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大人になった今振り返る「脇見恐怖症」(社会人一社目)

こんばんは、魔王です。

今回は、私が脇見恐怖症らしき症状だと思っているエピソードの、社会人一社目編です。


1・専門学校を卒業し、ホテルの厨房へ

孤独な専門学校時代を経て、私は大阪市内のシティホテルの厨房へ就職しました。そこは、非常に厳しい世界で、当時はまだ「昭和の料理人」と呼ばれるような鬼のように怖い料理人がたくさんいました。

人とうまく目を合わせられないような私は、周りの目が気になって玉ねぎの皮をむくのも遅く、「お前、言葉も当てられんほど使えん奴やな」と呆れられました。今振り返れば、明らかに勝負の土俵を間違えていたと思います。

しかし、当時は父親からも「新卒の会社を辞めたら終わりだ」と言われており、会社を辞めるという選択肢はまるで頭の中に無かったのです。

2・挙動不審な新人、意外に可愛がられる

どうも、周りの視線が気になって動作がぎこちなくなる私は、「どんくさい奴」という評価だったようで、「お~い何やってんだよ~」という感じで以外と可愛がられました。しかし、私の内心はというと「周りに合わせなければダメだ」「嫌われたら終わりだ」という固定観念で占められており、常に心はバクバクといった感じで、女の子にもモテず、同期の奴が彼女が出来たとか結婚したとか聞くたびに内心モヤッとするという、なんとも陰鬱な20代前半を過ごすこととなったのです。

どうも、人の目が気になって動作がぎこちなくなる、というのはこの頃にはすでに私の全身の細胞に、潜在意識レベルで刻み込まれていたようです。

                      それではまた。

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