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The Merge トレード戦争へ向けて

こんにちは、おん @BuyBitcoinHODL です。
https://twitter.com/BuyBitcoinHODL

本記事では👆のツイートについて、
つまりThe MergeとPoWETHをとりまく市場で利益を出す方法を考えます。

先に結論を書いてしまいますがETHの現物を買い、期限付き先物であるETH1230を売っておいてThe Merge直前で両方のポジションを解消する、というのが万人に対して無難におすすめできます。

期限付き先物ショートにはBinanceがおすすめなのでぜひ👇から登録してください。ジュースおごります。
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興味がある人は読み進めてください。

The Merge, PoWETHとは

すごくざっくり言うと今のところ9月19日付近にThe Mergeという、Ethereumのアップグレードみたいなのが予定されています。

本記事では詳しい解説はしません、というか筆者も技術に疎いです。
興味があれば👇の記事を読んでください。
https://alis.to/CryptoChick/articles/azDAyJA7Ovgg

このThe Merge発生時に「PoWETHが誕生するのでは」という説があります。
これは2017年にBCHが誕生、BTCホルダーに付与されたのと似たようなもので、もし誕生するならETHホルダーに付与されます。
BCHは今でも数万円で取引され「BCHこそ真のBTCだ!」なんて叫ぶ人もいますね。

本記事ではこのPoWETH誕生への期待を織り込んでいくであろう市場で利益をとりにいく方法を考えます。

OMG BOBA戦を振り返る

去年秋、11月12日の9時の時点でOMGを保持していた人にBOBAが配られるというイベントがありました。
そこで観測された市場の動きは、OMG現物とOMG期限付き先物(OMG1231)との価格乖離でした。
平たく言うと現物に対してOMG1231が下落しまくりました。

現物を買い、ヘッジショートとしてOMG1231を売るという動きですね。
どうせ期限である12月31日が来れば、現物と1231との価格差はなくなるので価格リスク無しでBOBAを受け取ることができたというわけです。

期限付き先物とはざっくり言うと「それを売る(ショートする)と売った時点での価格分の金額を受け取り、期限が来たら現物を渡す」というものです。
例えばOMG1231が15ドルをつけているとします。OMG1231を1OMG分売ると15ドルを受け取りますが12月31日に1OMGの現物を渡します。

期限付き先物はその期限が来たら必ず現物と同じ価格になります。
例えば12月30日時点でOMG現物が5ドル、OMG1231が15ドルだとしたらトレーダーはどうするか。
もちろん現物を買って1231を売りますよね。
なぜなら5ドルで現物を買い、1231を売れば15ドル受け取れるので差し引き10ドルが手元に残ります。
1日待つだけで12月31日になり、現物を渡せばトレード終了だからです。
単純に1日待つだけで10ドル安全に儲かります。
でもみんながこのトレードをするので現物の価格が上がり、1231先物が下がって価格乖離がなくなります。

ではどれだけOMG1231が売り込まれたか見てみましょう。

11月2日の時点で現物に対して-10%
(引用ツイートでは無期限先物との乖離と言われてますが、まあ現物ともそれくらいの乖離でした)

11月4日には-18%乖離

下の画像は11月10日のもので-23%乖離

これPCに入ってたんですがだれかの画像を拾ってきただけかもしれません。
拾われた人、ごめんなさい。

そして11月12日9時直前には-30%乖離していました。
👇は縦軸がOMG現物と1230の乖離率です。直前-31%かな

スナップショット直前の価格は現物が15ドルくらい、OMG1231が10ドルくらいだったはずです。
9時になったと同時に1230の価格に追いつくように現物が下落しまくって、乖離率は0%近辺になりました。

なぜ無期限先物ではなく、期限付き先物がショートされまくったの?
期限付き先物には金利がないからです。
私たちが大好きなGSTショートでは高い金利を払ってショートをするわけですがみんながショートしたい = GSTを借りて売りたい、なので高い金利をつけてもいいわけですね(というかショートされまくると取引所にある現物が枯渇するからそれを抑えるために高い金利つける)
だから金利が無い期限付き先物がショートするために使われました。

実際には無期限でもショートされまくったわけですが、
「OMG現物買い、無期限ショートしたろ!w」
→「こんだけ金利払わないといけないなら期限付きショートするわ」
→「期限付き先物の乖離こんなに広い(現物に対して安い)とこからショートしたくないなあ、無期限ショートしたろ!w」
→以下ループ
という感じでしたね。

ちなみにBOBAの価格はOMGの30%くらいの価格をつけました。
たしかこのときOMG15ドル, BOBA5ドルだったかなあ。
ちょうど乖離率と同じくらい。
つまりBOBAの価格がつけるであろう価格がOMGの乖離分(または下落分)に織り込まれていたというか、逆にBOBAが乖離分を織り込んだかもみたいなところがあるんですよね。はえ~

