見出し画像

【ネタバレ有】アニメ・虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会2期第4話「アイ Love Triangle」感想

 前話までの感想はこちら


 2022年4月23日、22時。ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のアニメ2期第4話が放送されました。

 前回予告段階で「愛・果林・愛ちゃんのおねーさん(川本美里さん)でのLove Triangleってこと!?」とキャッキャしてたら割と当たらずとも遠からずというか、でもそれ以上に感情も情報も濁流のように押し寄せてとんでもない回でした。
 太陽は万物を照らすけれど、逃れえぬ現象として同時に影をも落とすものだし、アイ Love Triangleは I love triangleで3人が3人へ向ける暖かく熱い感情のやりとりをも表しているようだしで、しんどくなったり心を熱くさせたりで大変な23分間でした。
 アニガサキのやっている期間の土曜日、そこそこいい運動をしたときくらい体力を使っている感じがします。

 それにまさか川本美里さんがちょっと話に彩りを加えるどころかバッチバチにキーパーソンになるとは思いませんでした。1期7話の近江遥ちゃんの例はありましたが、彼女はスクールアイドルだったので……。

 そして新曲も超〜〜〜〜良!!! でした。前回のQU4RTZとは打って変わり、オレンジとロイヤルブルーが明確に分かたれたまま決して混ざることなく隣り合い続けていたのが最高すぎ。放送がある度ライブで聴きたい曲が無限に増えていく。

 では以下より、限界乱文をしたためます。
 なおこれは「感想」であって、考察や解説とは全く異なります

川本美里

美里「ごめんね、愛ちゃん。あんなこと言って」
  「自分がなくしたものを、愛ちゃんが、みんな持っているように思えて」
  「自分がみじめで……

 辛……………………………………。
 上記はBパートのライブ直前の美里さんのモノローグなのですが、何度聞いても感情が「辛」一色になってしまいます。
 前回予告時までいかに自分が軽いノリでいたのかを思い知りました。「愛さんの妹属性が描かれて果林さんも加わりLove Triangleってこと〜〜!?」とか思ってたらこんなに重重の辛のやつがくるとは……。

 お出かけシーンのところですら、美里さんが積極的に遊んでいる描写が全く無くて、愛と果林の仲良し描写の横でジリジリと心が削られていってしまいます。

 あと最初の出会いでの自己紹介ですが、

美里「川本美里です。愛ちゃんとは家が近所で、昔からよく遊んでいたの」

 重箱の隅をつつくようなところなんですが過去形やめてーーーー!!! となってしまいます。
 いや普通です。自己紹介としてごく普通ですし、普通に似たような関係性での自己紹介でも全く同じ言葉で何の違和感もないと思います。
 つまるところ受け取り手というか筆者の感情の問題に過ぎないポイントなのですが、1週目で美里さんの感情を知った後に再度見ると無限に深読みしたくなってしまいます。
 実際入院してたときはお出かけできてなかっただろうし、言葉のあやみたいなものかもしれないですけど今お出かけしてるんだから現在形でよくない!?!? つら……と感情のジェットコースターです。このアニメ、一瞬も気が抜けないがためにこんな一文字でですら感情が狂う


美里「やりたいことを見つけて、どんどん先へ進んでいく愛ちゃんを近くで見ているうちに、ふと、気づいたんだ」
美里「私にはもう何もない。どこにも行けない。『楽しい』って気持ちも、分かんなくなっちゃった

 長期入院で友達がどんどん減っていってしまった、というところで病室の回想シーンが出てくるんですが、そもそもしょっぱなから病室に来てる友達が誰ひとり美里さんのほうを向かずに身内で喋ってるの、「辛」がどんどん乗算されていきます。
 そりゃあ病院にずっといる子よりも同じ場所に通ってる子の方が話すことが多くて当たり前なんですよね。集団でのお見舞いあるある。

 ネット上でのコミュニティなども増えているとはいえ、中高生の世界はそれでもやっぱり広いとは言いにくいと思います。
 「学校」というスペースに居られなくなった子は、その瞬間から社会の大部分と切り離されてしまう。同じ時間と空間を共有している友人たちのように、同じ話題で盛り上がることも普通よりは難しい。
 美里さんのようにそれが入院という事情ともなると、代替となるコミュニティを見つけることもより難しいと思います。だからこそ、孤独や辛い治療の苦しみの中で、彼女にとって愛だけが支えだった。

