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#1 ケツイがみなぎる【中小企業診断士なるまで備忘録】

2023年6月5日

中小企業診断士試験日が8月5日(土)6日(日)であり、実質1次試験まで2か月を切ったその日。

国崎は決意のnoteをアップしていた。

今年度は科目合格だけを狙おうとしていた。

試験を受けるぞと決心してから、企業経営理論、財務会計、運用管理。

この3つだけを集中的に読み込んできた。

しかし、いよいよ試験が迫ってきた。問題を解いていかねばならない。

「2か月、まだある」

ではなく、「もう2か月しか、ない」

というマインド転換が必要だったにも関わらず、決意が足りていなかった

決意のnoteをアップした、と冒頭で言ったにも関わらず。

決意が足りていなかった。

このnote執筆日は8月9日(水)。

すでに1次試験は終わっている。

そして解答も診断士協会にアップされている。

自己採点はすでに完了している。

結果は隠すほどではない。自己採点結果くらい公開してもいいだろう。ろくな点数じゃないんだから。

経済学32 財務会計40 経営理論45 運用管理26 法務36 情報システム24 政策44

特に勉強を重ねた3科目はひどかった。

そして気づいた。

勉強していない4科目も同じくらい得点している。

( ゚Д゚)ハァ?

リアルにこんな顔をした。

どうなっている?

勉強せずとも40点前後取れるのなら、ちょっと勉強したら4科目は取れたんじゃねえのか!?

どういうカラクリでこんなことが起きている?

そもそも、得点しやすい分野なのか?

答えは簡単。

わたしが中小企業支援機関の職員だからだ。

多くの合格者が「この3科目(企業経営理論、財務会計、運用管理)から取り掛かろう」と教えてくれた。

「ここからやった方が、診断士試験の全体像が分かるぞ!」

だから3科目を勉強した。

しかし、政策や法務なんかは実務で目を通すことが多い。経済学も然り。

勉強の仕方や、追い込み方、決意の仕方に少々問題があったことは認める。

だがこんなに勉強した結果が発揮されないのなら、攻め方が間違っていたという他ない

1次試験の二日間、鬼のように集中し、時間と体調を調整しながら立ち向かった。

そのおかげでたくさんのことを知れたし、経験をできた。

受けてよかったとはっきりと言える。

そうして気づいた。

1次試験の7科目。どこから勉強するかは、「人による」ということ。

この診断士試験を受ける人はどんな人か。

ここからは推測の域を出ないが(というか、誰か教えて欲しいが)

  • 金融関係の方がインセンティブ目当てで取得する。

  • 独立をしたい人。

  • 現専門家や経営者の人。(セミナーの箔をつけるため?)

インセンティブがつかないタイプのわたしのような仕事をしていながら、診断士になろうなんて人は少ないのかもしれない。

中小企業支援機関の仕事は、診断士にとって、基本的な部分を包括しているからだ。

逆に言えば診断士は、支援機関のスーパーサイヤ人的な資格だ!(いま気づいた)

  • 金をとって相談に乗る。それだけの知識と地位で以て相談に乗るのが診断士。

  • 金をとらずに、無資格で相談に乗るのが支援機関。(有資格の職員や、資格者とのマッチングはもちろん斡旋する)

となると、診断士になろうとする人は、もしかしたら残り4科目の方が、たとえば補助金のことや企業統計、法務関係は触れてきていない人が多いのかもしれない。

その仮説の通りなら、企業経営理論、財務会計、運用管理から始めておかないと→企業を支援するとはどういうことか、がわからない。

→だからそこから勉強することを勧める。

大多数の受験者にとって、その方が効率的なら、それを勧めるのは当然。

わたしは後悔した。

残りの4科目は仕事中に勉強を積めるじゃないか……。

何なら、仕事にプラスになることだから(相談受ける時に使う)やってて損はなかったじゃないか……。

後悔してもあとの祭り。

上記のわたしの点数を見て頂ければ分かる通り。

今年、わたしは3科目からやらずに4科目からやっていれば、4科目分の科目合格は2か月の勉強でももぎ取れていたかもしれない。

いや詭弁だ。

そもそも、診断士の試験を7科目すべて、目を通していればこんなことにはならなかったかもしれない。

己を知る前に、敵を知らねば勝てるわけがない。という精神でなぜいなかった?

というようなことをあとからあとから、正当化しようとしたって、

「じゃあ、おまえは資格を取得する心構えができていたのか?」

「決意が足りていなかったんじゃあ、なかったのか?」

と、内なるおれが、詭弁を垂れるおれを叱りつける。

その通り。

決意が足りていなかった。

診断士になった未来を描けていなかった。

だからおれは負けた。

盛大に負けた。

けれど、その目に、その胸に、決意の炎は灯っていた。

2023年、中小企業診断士になり損なった男。国崎。

このシリーズは、おれが、中小企業診断士になるまでの備忘録である




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