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カラバリにチャレンジする3つの理由

福島さん、色は気分を上げる重要な機能ですよ。

このユーザーさんの一言が私の背中を押し【3/7(木) AM 11:00】 先行販売を開始しました。


昨年の『ペーパージャケットflex』は、おかげさまでバタフライボード史上最も多いサポーター数を記録するプロジェクトとなりました。応援購入頂いたみなさま、この場を借りて御礼申し上げます。

そして、たくさんの方から「カラバリ」の要望を頂いていたものの、一般販売後もシルバー・ブラックの生産数が増え続ける中で、在庫リスクを伴うカラバリの怖さに加え、プロダクトを進化させることをミッションにしているバタフライボード社にとって、カラバリが進化に繋がるチャレンジなのか?という2つの葛藤がありました。


理由①:顧客の一言で進化の定義が変わった

色は気分を上げる重要な機能
このユーザーの一言が心に刺さり「進化の定義」を考え直すきっかけとなりました。

これまではフィジカルな機能的要素がプロダクトの進化であるという信念で開発を続けてきましたが、「色は気分を上げる重要な機能」という一言により、メンタルにアプローチする心理的要素も体験価値を変える指標になるという考えに変わりました。

プロダクトの進化とは、
体験価値(= 機能的価値 × 心理的価値)
を変革し、顧客に新たなWOWを提供すること。

余談ですが、2年前に始めたテニスでは、ショットを磨く技術的要素の練習でレベルアップを試みていたのですがスランプに陥りました。そこで、学んだ技術を最大化するためには「メンタルを鍛え気持ちの余白をつくることが重要」と教わり、無謀にも様々な大会にエントリーし、負けても負けても出場し続けることでメンタルとフィジカルの両面で鍛えています(笑)

2023.11.11

理由②:ブラック以外のカラーの可能性を強く感じた


シルバーが想定以上に好評
「PAPERJACKET® flex」のカラバリは、開発当初から考えはあったものの、製品の構造に加え、使う材料も生産の手間もミニマルにするという大きなチャレンジを行ったため、カラバリという予測困難な要素は避け、定番のブラックとシルバーの2色にとどめることにしてました。。。。

しかし、ローンチ後8か月のカラー構成比を見ると、

ブラック)54% vs シルバー)46%

これまでの経験上、ブラックと他カラーが同等の比率になることは稀でした。本プロダクトでは顧客層が変化したのか、想定以上にシルバー比率が高い結果となったことで、新たなカラーの可能性を強く感じました。

▼現在販売中のシルバーとブラック


もちろんこの結果だけではありませんが、カラバリによってビジネス的な成功を収めた「AppleのiMac」や「LamyのSafari」といったブランドの顔となるプロダクトになることを夢見(笑)ながら、とにかく少しでも可能性を感じたら世に問うというバタフライボード的精神でチャレンジすることを決めました。

初代iMac

理由③:どうしてもチャレンジしたいカラーがあった


海外のクリエイティブな作業空間への憧れ
色決定にあたり、最初は多くのユーザーや関係者の方々の意見を収集し、最大公約数的にカラー決定を試みたのですが、色に対する個人の趣味嗜好が強すぎて決めきらない。。。。

ということで今回のカラー決定は、私自身の思い入れで決定することに決めました。

私は昔から海外のクリエイティブな作業空間へ憧れがあり、雑誌や映画、海外出張での体験などからインスパイアされた「シンプルな空間にモノで色を入れる」ことを意識してカラー開発を行いました。

影響1)雑誌

あらためて自宅の雑誌ストックを見てみると、自分の好きなものが俯瞰して見ることができました。。。

影響2)映画・ドキュメンタリー

どの映像も、クリエイターの作業空間という視点で観てみると新たな発見があると思います。

影響3)昔のソニプラ

80~90年代のソニプラは私にとっては身近な海外でした。。

最後に

今回のカラーはブラックとシルバーの単なる色替えではなく、様々な素材メーカーの物理特性、テクスチャー、カラー、生産性、耐久性の5つの指標で検証を行い、徹底的にこだわり抜いた素材(カラー)を使い完成しました。

色に正解はないということは承知の上ですが、使っていただくみなさまの「かく」がもっと好きになって頂ければという想いで開発しましたので、ぜひ応援よろしくお願いいたします。



▼バタフライボードの10回目のチャレンジがスタートしました!


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