「足し算のプロレス」と「引き算のプロレス」

先日、スターダムのレディ・C選手が九州プロレスへ出稽古にやってきた。もともと面識はない。しかしあるとき第三者を通じて、電話で話をする機会があったのだ。その少し前、オレはたまたま彼女の試合を何かで目にしていた。そのときに感じたことは

背が高く大きいのに、小さな相手の戦闘領域へ自ら侵入して同じサイズの戦いを繰り広げていたので実にもったいないなという印象だった。なので、その旨を伝えた。すると「いつか機会があったら詳しく教えてください」と。その流れからの出稽古だったのだ。それにしても凄いのは、本当に単身九州までやってきてしまった彼女のフットワークの軽さである。

で、稽古初日。少々話をしただけで、どうやら彼女の思考回路は、いわゆる「足し算のプロレス」であることがすぐにわかった。どういうことかというと