 そんな時間を、小さな愛さんが高校生になり、同好会になるまでの間ずっとベッドの上で過ごしていました。
 いざ健康になって、今まで切り離されてきた社会と改めてつながったとき、自分が取りこぼしてきたものと無力さに気づくことになった。
 その状況下で、自分を励まし続けてくれ、慕ってくれ、自分にないものを全て持っているように見える大事な存在が、やりたいことへと向かって羽ばたいていこうとしている。

 美里さんも愛さんを大事に思っているからこそ、劣等感と嫉妬、それらを勝手に抱いてしまう罪悪感ループする無間地獄
 彼女の正確な年齢は分かりませんが、若くて大学生、場合によっては大卒の社会人の年齢くらいでしょうか。
 だとすれば焦燥も加わりどうしようもなく打ちひしがれるような感情を抱いていてもおかしくありません。キツ………。

 今回の話では、美里さんが自身の弱さというか、弱くなってしまった自分を克服(これもぴったりな表現ではない気がする)する姿が描かれました。
 ただ、美里さん自身の中には元から「なくしたもの」を取り戻していけるだけの強さは存在していたのではないかなと考えています。今回の愛さんたちのライブによって、強さは与えられたのではなくて思い出させてもらえたのではないかと感じました。
 根っこにある、愛さんを太陽にした明るさは損なわれ切っていなかったのだと思います。

 それは例えば、愛さんから紹介されたばかりの果林さんをすぐに名前で呼ぼうとする距離の詰め方の早さであったり。
 ライブで心を動かされ、屋外のオンラインライブの鑑賞からいてもたってもいられず、満杯の観客席の最前ドセンまでやってくる行動力の高さと速さであったり。
 受け取った元気を、諦めかけた夢へまた進み出す力へ変える想いの強さであったり。

 もちろん、それだけのエネルギーを与えられるほどの素晴らしいステージであったのだろうことも確かです。
 ただそれだけではなくて、彼女自身の持つ強さと、与えられたエネルギーが噛み合ったからこその結果なのかなと思います。

 新たに踏み出す勇気を取り戻せた彼女が、また劇中に登場してくれないかなと心から願っています。
 アニガサキ世界の本調子の川本美里、見てみたすぎる。

宮下愛

 愛ちゃんと果林さんの話だからバチバチしつつも明るい空気で進むのかな〜と思ったら、繊細かつシビアなお話が展開されてヒュッ……となりました。
 アバン直前の「まだ全然ノーアイデアだけどね!」という発言に心の中で「愛だけに!?」とか反応してた1週目の自分の能天気さに驚いてしまう。

 しかもそれが愛の欠点だとかミスだとかではなく、最初から一貫して描かれ続けてきた「明るく笑顔で聡明、大抵のことはできる文武両道な部室棟のヒーローだからこそというのが……すごいことだ……となります。
 眩しく輝く光源があれば必ず生まれる影に焦点を当てることで、愛の直面する問題というか課題というか、目を逸らし続けることはできないものを見せた、という感じがします。

 元々、部室棟のヒーローであるという段階で、正式にその部活に時間を捧げているにもかかわらず、愛に勝てない人たちの存在は確実にあるもの。
 愛はそういう人たちに対して「ひとつのことに打ち込める人たちってすごい、カッコいい」と尊敬の感情を持ち続けているのですが、実際に見上げる側になってしまう人間からしたら、それはそれとしてプライドが損なわれることは避けられないと思います。打ち込んでいればいるほど。

 そもそも順位がついたり勝負をした段階で誰かの傷は大なり小なり避けられなくて、勝者であり続けること、優秀であり続けることで誰かを傷つけることになってしまう。世界のバグ〜〜〜!!!
 今回はこの「どうしようもなさ」にシビアに光を当てた話でした。誰も悪くないからこそ、これもまたどうしようもなく辛かったですね…………。


 退院した大切な人に対するアクションとして、愛の起こした/起こそうとした行動は通常であれば相変わらずの正解ばかりでした。

愛「アタシ、おねーちゃんと話してみる!」
果林「愛! 話してどうするの?」
愛「どうって……悩みを聞いたり励ましたり、気晴らしに遊んだり……
果林「それを美里さんは、望んでいるのかしら?」

 ですが今回はそうはいかない。
 正解であればあるほど、何かをしようとすればするほど、できてしまうほど、美里さんの「愛ちゃんと違って私はなにもできないしどこにも行けない」という無力感と劣等感を刺激してしまう。
 大事な存在にとって他の何でもなく自分自身が劇薬になりうる状況です。考えるほどキツすぎ。
 この直後に彼女は「愛さん行ってくるね!」と美里さんに会いに行くのですが、なんと言えばいいのか、ここの一人称が「愛さん」になってる段階であの状況の美里さんとの対話がうまくいかなそう感がすごかったです。
 実際うまくいかないどころかしんどすぎな結果になってしまった訳ですが……。

