SaaS定点観測マガジン -Peloton- フォロワー数,レビュー_2020/10/8
Pelotonに関する前回の記事でお伝えした通り、決算発表に先んじて売上高の減速、加速を推測するという目的で、SNSでのフォロワー数やレビュー等を定期的にウォッチしていきます。まだの方は先に前回の記事をご覧下さい。
今回の記事は2020/10/8時点のデータとなります。
■ カバーガールについて
株式は恋人なので、銘柄毎に絵と名前を付けています。この子はPELOちゃんと呼んでいます。Pelotonカラーを使って、髪の毛は黒、瞳は赤にしてみましたがいかがでしょうか。
■ FACEBOOKのメンバー数
FACEBOOKには宣伝用の公式ページと会員向け公式ページが存在しました。宣伝用の公式ページはフォローするのに管理者の承認は不要でした。一方、会員向け公式ページでは、下図の通り現在のステータスを入力し、グループルールに同意した上で参加申請を行う必要がありました。そして、管理者に承認してもらう事でグループに参加できるようです。
選択肢に「Interested in becoming a Peloton Member」(Pelotonの会員になることに興味がある)があるのでPelotonの会員ではなくてもグループに参加する事が可能なようですが、興味がある人は宣伝用のページはフォローしても会員用のページにわざわざ参加申請するとは考え辛いため、その割合はあまり多くないと思われます。
新規の有料会員数の推移は、宣伝用の公式ページより会員向け公式ページを用いた方が精度が高いと思われるため、会員向け公式ページを使用することにしました。
会員向け公式ページのメンバー数の内訳は以下のようになっていると思われます。
メンバー数 =
現在の有料会員(bike+Tred+Digital)
+ 入会を検討している会員
+ フリートライアルを行ったが入会しなかった会員
+ 退会済みの会員
※会員が全員FACEBOOKを使うとは限らないため、実際の会員数とは異なります。また、フリートライアルで入会しなかった会員と退会済みの会員は、一定数はFACEBOOKグループから抜けていると思いますが、そのままになっている人の方が多いと思われます。
次回決算の売上高を推測する上では「新規の有料会員 / 現在の有料会員」が分かれば一番有り難いのですが、上記内訳のメンバー数から「現在の有料会員」のみを取り出すことが出来ません。
そのため、対象期間(月次、四半期次など)のメンバー数増加の推移を用いることで、決算前に売上高の減速、加速を推測することにします。(例えば、ざっくりですがFY21 1Qがメンバー数増加100、売上高増加10,000,000だとして、FY21 2Qのメンバー数増加80であれば売上高増加8,000,000と推測できるはず。※ConnectedとDigitalの割合の変化が大きい場合は別途調整が必要。)
※2020/8/31対比増加数/日 =(基準日のメンバー数 - 2020/8/31のメンバー数)/(基準日 - 2020/8/31)
観測期間がまだ短いためこれだけでは判断できませんが、会員数の増加ペースが9月→10月で落ちてきています。コロナ禍が落ち着いて来て一時的にペースダウンしているのかもしれません。これから冬場にかけてまたペースアップするか注意して見ていきたいと思います。
また、過去1ヶ月の投稿数も記載されていたので、こちらの推移も合わせて追いかけて行きたいと思います。こちらはワークアウト回数と相関があると考えております。
■ INSTAGRAMのフォロワー数
INSTAGRAMを見るとFACEBOOKのように宣伝用ページと会員用ページで分かれてはいませんでした。そのため、新規有料会員数の推移を見るという目的においてはFACEBOOKの会員用ページよりも精度が落ちるかもしれませんが、ある時期にたまたまFACEBOOKに登録する会員が多かったというような偏りを避けるため、INSTAGRAMも合わせて確認する事にしました。
こちらのデータは2020/9/22から取得し始めたため、増加数は2020/9/22対比としています。
こちらもFACEBOOKと同様に会員数の増加ペースが9月→10月で落ちてきています。
■ 口コミ(公式HP)
以下の公式HPにbikeとtread+の評価が記載されていたのでこちらも推移を確認することにします。
bike : https://www.onepeloton.com/bike/reviews
tread : https://www.onepeloton.com/tread-plus/reviews
今後tread+にも力を入れるようなので、こちらのレビューの推移を見ることでその動向が分かるかもしれません。
■ 公式HPへのアクセス数(Similar Web)
Similar Webで公式HPへのアクセス数が確認できます。(当月のアクセス数がサイトに反映されるタイミングは翌月の8日頃)公式HPにアクセスする人の大半は申込みを検討していると考えられるため、アクセス数が新規有料会員数の先行指標となると考えています。
6~8月で少し落ち込んでいたのですが、9月に急増し4月のピークを超えている事に注目です。FACEBOOKのメンバー数やINSTAGRAMのフォロワー数と合わせて確認していきます。
■ アプリダウンロード数(Sensor Tower)
Sensor Towerでapp storeとgoogle playのダウンロード数が確認出来るため、そちらも追いかけていきます。(当月のダウンロード数がサイトに反映されるタイミングは翌月の中旬)
まだ1ヶ月分しかデータを蓄積できていないのですが、過去の推移はSimilar Webで取得した以下のランキングが参考になります。
app storeの方は若干増加傾向にあり、google playの方は横ばいというところでしょうか。
■ 配送状況
配送状況も合わせてチェックしておきます。下記のように公式HPに現在の配送が記載されています。現在の納期4-9週間が今後さらに長くなるのか、それとも徐々に短縮されていくのかチェックしていきます。
今回の記事は以上となります。最後まで読んでいただきありがとうございました。今後のモチベーションに繋がりますので、少しでも収穫があればリツイートやいいねをお願いします!(笑)
引き続き応援よろしくお願いします。
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