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バタフライボード notesX/開発の裏側

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2021年1月14日、新製品「notesX」で7回目となるクラウドファンディングを実施するにあたり、プロダクトへの想いや開発プロセスなど私が実行してきた『開発のウラ側』をまとめた…
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2020年12月の記事一覧

【#12】たかがパッケージ、されどパッケージ。

バタフライボードの福島です。 2021年1月14日(木)から7回目となるクラウドファンディングを実施するにあたり、プロダクトへの想いや開発プロセスなど私が実行してきた『進化のウラ側』を少しづつですが共有させて頂きます。 第12回目は、たかがパッケージ、されどパッケージ です。 パッケージに対する考え方は各社様々な視点があると思います。そしてEC販売が増加している近年では「売り場で目立つ」から、新しい価値の模索が始まっているように思います。 バタフライボードのパッケージ

【#11】細かすぎて伝わらない「スナップバインディング」の進化

バタフライボードの福島です。 2021年1月14日から7回目となるクラウドファンディングを実施するにあたり、プロダクトへの想いや開発プロセスなど私が実行してきた『進化のウラ側』を少しづつですが共有させて頂きます。 第11回目は、細かすぎて伝わらない「スナップバインディング」の進化です。 初代バタフライボードから採用している「スナップバインディング」はバージョンを重ねる毎にマイナーチェンジしながら進化してきました。今回の進化も自分なりにかなりこだわっているのですが、細かす

【#10】Made in 奈良法隆寺x東京下町連合

バタフライボードの福島です。 2021年1月14日から7回目となるクラウドファンディングを実施するにあたり、プロダクトへの想いや開発プロセスなど私が実行してきた『進化のウラ側』を少しづつですが共有させて頂きます。 第10回目は Made in 奈良法隆寺x東京下町連合 で臨む新たなモノづくりです。 前回のウルトラライト・ハードカバーの開発にあたり、コンセプトと指標が見えてきた中で、どうやって作るかが大きな問題でした。 既存の東京工場ネットワークで有識者と相談を重ねたも

【#09】ウルトラライト・ハードカバーの設計方法

バタフライボードの福島です。 2021年1月14日から7回目となるクラウドファンディングを実施するにあたり、プロダクトへの想いや開発プロセスなど私が実行してきた『進化のウラ側』を少しづつですが共有させて頂きます。 第9回目は ウルトラライト・ハードカバーの設計方法 です。 noteXのウルトラライト・ハードカバーの設計方法notesでは「セミハードカバー+専用ケース」の組合せでした。 新製品notesXでは「ケース無し+エクストリーム利用想定」し、下記を目標に開発しま

【#08】モデル名の決定プロセス

バタフライボードの福島です。 2021年1月14日から7回目となるクラウドファンディング実施にあたり、プロダクトの想いや、開発プロセスなど、『進化の裏側』を少しづつ共有させて頂きます。 第8回目は モデル名の決定プロセス です。 モデル名を決めるはいつも本当に難しい。。。 プロダクトに魂を込める程、ズレたネーミングになります。 さらに、技術的要素に力が入りすぎる自分には、客観的な視点が必須であると認識しています。 モデル名含めプロダクト全般に”かっこいい”の息を吹

【#07】全く新しいペンホルダーのアイデアに出会った瞬間

バタフライボードの福島です。 2021年1月14日から7回目となるクラウドファンディングを実施するにあたり、プロダクトへの想いや開発プロセスなど私が実行してきた『進化の裏側』を少しづつですが共有させて頂きます。 第7回目は 全く新しいペンホルダーのアイデアに出会った瞬間 です。 ペンの制約を無くし出っ張り無しにスマートに持ち歩ける という高い目標を掲げたのは良いですが、何から手を付けてよいかわからず悶々としていた中で、コロナの襲来。ただでさえ、ひとりで仕事をする時間が

【#06】ペンホルダーを開発したくなった理由

バタフライボードの福島です。 2021年1月14日から7回目となるクラウドファンディングを実施するにあたり、プロダクトへの想いや開発プロセスなど私が実行してきた『進化の裏側』を少しづつですが共有させて頂きます。 第6回目は ペンホルダーを開発したくなった理由 です。 前回共有させて頂いた開発コンセプトのきっかけである ケースを無くして、ケースの機能を実現すること。 の実現に向け、最も難易度が高いのはペンをどうするかという問題でした。 もちろん、ペンとノートを別で持

【#05】開発コンセプト

バタフライボードの福島です。 2021年1月14日から7回目となるクラウドファンディングを実施するにあたり、プロダクトへの想いや開発プロセスなど私が実行してきた『進化の裏側』を少しづつですが共有させて頂きます。 第5回目は 開発コンセプト です。 notesユーザーさんから頂いたフィードバックを反映すべく、①サイズアップと②方眼パターンは第3回と第4回で共有させて頂きました。これらは既存技術の延長線にあり、コストアップを最小限にする生産方法の工夫で実現できるようになりま