愛「アタシ、おねーちゃんのためならなんでもしたいよ! お願い教えて! アタシにできること!」
美里「……思いつかないわ」
愛「おねーちゃん……?」
美里「ごめんなさい。思いつかないの。愛ちゃんにしてほしいこと、何も……
美里「だって、私……」

 恐らく何かをしてほしいと言えば大抵のことはできてしまえるであろう愛に対して、この回答は本当につらい。

 1期4話で「自分が楽しむと周りも楽しんでくれる。それでみんな楽しくなれるなんて最高じゃん!」という自分なりのスクールアイドル像を掴んだ彼女。そういった彼女の思考の仕方を知っていると、この

愛「アタシ、昨日すごく楽しかった! おねーちゃんが元気になって、また一緒に遊べて!」
 「おねーちゃんは、楽しかった……?」
美里「…………」
美里「愛ちゃんのことは、これからも応援してるから」

 の辛さが倍増します。
 自分はとても楽しかったお出かけの日。一緒にいた美里さんへの「楽しかった?」に対する無言。彼女のスクールアイドルとしての根本的な思想の部分が、大切な人によって否定されてしまった。
 つらすぎ。そりゃあパンダだって下向いちゃうよ……さっきから辛いしか言ってないんですけど実際辛かったのでそうというしか……ないですね……。


 ですが、最後は果林との応酬の末「もっとスクールアイドルをやっていたい」という自分の率直な願いを自分で口に出すことで吹っ切れ、あとはライブまで真っ直ぐ爆進する姿は最高に「宮下愛」でした。

愛「みんなー! 楽しむ準備はできてるーっ? できてない人、いるんじゃないの〜っ?」
 「でも大丈夫! 愛さんの中には、小さい頃からもらってきた、たくさんの『楽しい』があるから! それを今からみんなにあげる!」
 「明日から一歩でも、進んでみようって思えるような、最っ高のライブをするから!」
 「だからここにいるみんな! 配信を観ているみんなーっ! 笑顔になる覚悟は決まった?

 宮下愛というひと、頭もいいしとても聡くて、しかも全部がストレート。この口上は聞いていてとても清々しいです。誰よりも届けたい相手に、「あなたは自分にこれだけのものを与えてくれた」と伝えるものでもあります。
 愛がライブで与える「楽しい」は、かつて美里や、彼女を通じて得た出会いや出来事が与えてくれた「楽しい」を種とするものだから。

 彼女が一番声を届けたいのは、楽しいという感情がわからなくなって、無理をして笑っている人。だからこそ「笑顔になる覚悟」という言葉の選び方 にもグッときます。
 上記口上の「配信を観ているみんな」のところで一段と声が強くなったのもよかったです。得てしてこういうときって後段の方に力が入るものではありますが、そうだとしても。

 影を生み出し得ることを知りながらもなおも全てを照らそうとする姿は、まさに問答無用の太陽でした。


 しかしながら、あの太陽を人の形にしたみたいな愛さんに一瞬とはいえ「傷つけてしまったアタシにスクールアイドルなんてできない」と言わせる美里さんの存在、改めてすごいデカさなんだなとしみじみ思います。

 なんかそのあたりの幼少エピソードを入念に描いた冊子……でないかな……具体的にはRainbow Days第2弾を全員分出版してくれないかなということなのですが……。


 あと序盤、見返すたびに美里さんの心情を考えてつらみを増してしまうボウリングのシーンなのですが、愛さんのスコアが180越えでヤバくて笑ってしまいました。高校生が遊びで行ってマイボールも無しに出す数字
 一般的な女性の平均スコアが70〜100あたりだそうで、調べた途端に改めてヤバさを思い知ってしまった。美里さんはザ・平均というスコアで、果林さんもかなり上手という感じのようですね。

 昔は自分が遊びに連れ出していたはずの妹分が、退院明けとはいえ自分の倍以上のスコアを平気で叩き出している光景、遊びのワンシーンだけども自己肯定感が下がっているときに見たらけっこう来るやつかもしれません。

