られた「ラブライブ出場という目標を決めたあたりからピリピリしはじめた」というせつ菜としての過去にも重なります。

 重圧と失意に潰されそうになり、ひとりで焦り、そして助けてくれる他者の存在に触れたとき思わず涙ぐんでしまうの、あぁ本当に高校生だ……と胸がキュッとなってしまいました。ずっと優等生でいつづけたせいで人への便り方がめちゃめちゃ下手になってしまっている子、現実にも結構な数いますもんね……。
 こういうところに滲む「生きている感」があることで、そんな彼女を支える存在がたくさんいることを示す「もう一度考えよう、みんなで!」のところで心の底から良かった……! と思えます。

菜々母「菜々ー、文化祭明日からだっけ?」
菜々「明日は前夜祭だよ。……お母さん」
菜々母「ん? どうしたの? 菜々?」
菜々「……大事な話があるんだけど」

 そしてこれ!!!!! 最初から最後まで余すことなく嬉しすぎ。嬉しいポイントをどこまでも詰め込まれている。リビングのドアから光が差している描写、絶景すぎ。

 たくさんの味方を得た菜々が、自分ひとりで真っ直ぐに母へ向き合う。
 隠すつもりならそのまま明かさなくても良かったはずです。でも自ら伝えにいった。SIF・文化祭への準備を通じ、それだけの勇気を持てたということが嬉しいです。
 この世界の中川家の感じだと、家からスクールアイドル活動に対して何か言われているとかではなく、菜々が根っからの良い子であるが故に、期待をかけてくれている親に対して、勉学以外に熱中しているもののことを言い出しづらくなっていたのかもしれないなと思いました。

 ライブ後のあの数秒で親御さんへの告白が上手くいき、活動を認めてくれたというところまで描写するアニメ、情報の詰め方が見事すぎる
 ここでも嬉しすぎて胸がいっぱいになりました。
 ラノベとかゲームについてはちょっとわかりませんが、少なくともスクールアイドルについてはもう隠さなくていい。
 
じんわりと感慨がきます。とにもかくにもただ嬉しい。


菜々「虹ヶ咲学園生徒会長、中川菜々です」
  「私自身も、今回の出来事から、自分を支えてくれる人たちとの繋がりを再認識することができました」
  「みなさんの”大好き”な気持ち、その全部が、私を助けてくれて
  「それを感じて、感謝するたび、もう今の私は”大好き”を隠す必要がないんだって、気づくことができました」
  「だからここで、生徒会長の私と一緒に」

せつ菜「スクールアイドルの私も、紹介しようと思います!」
   「スクールアイドル同好会の、優木せつ菜です!」

 曲前の菜々の喋りパート、一言ひとこと全部が素晴らしい。
 支え、勇気、そして”大好き”。今話で彼女が受け取ったものが全て詰まっています。
 たくさんの人が持つ”大好き”全てが自分を助けてくれた。だから「”大好き”の選択」では全てを選び取る。
 持ち続けた信念と獲得したものが一致するの、表現が難しいのですが、滲み入るような感動があります。

 あと正体ごまかしパートのくだり、ほっぺが超もちっとして無音で汗がダラダラってなるところ可愛すぎでした。
 焦ってる姿までめちゃくちゃ可愛いのなに? 魅力の欲張りセットすぎでは? こういうのはどれだけあってもいいのでたいへん助かります。


支える人たち

 Bパート、ひとりで抱え込み失意に沈む菜々の描写のあと。

彼方「生徒会は、会長しかいないのかなぁ?

 ここの彼方さんの言葉が好きすぎます。お姉ちゃんであるが故の気づきを促すような優しい言い方も全て好き。

 支えたいという感情が先行しているなら、単純に「私たちがいる」と言ってもよかったはずです。
 でも、最初に出したのは「生徒会」の存在でした。
 優木せつ菜に同好会のメンバーがいたように、生徒会長として思い悩む中川菜々にも支えてくれる生徒会の仲間がいる。これをまず示してあげるところに彼方の聡さと優しさを感じました。
 1期7話にて、自身も最も身近な場で支えてくれる「家族」の存在に気づかされたという経緯があるので、同好会外の助けについて真っ先に言及するのが彼方さんというのがなんとも感慨深いです。
 というかここのくだりの同好会ひとりいとりの言動、みんなが過去に見たり越えたりした出来事が下地になっていてめちゃめちゃに愛を感じて最高です。それぞれに説得力と重みがすごい。

