毛のはなし
今回は 鼻毛のはなし
どうでもよい話なのだけど、
鼻毛の処理はしてますか?
鼻毛のほんの先っぽをカットしたのはこの50年で合計20本あるかないか。
ずっと気にはなってたけれど、飛び出してはいないみたいだし、
ま、いっか。で通してきた。
つい先日
小さな鏡を手に「鼻毛が〜 鼻毛が〜」とフガフガしている母に遭遇。
そんな顔もできるのね!という変顔で直視ができなかった。
もともと体毛の薄い母も気になるということは、
比べればまだ全身の細胞も活発な私も
少しは気にしたほうが良いのか?と思い始め、
無職が故にたっぷりと用意された時間を鼻毛処理に使ってみたのである。
先が丸くなった小さなハサミの存在は知っていた。
まずは先ほど遭遇したやばい顔で鼻をできるだけひっくり返しては
毛の様子を観察。
真っ黒な”毛っけ”がこんなに自由に生息しているとは
我がボディーの一部に隠れた無法地帯を発見して驚愕。
恐る恐る見える部分をカットしてみた。
ジョリっという感触とともに収穫できたのはほんの数ミリ。ほんの数本。
残りの毛っけが鼻の奥に入ったら、アレルギー性鼻炎が刺激されてしまうかも〜?と不安になり、綿棒などでこっちへおいでと掻き出してみる。
結局最後まで、納得がいく量は掻き出せなかったのが謎なのだが、
さてこれは、どこをこれだけカットするのが正解なのだ?と疑問を抱きつつ
華奢なハサミに伝わるジョリジョリという感触と
例のやばい顔で鼻の内部をチェックするたびに
ツルツルになっていく様子に熱中し、
美容師さんさながら小刻みにハサミを移動させ
全方向まんべんなく攻めあげて どこからでも掛かってきたまえ!
そんな完璧といえる状態に仕上がった。
翌日。
くしゃみ連発でハッとした。
突然やってきた秋の花粉に反応しているとしても酷すぎる。
あまりにも酷いので「鼻毛 アレルギー」で検索してみた。
がーーーん
後悔後悔後悔後悔後悔後悔後悔。。。。。
大袈裟ではなく10連発くらいのくしゃみが1日何度も襲ってくる。
抱えたティッシュの箱をそのうちタオルに替えて、水のような鼻水に対応した。
鼻毛ちゃん達が私を守ってくれていることはよーく知っていたはずなのに、
あのジョリジョリの快感に負けてしまった。
埃やウィルスなどを毛っけのフィルターがガードしてくれていたのに、
今は障害物もない大きなトンネルがすぽーんと全解放ということ。
鼻呼吸をすると毛っけが成長するとの情報を得たので実行中。
絶賛鼻毛育成中。
貝割れ菜みたいに仲良く揃って成長するんだろうな、、、と想像すると
非常に残念だけど、
他人に鼻毛でギョッとされるより、自己免疫を守りたいお年頃。
小指を入れて探ってみたらちょっぴりフサフサしてきたみたい。
何事もほどほどが大切ということで、次回があれば手前部分ををちょちょっとで止めておきたい。
特に完璧主義の皆様は、お気をつけあそばせです。
持つべきものは、鼻毛です。