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心が閉じ込められた理由は…

SNSって怖い…

フォロワーが増えれば、そういうことがあるのは分かってた。

でも、応援してくれる人が多ければ乗り越えられるものと思っていた。

でも当たり前だよね…

怪我をするのは一瞬。でも…

回復にはその何倍もの時間がかかる。

転んで怪我して、痛みが無くなるのに2日。
瘡蓋が取れるのに1週間。
傷跡が目立たなくなるのに1ヶ月。
そんな感じじゃない?

大怪我になるほど、治るのに時間がかかる。

傷跡が消えないこともあるし、復帰にはリハビリも必要だったり、それでも後遺症が残ってしまったり…。

心も体も仕組みは同じだよね。

どんなに良い薬や治療法があったとしても、自分の回復力を高めるのが本来の意味。

傷口を洗って消毒して…
痛みがあれば手当して、痛み止めの役割を担ってくれる、リハビリに付き合ってくれる…

そんな99%の素敵なフォロワーさん。

でも0.5%の言葉で怪我をして、さらに0.5%の言葉が瘡蓋を剥がして塩を塗る…。

たった1%が立ち上がろうとする心を潰してしまう…。

努力の先の希望を潰すこともまた…

傷ついて、落ち込んで、回復するまでに時間がかかること…

傷を治すのは大変でも、負うのは簡単だということ…

それは身も心も同じこと。


そしてもう1つ…
私が「似ている」と思ったこと

それが…
「希望の先に見えた光を閉ざされること」

子供は自分の力では、何をすることも叶えることもまだ出来ない…。

できないからこそ、「できるようになる努力」をする。

できるようになるための努力や、その先で掴んだ希望の力で更に大きくなれる。

でもその努力を潰されたら?
横取りされたら?
それが当たり前だったら?

努力しようなんて気持ちにもならなくなる。


それでも

「努力しよう」
「自分で掴もう」

そう思うことに希望を感じる心は残っていて、環境が変わった時にまた立ち上がれることもある。

そしてまた閉ざされてさらに深い傷を負う。


「どうせ私はこういう不自由がお似合い」

と感じて、受け入れて

「乗り越えるフリ」

をして、自分を隠していく…。

人を作るのは親の言葉?

言うのは簡単。
そしてよく聞く言葉でもある。

でも、それに自分自身が「確か」と気がついた時、

1番ハッとして、1番意味を理解する時だと思う。


私は何をしたいと言っても、

貧乏であることを理由に反対された。

それだけなら「仕方がない事実」で終わったこと…。

思えば、私がこれからやることに対して

「どうせいい結果がでるわけじゃないから、とりあえず言われただけやればいいんだよ」

と言われることが多かった。


だから私はやりながら

「どうせ出来ないし、出来ても褒めては貰えないし、適当でいい」

と思いながら取り組むことがあった。
特に好きではないことは…

好きな分野でちょっとした結果を出した時、本当に嬉しくて報告した。

その時は

「応募した人がいなかったんじゃない?」
「みんなやる気がなかっただけだよ」

と言われた。


そして、それを繰り返す程に…

「そうだ。私なんかがいい結果を出せるわけがない。みんなが手を抜いたんだ」

と考えるようになっていく…


やることに意味がある
得意なことは得意でいい
好きなことを楽しんで


そんな言葉をもしかけられていたなら…
私はもう少し前向きになれたのかもしれない

自分で掴んだ希望を、もっと素直に喜んで、もっと純粋に「成功」と受け入れられたと思う。


取り組む前に結果を決められ、出した結果は否定され、私という価値はどこにあったのか…

きっと、悪い意味で言ったわけじゃない人もいる。

褒めてくれた人だっていないわけじゃない…

自分を守るための壁は自分を閉じ込めた

傷つかないために、期待しないために立てた薄い壁は、いつの日か鉄壁となって…

私はその壁に扉を付けず閉じこもって…

鉄壁の下で見上げた微かな光は摩天楼のようで…

それでもそこから抜け出せない…。

扉を作るか、ハシゴを作るか…

今の私はハシゴを作って登ろうとして、途中で落ちたそんな人なんだろう。


でも、本当の光を見るために必要なのは、壁を壊すこと。

ハシゴを上り切れば、光の元へと出られるだろう。
光の元に飛び降りれば、鉄壁の中に戻るためのハシゴはない。

でも、暗闇を登るハシゴはあまりに高くて、細くて心許なくて…。

きっとハシゴを作って登るより、扉を作る方が簡単だけど、扉ではいつでも戻ることもできる。

一方通行の扉を作る。トンネルを掘る…そんなことできるのかな?

そんなことができるなら、なら…
ならいっそ…


「鉄壁を壊してしまう方がいい」


壁を壊して注いだ光に、見た景色に…
私の希望が見えたらいいな。

そして、いつか壁のあった場所を見渡して、その中に残された影にちゃんとさよならできる日を、今から夢見たい。

無くしたはずの鍵を拾ってしまう


もしかしたら、私は扉を作って、ちょっと外に出てみたのかもしれない。

そして鍵を掛けて、戻れないように捨てたはずの鍵が、なぜか量産されてあちこちから見つかって…

それを拾ってしまうから、壁の中に、闇の中に戻ってしまう。

私が自分の努力で築いた今という希望。

そして幸せになりたい思いと、小さな幸せの積み重ね。

やっと見えたはずの普通。

それをたったひとつの言葉で、失ってしまう。

普通を手にすることが、こんなに難しいことだなんて思わなかった。

普通を手にするための心が私は欠如していて、幸せという権利を拡張できる余裕が残されていない…。

まずは余地を持たなきゃいけない。

私が消去できることは、負の感情。
そして過去の記憶。

今を、未来を…
純粋に見ることができるなら、過去なんて要らない。

でも過去に置いてきた鍵がなければ、未来への扉は開けない…。


もう一度戻るしかない。戻るべきなんだ。


そして必要なものをもって、要らないものを置いて、この場に戻って来られるように。

「私はしばらくそんな旅に出る」

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