歩夢「やりきりたいんだよね?」
  「始まったのなら、貫くのみ! でしょ?」

 歩夢が1期12話でせつ菜から受け取った言葉を贈ったことがとりわけ顕著ですが、今話の菜々への救いの大元は菜々・せつ菜がずっと誠実に積み上げてきた人との向き合い方によるものであるの、つくづく嬉しい。
 旧同好会では空回りしてしまうこともありましたが、せつ菜はスクールアイドルや同好会メンバーに対して最初からずっと真剣で真摯に向き合っていたし、生徒会長としても学園を愛し、誠実に職務にあたっていました。子どもとしても、親からの期待に応えようと頑張り続けていた。
 だから菜々もせつ菜も周りに大切にされ、力を貸してくれる。

 構造を紐とけばとてもシンプルで、優しくて誠実な人間が報われるという物語。これが良いものであるというのは古典や民話・童話レベルで保証されています。気分良!!
 これが1期1話、「CHASE!」のステージから連綿と紡がれてきた人間対人間の想いのバトンなの、このアニメを観てきて本当に良かったと心から思わされます。

 しかもこのあと範囲を他校まで拡張して前代未聞の大きな催しの提案まで始めるの、生徒会長という存在としても完全に最強になってしまってテンションが上がります。
 勢いづきまくった優秀な人間が爆走する様、健康に良い。

 そして菜々からせつ菜への変身のところ、見ていた愛さんたちが「来たぞ〜!」みたいな感でいっせいににこ〜ってするところ超かわいいしグッと来ました。最強がこれから最強なことをするんだからそりゃもうワクワクしますよね。
 こういうところでも、ソロだけどひとりじゃない虹ヶ咲を強く強く感じられます。


優木せつ菜

 菜々からせつ菜にチェンジしたところ、名乗る直前の正面顔になったところ全瞬間の顔が良すぎてアホみたいにスクショを連打してしまいました。あの数分でいったい何人の生徒を狂わせた……?

 いろんなことは菜々の項で書いたのですが、なんだか彼女も今話で更に最強になってしまった感があります。
 あんな爆イケチェンジをした上にパンダと遊園地が衝撃合体したかわいい衣装でステージに立つの、かわいいもかっこいいも欲張りすぎ。

 それに、中川菜々だけを知っていた生徒は「会長ってせつ菜ちゃんだったの!?!?」となって副会長みたいなリアクションになってしまうし、優木せつ菜だけを知っていたファンは「せつ菜ちゃんって生徒会長もやってたの!?!?」となって副会長みたいなリアクションになってしまいそうです。
 前者も相当ですが後者もかなりものです。明るい笑顔と元気いっぱいなパフォーマンスが評判のスクールアイドルがこんなインテリジェンス溢れる姿を見せるの、そっちのギャップでもどうにかなってしまう。

 虹ヶ咲の生徒、これから菜々とせつ菜のどっちを見てもドギマギしてしまうんじゃないでしょうか。
 彼女は生徒全員の所属学科と学年とフルネームを覚えているので、挨拶でもしようものなら確実に認知されている状態で話しかけられるという大変に大変な状況が待ち受けています。ヤバすぎ。歩くファンサが完成してしまった。

 5校連続・文化祭同時開催という前代未聞のでっけぇ催しをしつつ、全校生徒確実認知ファンサスクールアイドルでもあることまで明かした中川菜々および優木せつ菜、完全に伝説になってしまったな……。


三船栞子

栞子「なるほど。生徒会長は、優木せつ菜さんだったんですね」

 ドアが半開き+声が大きくて気になったところはあるのでしょうが、育ちのよいお嬢様である彼女がノックなしでいきなりガララっとドアを開けるところが妙に面白い。
 その後の例のくだり、

せつ菜「ななな、なんのことでしょう!? そう、私は、ええっと……菜々です! 中川菜々!」
歩夢「そっ、そうだよ! 眼鏡してるしどこから見ても菜々さんだって!」
しずく「せつ菜ならここにいますよぉ〜? せつ菜スカーレットストーム!! ふぅ〜、今日もまた、世界を救ってしまいましたァ〜!」

 これを目の前で見せつけられてもノーリアクションなの、笑いのレベルが仙人としか思えません。
 歩夢が菜々のメガネを本体扱いしている上にしずくの似せる気を感じないアドリブ弱すぎモノマネで畳み掛けるの、他人を笑わせる企画でやる流れのやつです。何回見てもしずくがめちゃくちゃすぎる。
 逆に一体なにをやったら彼女は爆笑するんだろうか。もう物理でくすぐる以外に道はないんでしょうか。
 こけし同好会に記入漏れの書類を届け、部室で猛烈な数のこけしに囲まれてもノーリアクションを保っていそう。あとこの学園は相変わらず同好会が細分化されすぎ

