感想:藤沢イタリアン Ecru
こんにちは。今回は少し前に母に紹介してもらった藤沢にあるイタリアンレストラン、Ecruさんの感想を書きます。メニューはランチが2つ、ディナーが1つだったと思います。尚、かなり前のことでメニューの詳細をかなり忘れてしまっていました。申し訳ありません。
コース構成
menu -Pranzo-
・プロシュートとパン&芋のポタージュ
・前菜4種の盛り合わせ:
グリーンピースと蛤、サフランの泡
フルーツトマトのゼリーと自家製リコッタチーズ
魚のフリット、人参と何かのマリネとディル
おそらく真鯛のカルパッチョとゆずの泡
・新玉葱とアンチョビのヴェネト風パスタ
・帆立と蕗の薹のプッタネスカ
・鹿児島県産の太刀魚と何とかの雫 ブールブランソースと何かのオイル
・ドルチェ、カフェ
+パン2種
お値段は税込¥4800、メインを和牛に変更すると+¥1000。
1品目:プロシュートとパン&芋のポタージュ
パンは中が空洞になっていてパリッとした食感が特徴です。名前は忘れてしまいました。パンなんですかね。生ハム、パン、オリーブ油のシンプルな組み合わせで安全な美味しさ。スープに使われている芋もその名前を思い出せないのですが、上にはチップが乗っていて、うん、まあお芋のスープ。シンプルで暖かいお料理が最初に来るのはやっぱり良いです。お腹に優しい。
2品目:前菜4種の盛り合わせ
それぞれの内容は上に書いた通り。ディルの使い方が面白いと思いました。今まで見てきたロシア料理でのそれとはかなり違う印象があった。綺麗な見た目。驚きがあるものはなかったけれど、様々な前菜を楽しめるのは素直に良いと思う。
3品目:ヴェネト風パスタ
このパスタは良かった。新玉ねぎとアンチョビのパスタ。それだけで何となくお味は想像できる。新玉ねぎの甘さ、アンチョビとチーズの旨味、オリーブ油の香り。新玉ねぎが出るこの時期に合わせたパスタで、それを楽しむのにとても良いと思う。玉ねぎの火の入れ方によっても色々と表情が変わって面白そうなパスタです。
4品目:プッタネスカ
プッタネスカは自分でもよく作るけれども、多分材料が酢漬けか塩漬けかオイル漬けかでかなり味が変わってくると思う。これは帆立が入るとはいえ蕗の薹の若干の苦味とケイパー、オリーブの酸味がかなり立っていて、大人向き?といった印象。そもそもプッタネスカは万人受けするパスタでもない。1つ目のパスタ同様季節の食材が入っているけれど、それがどうパスタに効いてくるのか。それ抜きで完成するパスタに少し何か入れたところで、それが入った〜パスタってだけになりそう。食材を足すのはとても難しい。
5品目:鹿児島県産の太刀魚と付け合わせ
メインは何種類かのお肉とお魚から選べましたが、以前自分で肉以外がメインになるのも面白そうと言ったので、今回はお魚を選びました。身のふっくら感と皮のパリパリ感との対比がよく出ていて良い。白いソースはブールブランソースでさっぱりとした後味がお魚と合う。大量にバターを使うこのソースがこんなさっぱりしているとは思いませんでした。付け合わせのお野菜は"何とかの雫"と言って(忘れました)玉ねぎとエシャロットの交配種だそうです。程よい酸味・苦味とねっとりとした食感。軽やかなお魚料理。メインがお魚料理なのも悪くはないでしょうが、それ以外の部分にボリュームが欲しい気もします。そうでもないかな。
6品目:パンナコッタ ~カカオニブの泡と和三盆のソース~
和三盆のキャラメルソースとの組み合わせ。グラニュー糖などいくつか試して和三盆が一番相性良かったそう。カカオニブの泡がどう働いているのかは分かりませんが、キャラメルと合わせた少しの苦味が入っているのが良かったです。
まとめの感想
駅からは徒歩5分程度なので、駅からのアクセスは良いです。HPには「この地でミシュランを。」とあります。頑張って欲しい。個人的にはパスタが2種類あるのが嬉しいです。何となくイタリアンでは一つの量が少なめでも良いので2種類パスタを食べたい。このお店のは量かなり少ないですが、それよりもフォークの取手がとても細くまた丸いので、お皿の窪みの小ささと相まって非常に食べ辛い… そこは是非改善していただきたい。この日は私1人しかいなかったからなのか、食後にサービスの方と少しお話しできて楽しかったです。非常に穏やかな雰囲気で食事ができるレストランだと思います。
お料理そのものに関しては予想を裏切らないというか、見た目通りのお味という印象です。お値段も妥当だと思います。藤沢駅近くでちょっと贅沢なお昼が食べたいとなったときに利用する感じでしょうか。シェフはアロマフレスカさんの出身みたいですので、その点で興味がある方は足を運んでみて下さい。
今回は以上です。ここまで読んで下さった方がいらっしゃれば、感謝します。
※ヘッダーの写真はEcruさんHPより。
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