朝香果林

エマ「果林ちゃんはやってみたくない? ユニット」
果林「私は誰かと気持ちを合わせるより、競い合う方が合ってるわ

 そうこの人はこういう人〜〜! 好き!!! となります。
 同好会内でのお姉さん枠であるところや案外弱点が多い可愛らしさなど、さまざまな魅力がある人ですが、個人的に彼女の一番好きなところはここです。
 向上心と闘争心の強さ

 昔ちょっとだけ調べた程度の知識ですが、読者モデルも人気商売、雑誌の企画への参加、SNS運用やファン対応、動画サイトへのアピール動画の投稿、場合によってはアンケートの順位によってランクづけまでされることがあるようです。順位によって掲載の有無が変わることすらあるのだとか。

 そういう世界で戦い続けてきた人だからこそ、1期9話や今期のように厳しい意見でも伝えてくれる誠実さが際立ちます。
(ところでアニメではモデルのみの時代の深掘りはそこまでされていない印象ですが、今後どうなるかもちょっと気になるところです。できればやってほしいので13クール放送して)

 落ち込む愛さんに対して、慰めの言葉をかけるでもなく敢えて煽るような言動をとったところ、愛に対する理解度が見えて最高でした。
 その前にも「ショックなのはわかるけれど、ライブも近いんだししっかりしなきゃ」「あなたのファンが待ってるわよ」とまず声をかけているところ、プロ意識〜〜!! となります。筆者は果林さんのプロもいる現場で働いている経験からくるこういう発言がとてつもなく好きです。聞くたび嬉しくなってしまう。

 あと1期3話の名探偵果林のときもそうだったのですが、大事な人間のためという目的があると、成功するか失敗するか分からない強気な手段をためらいなくとれるのも果林さんの強さだな〜と感じています。

 ただこういった部分だけでなく、他者に対する配慮や気づきも増えたという点でも成長した姿を見ることができました。
 美里さんの様子がおかしいことに気づき、愛より先に本人に話をしたところ。そのシーンで美里に話した言葉の誠実さ。

 なにより終盤、ライブを終えた後、本屋で会った美里さんに対してかけた

果林「遅いなんてことないですよ。どんなことだって

 という言葉は、入部もライブの出演も最後で、そこに至るまでたくさんの人に支えられてきた彼女だからこそ、実感と説得力をもって伝えられたのかなと思います。

 これだけ立ち回りのうまさとか聡さをたくさん見せているのにしれっと愛さんとのメッセージ画面で「眠い 今起きた あと5分」とか送ってるのがわかるの、欲張りすぎでは?
 
かっこよさとのバランスが絶妙です。これが抜け感ってやつか………。


DiverDiva

愛「愛さんと一緒にステージに立ってほしい!」
果林「私はそういうの興味ないって言ったでしょ?」
愛「ううん、気持ちを合わせるとかじゃなくて、仲間っていうかライバルとして、同じステージに立って同じ歌で競い合おうよ!
 「アタシに火をつけてくれたカリンとなら、すっごいライブができる気がするんだ! だから……!」
果林「競い合う……そんな形があるんなら、面白いかもね!」

 上記のやりとり、アバンの前に果林さんが言ってた「競い合う」というワードを出して話を持ちかけるの、愛さんの賢さが出ている。

 前回が重なり合う色だとすれば、今回は並び立つ色。
 冒頭でもちょっと書いたのですが、MVが大変すきです。
 目まぐるしくオレンジとロイヤルブルーが交差し続け、絶対に混ざらずにそれぞれのまま分かたれているのが非常にこのユニットらしい。

 QU4RTZが「同好会における新しい形」としてのユニットとすると、この二人はある意味「同好会らしいままでの新しい形」なのかもしれません。

 あとノリの軽い話をすると、ふたりが並んでライトが当たった瞬間あちこちから黄色い歓声が飛ぶの、このユニットのポジションがよくわかりますね。MCの間中もずっとキャーキャー言われている……!
 モデルとヒーロー、どちらも背は高めで顔立ちも美人系ときたらそれはそうもなるという感じです。このふたりが学園内を歩いてファンに群がられる光景見た過ぎ〜〜〜!!!