栞子「安心してください。誰にも言うつもりはないですよ?」
  「私は会長が、学園のためにたくさん貢献されてきたことも、せつ菜さんがアイドルとして、人気を獲得していることも知っています」
  「どちらにも適性があって、みなさんを幸せにできている
  「その邪魔をする理由など、ありません」

 ここはかなりわかりやすく彼女の価値観が語られているように思いました。
 行動が適性に合っているか、結果を出しているか。ひいてはそれが人の幸福につながっているかどうか
 栞子が言っていたように、菜々もせつ菜も結果を出し、そして両方とも本人が大好きなこととして続けています。
 だからこそ理解を示し、秘密を守ってくれたのでしょう。
 ただやっぱりこの喋り方だったり内容だったり、いろんな事柄への意義付や定義づけを必要としすぎている感は否めません。そしてそれは自分自身の人生へと一番強く向けられているような。
 端的にいうと、あまりにも真面目すぎな部分が見えているように思えます。

 そしてCパート。

栞子「……すごいですね。自分のやりたいことを、全て叶えるなんて」
薫子「栞子はやらないの?」
  「やりたいって言ったじゃない、スクールアイドル
  「このお祭りに協力してるってことは、そういうことでしょ?」

 薫子との会話で明確に彼女が「スクールアイドルをやりたい」という感情を持っていることが示されました。
 ただそれを現段階では表に出す気がなさそうなこと、たびたび彼女が口にし、自縄自縛になっていそうな「人は適性に合った場で生きるべき」という旨の言葉。同好会のユニットライブを現地やオンラインで全て見ていた様子に、今話のせつ菜を見て揺れていた視線
 そして次タイトルの「夢の記憶」。

 なんか……なにがどうなってどういう経緯を辿るのかはさっぱりわかりませんが、彼女周りの話でもまた感情がめちゃくちゃにされそうです。そして月曜から金曜までの記憶が希薄になるんですね……。


ほか、ここすきポイントなど雑記

副会長

 今話で印象に残ったシーンは? と聞かれたとき、結構な人数が彼女の「曲前の雄叫び」「曲後の号泣」「弾けすぎの次回予告」のいずれかは挙げてくるんじゃないかと思います。
 なんかもう、せつ菜の正体を彼女が知った瞬間、リアクションのデカさに笑うとともに「良かったね〜〜!!!!!」という気持ちでいっぱいになりました。君の推し……尊敬してる人のもうひとつの姿だよ!!!!
 髪を解いたあたりで「まさか……」と思っていそうな表情をしていて、見返すたびにこちら側も「来るよ……副会長……来るよ……!!」となってしまいます。反応が満点すぎるので。

 あとあのVTRの内容で菜々が喋っていた内容自体、支えられていることへの感謝と前向きになれた自分の心についての話というめちゃめちゃいい話だったので、その上であんなかっこいい変身を見せられ間髪入れず最高楽曲を浴びればああもなってしまうよね……と深く納得しました。

 次回予告の彼女、人生エンジョイ度がノンストップ高すぎて見ていて楽しいです。いっぱい喋ってくれていたらうれしい。

 あと途中の栞子ちゃんにこけし同好会の申請書類を預けるところ、珍しくタメ口でなんかすごいいいな……となりました。3年の双子ちゃんは年下にも敬語ですし。
 爪痕残しすぎなのでそろそろ本名明かされても良くないですか? これは演劇部の部長にも言えることなんですがどうにかなりません?


ランジュ

ランジュ「ちょっと! フェスティバルができなくなるってどういうこと!? 学園中で噂になってるわよ!」

 劇中ではただならぬ事態なのですが、ここの乗り込んでくるところが可愛すぎでした。ランジュの新しい表情を見るたびに自分の中の幸せになってほしいメーターがぐんぐん上がっていきます。早くめちゃめちゃに肉を焼いて食べまくる姿を見せて安心させてほしいよ……。

 その後、合同会議パートで菜々が連続合同開催というどでかい案を出したとき、盛り上がるみんなの中でひとり考えを巡らせている表情が印象的でした。
 ここですでに会議で出ていたのであろう各校の会場規模、行われる予定のステージ数などを勘案して、足りなさそうなこととその分の手配について考えていたのかもしれません。
 実際追加で来てくれた濃すぎる紫苑女学院の黒羽姉妹は「ショウ・ランジュから話は聞いた!」と言っていたわけで、ランジュが裏で動いて彼女たちに協力を仰ぐか、そう動いてくれるように誘導したことは明らか。

