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ちいさな言葉の欠片たち(エッセイ)

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あの日のあの言葉って、納得いかないんだけどとか。誰かが言ったちょっといいなって言葉を紹介しながら、まるで日常なエッセイや日記書いています。
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2022年7月の記事一覧

嫉妬という言葉を「希望」に変えて。

tweetのタイムラインは時に、どどめ色に染まる。 あ、ミュートにしておくんだった、そのワー…

きみが、誕生日に贈ってくれた色鉛筆。

いつだったかの誕生日に贈られてきた 30色の色鉛筆。 差出人は、わたしが大学に通いながら、…

夏を思う、きみが夏だと思いながら。

わたしにとって「短歌」はかつてのなじんだ 好きだった人みたいなものだけれど。 そんな好き…

絵本を初めて贈った、雨の午後。

人の気持ちって、なんだろうって思うのは、 そこにつまづいた時のほうが多いような 気がする…

ほんとうは、まだ悲しみ方がわからない。

タイムラインから流れてくる言葉や映像や 音たちはいつも、わたしのまえに突然現れて そのひ…

誰かと話すって、もうひとりの自分に出会うこと。

自分の声は誰かに聞かせるものじゃないって 思っていたのに。 声コンプレックスがあった。 …

真夜中、ひとりとひとりが、書いている。

さっき、ふいに目にした小説の 数行の描写にはっとした。 田舎から越して来た女の子が、 じぶんのことをあまり好きになれ なくて。 足元にあったかばんを立たせる シーンがある。 自立しないカバンというやつだ。 わたしは今でも自立しないカバン という言葉を聞いただけで、ちょっと どきっとすることがある。 自立という、生活そのものの言葉を ファッションの一部である鞄の立ち姿に たとえるところが、なぜだか痛い。 自分でも心ともども自立している感じが どこかしないのかもしれな

ちいさな男の子が、わたしの自己肯定感を育ててくれた。

今更だけど、自己肯定感ってなに? あれってなに? みんな、自己肯定感が低いとか 高いとか…

わたしはわたしの線を描くよ。#サカナクション

去年あたり、ずっと夜中になると 気がつくとふいに口ずさんでいた 歌があった。 なぜかそれ…