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EV販売・リース業開始   共立トランスポート

月8万の燃料コストが2万4000円に


 軽貨物運送を展開する㈱共立トランスポート(久保秀樹社長、大阪市)はEV(電気自動車)の販売・リース業をスタートさせた。燃料価格の高止まりが続く中、問い合わせが増えているという。
 EVはラストワンマイル用の軽ワンボックスカーASF2・0。ASF㈱(東京都)社製で、同社は2020年6月に設立され、佐川急便と共同でASF2・0を開発し、製造は中国メーカーの五菱新能源に委託している。
 ASF2・0は、大容量の30kWhリン酸鉄リチウムバッテリー搭載し、 1回の充電(8時間、急速充電30分)で243キロを走る。 (国産EVでは100キロ程度の走行距離)
 また、前方・後方衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱警報機能、坂道発進サポート機能、自走事故防止システムなどの安全アシスト機能を装備。
車内に設置されたAC100Vコンセントからパソコンや携帯電話の充電、非常時には家電製品も利用可能だ。
 久保社長は、「オイル交換やメンテナンスが不要で、大幅なコスト削減になる。レギュラーガソリン価格は1リットル200円超えて販売しているガソリンスタンドもあった。月8万円かかる燃料コストが電気代2万4000円に抑えられている。毎月のコストを考えたらメリットは大きい」と説明する。
 4年リースで月額3万5000円、5年目から1か月分のリース料。また、黒ナンバーのEVの補助金制度があり、1台110万円の補助金が受けることができる。
【写真】軽ワンボックスEV ASF2・0

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