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買い物の結果を整理することでお前は物欲の盲点に気付く。

よう。 俺だよ。物欲マキシマムだよ。

おれは日々、無限に湧き上がる物欲と戦いながら生きている。
散財を続け来月の家賃を支払った俺の手元には599円しか残っていない。

こんな物欲ドリブンな生活を送っている俺は常に買い物・物欲を冷静に分析することが欠かせない。
どの買い物が成功でどの買い物が失敗だったかすべてログをとっている。

時に、最高な買い物だったと満足感を覚え自分を褒め、失敗だった買い物については厳しく己を厳しく諫めている。
結果を記録して分析ことが俺にとってはMUSTな術なのだ。

そうでなかったら今頃俺は物欲に支配され支払うべき家賃まで使い込んで大家に家を追い出されているに違いない。
光熱費はギリギリまで滞納してはいるが。

この記事では物欲の終着点である買い物の”””結果”””に焦点をあてて分析する俺の手法を紹介する。

おまえがものを買うだけ買ってその後なんとなく「よかったな」とか思って日々を過ごして次の買い物に向かっているようなら、最後まで読め。

買い物の結果はMECEで管理しろ

買い物の結果はすべてこの4パターンに集約される

まず、MECEが何か説明する。

オフィスワークをやってるやつなら大抵しってると思うが、
そうでないやつも大勢いるとおもうので改めて解説する。

MECEは、「Mutually Exclusive & Collectively Exhaustive」の略だ。
覚えなくていい。
日本語で言えば、「ヌケ・モレそしてカブリなし。」の意味だ。
発音は「ミースィー」だ。
一応覚えておけ。

この表は俺が考える買い物の結果をMECEで分解したものだ。

買い物の結果についてこの表のどこにも属さない「ヌケ・モレ」はない。

「買った」「買わなかった」以外に買い物の結果はない。
「悩んでる」買い物は買い物ではないとする。それは買い物に至ってない物欲だ。

そして、「正解だった」「失敗だった」以外に買い物の結果はない。
買い物の結果は必ずどちらかに属する。
「普通だった」とか思うならそれはきっとお前が洗剤とか肉とかの日用品を買ってるだけだ。
それは生活必需品の買い出しで有って買い物ではない。

最後に、上記の条件が正しいとすれば、「カブリ」は発生しない。

おまえの買い物は「買った」か「買わなかった」かのどちらかであり、
「正解だった」か「失敗だった」かのどちらかに決まってる。

結果、お前の買い物の結果は4パターンに集約される。

以降、その4パターンの結果について述べていく。

<大満足>「買って」「正解」だった

World's Direction氏の写真(CC)

俺もおまえも、買い物がすべてこうであったらいいと望む最高の結果だ。
いうまでもない成功パターンだ。

基準は人それぞれだが、以下のような場合はこのパターンに属するだろう。

  • 買った値段以上の幸福度を生活にもたらした。

  • 欲しかったものが底値以下で買うことができた。

  • 滅多に出回らないアイテムを自分のものにできた。

こういった買い物は最高だ。基準はそれぞれとしてだ。
それ以外にいうことなどない。

おまえは常にこのパターンになる買い物を心がけろ。
もし買うのならな。

買わないという選択肢もある。
それについては後述するので読み続けろ。

<買わなきゃよかった>「買って」「失敗」だった

Xipe Totec39氏の写真(CC)

俺もおまえもしたことのある苦い経験だ。
金をつかい部屋に要らないものが増える失敗パターンだ。

以下のような場合はこのパターンに属すると言ってよい。

  • 欲しくて買ったけど期待通りのものではなかった。

  • 思わず相場より高い値段で買ってしまった。

  • 値段が安いからという理由で買ったがまったく必要ではなかった。

言うまでもなく、この手の買い物はみんな経験がある。
買ったことで生活が複雑化するような買わない方がマシだったアイテムだ。

このパターンの買い物だけは絶対にさけるべきだ。
なぜなら、金がなくなるだけではなく家の中に不用品が増えるからだ。

買った後にこうなる予感が少しでもあるのであれば購入を見送れ。

<買っておけばよかった>「買わずに」「失敗」だった

Adam Schwartz氏の写真(CC)

「あの時買っていれば・・・」とゆう記憶に残る後悔がこのパターンだ。
多くのひとが経験のある失敗パターンだろう。

このパターンの買えなかった買い物は以下のような感じだろう。

  • 珍しい出物を買い逃してしまった。

  • 相場を大きく下回る品を買い逃した。

  • 買おうか悩んでいるうちに生産終了してしまった。

一点もののアイテム、セールで見かけたがスルーしたアイテムなどがこれにあたるだろう。

このパターンの失敗は甘んじて受け入れろ。
なぜならおまえは金を使わなかったからだ。
このパターンを買うことで解決していては金がいくらあっても足りない。

そして、あの時買っておけばよかったという買い物はもしかしたら、買わなきゃよかったという買い物だった可能性がある。

<金を無駄にせず済んだ>「買わなくって」「正解」だった

Andrey氏の写真(CC)

俺が長々書いてきたこの記事で一番語りたかったのがこのパターンだ。
このパターンは買って正解だった<大満足>と同じくらい良い成功パターンだ。

例えばこういったケースが考えられる。

  • よくよく考えたら生活に必要ないアイテムだった。

  • 自分に分不相応で不釣り合いなアイテムだった。

  • 買っていたら生活を邪魔する面倒なアイテムだった。

たとえば、メルカリのいいねリストに入っているが、いつまでたっても購入していないアイテムがそれにあたるだろう。

ここに位置する買い物は物欲の盲点だ。

物欲の盲点に目を向けろ

Hey Paul氏の写真(CC)

4番目のパターン<金を無駄にせずに済んだ>に目を向ける機会は少ないはずだ。

多くの場合、買ったものに関しては手元に残るから自然と成功か失敗か判断しやすい。
しかし、買わなかったものは<買っておけばよかった>というパターンの逆、<金を無駄にせずに済んだ>というパターンに目を向けることがどれだけできるだろうか?

このパターンを注視しろ。

もし、なんとなく欲しくなってイイネしたり欲しいものリストに入れたが、結局買わない買い物があったとしたら、自分を褒めてやれ。
おまえは金を無駄にせず、部屋に余計なものを増やさず、生活を複雑化させなかった。

買う買い物や買い損ねた買い物だけが重要ではない。
買わないという選択をとった買い物も同じように重要だ。

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