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あたりまえは、ありがたい

自分は不幸だなぁ、ついてないなぁと思ったとき、心をほぐす良い方法を、TO-JIBAひろみさんに教えてもらっています。

一言でいうと、嫌な気分になったとき、普段あたりまえと思っていることに、意識的に気づいてみるんです。

嫌な気分の後には、たいてい欲が隠れていますが、これを直接何とかするのは、とても時間がかかるので、こっちのほうが、おすすめです。

例えば、「あ~ぁ 今日は雨だな。外は寒いし、自転車じゃ濡れるから、お買い物は、歩いていかなきゃならないな。しんどいな」って思ったとき、

カチッ! (あたりまえと思ってることを探すスイッチが入った音)

あたりまえと思っていること1つ目《歩けること》に気づいたとします。

すると、「私は一人で歩けるんだ。ケガして歩けない人もいるのに、両方の足は、ケガしてないし、痛いところもない。雨用の靴もあるし、手も使えるから傘もさせるぞ。なんてありがたいんだぁー」と感じます。

続いて、あたりまえと思ってること2つ目《雨が降ってくれる》にも気づいたとします。

すると、「日本は、どの季節も適度に雨が降ってくれて、野菜やお米や果物が育って、それを買うことができるんだな。水不足にもならないからお茶も飲めるし、お風呂にも入れる。今日は、庭の水撒きもしなくていい。なんてついてるんだ。ありがたいなぁ~」となります。

更に、あたりまえと思ってること3つ目《今家にいること》に気づいたとします。

すると、「外は、寒くて雨が降ってるけど、家にいれるから、寒くもないし雨にも濡れない。野良猫さんは、こんなときも外にいるんだもんなぁ。ありがたいなぁ~」って感じます。

どうでしょうか、もうそろそろ雨が降ってることなんか、どうでも良くなってきてませんでしょうか。

こんなふうに、嫌だなぁと思っていたら、あたりまえと思っていることに気づいて、あたりまえと思っていることは、よく考えると当たり前じゃなくて、ありがたいことなんだということに気づくと、心が変化します。

そして、繰り返し練習すると、次々にいろんなあたりまえに、気づくようになります。(TO-JIBAひろみさんは、筋トレと同じとおっしゃってます)

太陽の光が降り注ぐこと、水道から水が出ること、道路が歩けること、駅に電車が時間通りに来ること、息ができること、ものが見えること、お腹が空くこと、平熱が保たれていること・・・

こう考えてみると、あたりまえと思っていたことは、実は、多くの人のおかげで、そのように見えていたり、自分の身体が信じられないほど精密にできているから、何も意識しないでもできていたことばかりなんですね。

もう一度繰り返しますと、自分がついてないなと思ったら、自分があたりまえと思っていることに気づいてみてください、そして、本当にあたりまえなのか考えてみてください。

ところで1つ、この方法には、大切な条件があります。

それは、自分が何かを嫌だなって思ったとき、スルーしたり、感情にフタをしたりしないで、ハッキリ、「今嫌だって思ってる」と、しっかり意識することです。

えてして嫌なことは無意識に考えないようにしますから。

ところで、今までの話は、言い方を変えますと、全部、思考のクセを利用するという話です。

どういうことかといいますと、

私たちの頭の中では、〇〇という思考が勝手に湧き、そこから△△という感情がうまれますね。

例を上げると、思考が今日は仕事がうまく行かなかったと考えるから、不幸な気分が生まれた。
というようなもので、勝手に思考が湧いて、こんなふうに、いつも私たちは苦しめられているんですが、

あたりまえを見つけるというのは、その思考と感情の流れをこちらが逆に利用するということです。

意識的に思考を使い、あたりまえだと思ってることが実はそうではないと分かった → だから、ありがたいなぁ〜という感情が生まれた。

というふうに、いつも思考に翻弄されている私たちが、逆に思考を利用するんです。
おおげさにいえば、思考をコントロールするんです。

いいきみです。あっかんべー😜なんです。

深い悲しみや、精神的にしんどい方は、今は、そんなこと考えられないかもしれませんが、少しでも気持ちが軽くなったときに、試してみてほしいです。

あたりまえを見つけてみてください。
そしたら、ありがたいなぁと思うことがあるかもしれません。
それでほんの少しでも心が軽くなるお手伝いができれば、私は、とても嬉しいです。

大変長い話にお付き合いいただきありがとうございました。

オマケです

クヌギの葉は、裏側が特にキレイ