 ここで気になったのは、ランジュがいつ姉妹の連絡先を手に入れたのかというところです。
 確かに彼女たちは2話のゲリラライブ会場に観客としてやってきていたのですが、ファン・あるいは類似する立場として観に来ていた彼女たちに対し、どこでコンタクトをとったのでしょうか。
 日本のスクールアイドルを調べている中で黒羽姉妹をすでに知っており、ゲリラライブの段階でアイドルだと認識していたのか、ファンサの最中にスクールアイドルだと知ったのか。
 基本的にひとりで自由に行動している姿が印象的な彼女が、そういった外部へのコンタクトを持っていることがなんだか興味深いです。

 また、ランジュはどう考えても同好会のスクールアイドルたちのことが好きなわけですが、そんな彼女が追加会場の手配という形で同好会へのサポートを行ったの、1話で彼女が話していた「ファンは与えなくて良い」価値基準的にどうなのでしょう。
 実際これがなければランジュは自分自身のステージができるかも保障されなかったわけなので、同好会のサポートというか自分のためだったという考え方もできそうです。だとしたら矛盾はないでしょう。
 なんかランジュ……ずっと致命的ではないレベルでのうっすらした矛盾を内包しているように見えてつい目で追いまくってしまうな……。

 ところで黒羽姉妹、内部の人間じゃないのに入室時に全然ノックしない段階で面白いし喋れば喋るほどに面白が加速していくのズルい。
 というか今話、誰ひとりとして扉ノックせずにシームレスに乗り込んできてるのがじわじわきます。全員顔パスみたいな感じで部室入ってきてる……。


序盤のエマさん

エマ「せつ菜ちゃん、宇宙人だったの〜?」

 超好き。ここすきすぎ。声色も表情も超好きです。
 エマさんの包容力とも剛毅ともまた違ったイタズラっぽさ・お茶目さがここにギュギュッと詰まっていて最高です。
 ほんわりパワフルお姉さんの新しい一面、いくらあっても助かり続けることができます。 



 以上、6話を観たオタクの感想です。

 冒頭でも言いましたが本当に多幸感がすごい。中川菜々と優木せつ菜に無限に幸せになってほしいオタクなので、終盤からは心中で雄叫びをあげっぱなしでした。なにからなにまでハッピーすぎて。
 この感想を書いている間も、セリフをちゃんと思い返すために再生を繰り返すときも、なんだかずっと嬉しい気持ちでいます。中川菜々が幸福になることへの感動と感慨が本当にデカすぎる。

 次週、現段階のところあまり心の内側が見えず、どうやら姉の薫子さんによると「スクールアイドルをやりたい」という願いを抑えているような彼女が深掘りされていくのであろうと思います。
 1期13話の賑やかさのような、SIFのみんなの様子が描かれていたらさらに要素が盛り盛りで楽しくなりそうです。
(そしてSIF準備の描写で果林さんを見ながら完全に乙女の顔をしている綾小路姫乃ちゃんと、彼女を小悪魔めいて眺めているかすみんのカットがあってQOLが爆上がりしました。書き忘れたのでここに書きます。)

 あとは1話で言っていたランジュの「正しさ」の証明、もしかすると今話で存在が示唆されている「音楽科の発表会」も描写されるかもしれません。侑がランジュに対して自分自身の夢への向き合い方を見せられる機会でもありそうなので。

 折り返しでやってくるでっけぇ催し、このアニメだと一体何が起こるかさっぱりわかりません!!! 楽しみすぎ!!!
 
それにしれっとミアちゃんと同好会の接点も増やしてくるしでなんなんだこのアニメは……いろんなことを組み込みすぎ……(1週間ぶり19回目)。

 そういえば前回感想で体調が気になった目にクマのある子、普通に映像研究部の新キャラでした。声かわいっ! ちゃんと寝てね!

 最近スクスタ(アプリ版)にて虹ヶ咲メンバーのキズナエピソードが期間限定で最新話以外全開放されているのですが、もしやそれってアニメにキズナで出てくる人間が出てくるのでは? と期待半分で予想したりもしています。川本美里さんの例があるし……。

 7話で即登場ということはないでしょうが、栞子ちゃん=和からの夏川マイさんというキャラがどこかで出てこないかなぁと思いつつ、次話を座して待ちたいと思います。

 2期ももうすぐ折り返しという事実、あまりにも認めたくない。後生だからまだ100分の1であってくれ……


1期の感想はこちら

お借りしたヘッダー画像:https://pixabay.com/images/id-1139954/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?