ほか、ここすきポイントなど雑記

・ちっちゃい愛ちゃん

 か〜〜〜わいかったですね〜〜!!!
 ただ初出のシーンのところ、美里さんがしんどめの話をしていたところだったので、「小さい愛さんめちゃくちゃかわいっっ」という気持ちと「美里さんの心情しんどすぎ」が混ざって感情がマーブルになってしまいました。

 「人見知りで泣き虫」と愛さんが思い返していたように、なんだか箱入りというか、あんまりお外で元気に駆け回るタイプじゃなさそうというのがワンピースという服装からも分かって描写が細かい。

 そして彼女が小さい頃はそういう性格だったと考えると、1期6話で描かれた璃奈との出会いのとき、愛さんという上級生に声をかけられて内心ビビっていた璃奈にすぐさま「怖くないよ!」と言ってあげられたの、自分の経験からも来ていたのかもしれません。

 宮下愛は最初から強者だったわけではなくて、実体験をもって新しい出会いを怖がる人の気持ちをわかってあげられる人だった。
 今回の美里さんの件もあり、「自分が輝くことで影となってしまう人々の存在」が彼女の聡明な頭にインストールされたことで、どうなってしまうんだ……人格の完全体が生まれてしまうのでは……?

 ところでユニットの相方の幼少期、アニメでは今のところ描かれてはいませんが、言葉を濁すと「こういうところでも対照的なんだな……」と感慨を抱いてしまいました。
 1期の歩夢・侑、2期のかすみ・愛と幼少虹ヶ咲がちょいちょい出てきているので、どうにか上手い具合に全員分の幼少期がコンプリートされないかな………………。


・綾小路姫乃ちゃんと紫藤美咲さん

 1期9話の果林さん回で本格的に出演した二人。
 特に姫乃ちゃんは果林さんのモデルデビュー時からの大ファンなのですが、今回のライブにもバッチリ現地参加していてにっこりしてしまいました。
 あんなかっこいい曲を生で浴びて大丈夫だったかな……カップリング曲でかっこよさを中和しようとしてもあっちはあっちで破壊力がすごいからダメそう……。
 さておき、こういう小ネタや1期で生まれた人間関係が活きているのを観ると非常〜〜に嬉しくなります。
 第2回SIFが始動したあたりでまた動いて喋ってくれないかな〜とも思ってしまいました。かわいい動物の描写とスクフェス転入生のボイスはいくらあっても困らないので……。


・映像研究部から借りてきたカメラ

 なんだかすご〜〜〜く既視感があります。このところ毎週土曜の20時ちょっと過ぎくらいのタイミングで観たことがあるような……?
 そこそこの秒数で描写されていたので、リアルコンテンツからの輸入というだけでなく、今後の話の中でも何らかの意味のある使われ方はしそうな気がします。カメラに映るのが得意そうなメンバーもいることですし。


・オフィーリア

 か〜〜〜わいかったですね〜〜!!!
 ランジュと栞子の会話の後に見るからに破天荒お姉さんが出てきた!! と思った次の瞬間映ったこの子に感情を持っていかれてしまいました
 もちろん直前のシーンは今後のストーリーにも大きく関わってくるものだとわかっているのですが、あまりにも可愛かったので……。

 1期8話のMV内でも一瞬だけ映っていましたが、今回はさらに気が抜け切ったというか、安心し切っている感じでだら〜んと寝そべっています。絶対おなかもモコモコそうでかわい〜〜〜〜〜!!!!
 でも眠るよりお散歩が好きな子なので、次回どうにかして動いた姿が見られないかな……はんぺんはいっぱい出てきていることだし……ここらでわんこもひとつまみ……とうっすら願望を抱いています。

 以上、4話を観たオタクの感想です。

 パンダのストラップを使った愛や美里の心情の比喩、1期を踏まえ、他者の気持ちによく気がつくようになった果林さん、逆に完璧超人だと思われていた愛さんの足りていなかったものなど、いろんなものが濃密に詰まりまくった23分でした。
 愛・果林・美里の3人がそれぞれに強かったからこそ、爆速の解決まで至れたのだとも思います。

 いや〜しかし冒頭でも言いましたが、美里さんがここまでストーリーにでかい影響を及ぼすとは予想ができませんでした。愛さんの意外な一面を描くために出てくるのかな、程度に思っていたからです。
 ですが、このアニメにおけるリアルな人間の描き方を考えてみれば、むしろ同好会の誰かを際立たせるために出す、という考えの方が甘かったのかもしれません。全く油断ができないぜ……。

 重ね合うQU4RTZ、並び立つDiverDivaときて、次回は同好会内の残り3人の組むユニットのお話がメインに来るかと思います。
 放送終了後の数日間いろいろと考えたのですが、マジに予想がつきません。いったい何をするんだ……?
 なにもわからないので「桜坂監督がのびのびとクリエイティビティを爆発させてくれてたらいいな」という願望を抱きながら待つことにします。


1期の感想はこちら

お借りしたヘッダー画像:https://pixabay.com/images/id-2742113/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?