OMG戦で一番儲かった人は誰か

スナップショット直前に駆け込みでOMGを購入した人は15ドルで買い、スナップショット後に10ドルになって配られたBOBAが5ドルとかなのでプラマイ0くらいだったはずです。
スナップショット以前の1か月ほどOMG現物は20ドルあたりをふらふらしていたのでそこらへんで現物を買って何もせずのんきにしていた人は赤字でしょうね。

現物ロング&無期限先物をショートしたり、DeFi等のレンディングプロトコルでOMGを借りることでBOBAを受け取ろうとした人たちは馬鹿高い金利の支払いで大して儲かりませんでした。

ではこのBOBA戦で無難に勝ったのはどのような人たちかというと、
現物とOMG1231の乖離が始まらないうちからOMG1231ショートを始めた人たちです。
乖離が始まったのはスナップショットの1か月前くらいからですが、そこからショートしていた人は値動きリスク無しで資金の30%儲かったことになります。
リスクほぼ0でAPY360%なら割りが良すぎますよね。
魔界BCGやDefiでしか手に入らない利率です。

そのほかには金利動向を見れた人は金利アービトラージ的な感じで儲けた人がけっこういましたがあまり一般的ではないので割愛。

The Mergeでもこの手法で儲かるのでは

おそらくはETH現物と期限付き先物の乖離が開いていくことが予想されます。
実際にはフォーク(PoWETH爆誕)は起こらないのでは、とする見方が一般的です。
私は技術に親しくないのでフォークするかどうかぶっちゃけわかりません。

ただ、フォーク(PoWETH爆誕)するかどうかは関係なく、フォークするんじゃね?と思う人がいれば乖離が開いていきます。

利益の拾い方として色々あり得ますが、大半の人にとっては次に述べる①がメイン戦略になるはずです。

①:フォーク(PoWETH爆誕)するか知らんけど安全に儲かりたい!
→現物ロングと期限付き先物(ETH0930または1230)ショート、The Merge(9月19日予定)直前でどちらも決済する。
💰最初に用意したFiatと、現物先物の乖離分(利益)が手元に残る
資金拘束:The Merge直前まで

そこから期限付き先物が現物に追いつくように上昇かもしれないので、欲をかきたい場合は期限付き先物ロングしたらいいです。
なおOMG戦では現物が下がるだけでOMG1231は少しも上昇しなかった模様。

②-A:フォークするし、PoWETHにそれなりに価値がつくっしょ!でもETHの値動きリスクは取りたくない!
→現物ロングと期限付き先物ショート、これらを抱えたままThe Mergeを迎え、さらに先物の期限を迎える
💰最初に用意したFiatとPoWETHが手元に残る
資金拘束:先物の期限まで(9月30日か12月30日)

②-B:フォークするし、PoWETHにそれなりに価値がつくっしょ!ETHも上がり続けるっしょ!
→ETH現物をただ購入してThe Mergeを迎える
💰ETHとPoWETHが手元に残る。 
資金拘束:The Mergeまで

技術に詳しそうな人たちはPoWETHは生まれない! or 生まれても大した価値がつかない!としているので①でいいんじゃないかなと思っています。

ただしその「PoWETHは誕生するか不確定」というのが、OMG戦と異なる挙動を見せる可能性が大いにあります。

例えばOMGの現先乖離は最終30%ほどになったわけですがスナップショット後、現物が30%下がって先物価格との乖離がなくなりました。かわりにBOBAがちょうどその30%を埋める価格をつけて幕を引きました。
OMG15ドル - 期月先物10ドル = BOBA 5ドルとか

もしETHの現先で価格乖離が開いたのにもかかわらずPoWETHが"生まれなかった"時には、現物の価格は下がらないかもしれません。
結局その乖離は、PoWETHがつけるであろう価格を織り込んで発生するものだからです。
生まれるんだったらETH現物がちゃんと下がるものだと思っています。

また、OMG戦はBOBAのエアドロップが確定していたからこそ30%も乖離が開いた可能性はあります。今回そこまで開くかどうかは誰にも分りませんが、まあ値動きリスク無しで10%とかでも儲かれば全然いいと思います。

少なくとも9月下旬までまとまった金額が資金拘束されるので、エキサイティングなトレードとかする人には物足りないかもしれませんね。

あとは取引所間の価格差、金利差、無期限と期限付とかでアービトラージできたりするだろうだけどそんなことを考えている人はこんな記事を見ていない。

あり得そうな収益機会
・取引所間の価格差
・金利差
・無期限と期限付き先物の金利差っていうか価格差

疲れたのでとりあえずここまで

まとめ

なんとなく書き始めたら期限付き先物の説明だるすぎて白目むきました。

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