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これから派遣会社に登録して倉庫作業を考えている人向けの攻略本

割引あり


何となく登録してみて、現場へ行ってみたら自分が考えていた内容と全然違ったといった事が度々起こる。そんな倉庫作業現場での過ごし方、立ち回り方を紹介します。


筆者は現在30代ですが、20代の頃から様々な現場へ行っており、その中で働きやすくて良かった点、逆にブラックすぎてヤバい点もあったので経験談(全て事実)を書いていきます。



まず、今回派遣会社に登録してこれから働くぞ!ってテンションが上がっている方に大変残念なお知らせがあります。


なんだよ!

折角、これから働こうとしてるのにそんな事言うなよ!って思うかもしれませんが、実際に現場へ行ってから事実を知らされるケースが殆どなので、それを事前に知ることができれば無駄足を踏まずに済みますので敢えて書かせていただきます。


それでは覚悟を決めた皆さんへ


まず最初の難関がこちら



ごく一部の環境を除いて、殆ど自由がない。

どういう事?って思うかもしれませんので順番に説明します。


自由がない点の一つとしては、基本的に一度現場へ入ったら休憩中も外出できず、退勤時間まで倉庫の中で過ごす事になります。


お昼ぐらいは、近くのファミレスへ行って食べたいよな!って思うかもしれませんが、それすらも許されていないぐらいシビアです。


宅配ピザやUber Eatsをこっそり頼むなんて方法もありますが、毎日頼むとなると相当割高だと思うので、普段はコンビニや売店などで買ったり、現場によっては食堂やカフェテリアといった温かい食事が、安価で食べられるスペースを設けてくれている場合もあるので、食堂の有無で現場を選ぶというのも有りだと思います。



また、ごく一部のルールに厳しい現場では、持ち込み可能な一部の物を除き、持ち込み禁止品(スマートフォンなど)を現場へ持ち込む事を一切禁止にしている場合もあります。

もし、そういった倉庫で持ち込み禁止品をうっかり持ち込んでしまうと、退勤する際に行われる手荷物検査(現場によっては金属探知機を使った手荷物検査があります。)によって、持ち込みが発覚してしまい、倉庫内の在庫数を調べて倉庫内で取った物では無い事が、確認できるまで没収されてしまいます。しかも、それが機密事項を扱う倉庫だった場合は、スマートフォンの中のデータまでチェックされてしまう事もある為、くれぐれも注意が必要です。


これだけ文明が発達している中で、休憩中にスマートフォンすら触れないのは死活問題だと思いますので、面接時または採用が決まった段階で派遣会社の人に、倉庫内にスマートフォンを持ち込めるかどうかを必ず確認する必要があります。


さて、もう既に行くのが嫌になってきた方もいるかもしれませんが、間髪いれず第二の難関がこちら



簡単軽作業というのは幻想

皆さんの中には求人欄に書かれた"簡単、軽作業、誰でもできる"と言った夢のようなキラキラした言葉を信じて応募した方もいるかもしれません。


残念ですが、一部を除いて殆どの現場で重たい物を扱う事があり、場合によっては15〜20キロ近い重量物を扱う事があります。


作業内容が簡単で誰でもできる。といった単純作業であることは間違い無いですが、軽作業=軽い物を扱う作業では無いので、その点は入る前に必ず知る必要があります。


中には本当に軽い商品ばかりを扱う現場に入れる場合もありますが、殆どが短期派遣バイトを想定して配置されているケースが多く、この仕事は楽で続けられる!と思って長期的に働く事を考えた途端に、いつの間にかキツイ現場へ送られていたなんて恐ろしいカラクリもあるので、十分に気をつける必要があります。


もしも現場に行ってから初めてわかった場合は、短期と割り切って働くのもいいですが、まずは派遣会社に相談し、現場と話し合って部署や仕事内容を変えてもらえる場合がある事を、覚えておいて損はないと思います。



現場によってはノルマに厳しい

例えば大手通販サイトの倉庫では、従業員の1時間あたりの作業数を徹底的に管理し、1日の個人成績をランキング形式で掲示しており、平均の数字より下回っている作業者への注意喚起やトレーニングが日常的に行われています。


自分の数字も他人の数字も関係なく、全員の数字が都度公開されるのは、ただの公開処刑です。

本当にありがとうございます。


というわけで、そんな現場に来てしまった場合は、わりぃ!やっぱ合わねぇや!って今すぐにでも辞めるか、ノルマがある中で上手く立ち回る過ごし方を考えないといけないわけです。


上手く立ち回る?

そんなことできるんですか?

はい、できます。


ということで、これから攻略法について説明していきます。



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