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その色使い、ありえへん!センスは知識じゃ!

重い腰をあげて、ようやく「女性ディレクター視点の謎解き」について書き始めようかと思います。一発目なのでわかりやすいものから。そう、それはデザインについてです。周知の事実かとは思いますが、女性はデザインにうるさいです。

男性は、無関心か、無印か、クロムハーツか、全身ブランドか、黒か、やりすぎか、のイメージしかありません。偏見です。

デザインと言っても、色々ありますが、とりあえず「イラスト」と「配色」に分けて考えたいと思います。そして、今回はその中の「配色」についてフォーカスします。「イラスト」はですね、トピックとして重いんですよ…。ベリィヘヴィ。そしてセンシティブ。

なので、今回はジャブとして「配色」の話をいたします! 配色がテーマとして軽いから先に取り扱うのではありません。イラストは女性の中でも、層によってかなり趣向が異なるのですが、配色はなんとなくですが、女性にとっては割と共通言語なんではないかと思っているのです。デザインの90%は配色が握っているのではないかと思うのです!!!パッと見たときすぐにカワイイかカワイクないか判断する時、イラストよりもまず色合いが一番目に入ってきますし。

つまり、絵が下手でも配色次第でなんかいいデザインに見えることがあるくらい、配色は偉大なのです。今回は、デザインは配色が大事、ということを言いたいだけの回です。ちなみに私はデザイナーではありませんし、デザインの知識はゼロに等しいです。いや、ゼロです。ちょっと盛りました。

男性よりも女性の方が色に敏感

配色の話をしても、ポカンとしている人間がいます。それは、OTOKOです。これはよく言われることですが、色使いに関しては女性に圧倒的に利があります。いくつかコラムを見たことがありますが、信ぴょう性が高そうなNATIONAL GEOGRAPHICさんのサイトを引用させてもらいます。ナショナルですからね、絶対間違ったことは言わないはずです。

男性と女性では、ものの見え方が異なるらしい。最新の研究によると、女性は色の違いを見分けることに優れ、男性は素早く動く物体を目で追ったり、遠くの細かいものを見分けたりすることが得意だという。
James Owen・NATIONAL GEOGRAPHIC「男性と女性、物の見え方に違い」、(https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/6703/ 閲覧日:2019/12/16)

ということで、最新の研究でも女性が色の違いを見分けることに優れていることがわかりました。ここを根底として理解していないと、一時期ネット上でブームになった”ダサピンク現象”が起こってしまいます。

「ダサピンク現象」とは、「女子はピンクや可愛いものが好き」「女性は恋愛が好き」「オタクは美少女が沢山出ていれば買う」等の安直な認識で作られた女性向け商品、女性キャラクターが登場する商品、世間の女性のイメージが残念な出来になってしまう現象のこと。2014年からTwitter上で使われ始めた。  ピクシブ百科事典「ダサピンク現象」、(https://dic.pixiv.net/a/ダサピンク現象 閲覧日:2019/12/16)

ピンクの話もしたいのですが、話が大幅にそれてしまうので、次回にします!というか、まだ参考文献読み終わってません!冬休みの宿題にさせてください!!しかし、ここで言いたいのは、男性のセンスで配色を語るのは危険だ、ということです。

女性は、良い配色見ただけで、カワイイ!と言うことがあります。この感覚、わかるかな?ただの色にカワイイと言う感覚。多分難しいと思います。多くの女性が車は全部同じに見えるのと一緒なくらいに。もし、理解できるようになったのなら、オトメン認定しましょう。

世の中の男性デザイナーはどうしているのか?

男性デザイナーといえども、男性が女性向けのデザインをするためには、涙ぐましい努力が必要です。彼らも配色には苦労しているのだと思います。いやいや、そうは言ってもですよ、旦那。世の中のトップクリエイターは男性が多いじゃあないですか?と、思うじゃないですか。

トップクリエイターとしてパッと思いつくのは、素人の私だと水野学さんとか、佐藤可士和さんとかしかいないんですけど、色使いに特徴があるわけではないんですよね。男性特有の機能美とかシンプルな美しさは感じますけど。(くまモンは、本当は誰が作ったのかよくわからないし。。)なので、男性デザイナーが女性に好かれるデザインをするためには、鉄下駄を履いて高尾山をうさぎ跳びして登頂する覚悟が必要です。

女性向けのデザインをするときに男性デザイナーが気をつけていることを調べたときに面白い記事があったので、ご紹介します。

女性というのは英語学習に例えると「ネイティブスピーカー」です、僕は残念ながら「非ネイティブ」なので、帰国子女と同じような勉強の仕方が出来ない。 そのため、文法書を見て、英単語を覚えて…という感じで、ひたすら女性誌をみてフォントや背景のドット具合を勉強していく。
その学習をした上でネイティブスピーカーである女性と会話をしてみて、これは正しいのか間違っているのかを聞く。なんでこんなものつかってかわいいと思うのか、と言うのを集めて、自分の中でフレームワークをつくっていって、それを周りの女子にぶつけてみて「だよねー」と同意が得られるまで。
AppMarketingLabo.「「女性はネイティブスピーカーだ」女子向けアプリ界の3賢者が語る、女に愛されるアプリのつくり方。サイバーエージェントアプリセミナー」、(https://appmarketinglabo.net/woman-hitapp/ 閲覧日:2019/12/16)

鍛錬あるのみです。さあ、鉄下駄を今すぐ買いに行くのです!!

HOW TO センスの磨き方

知ってたら聞きたいのですが。恐らく方法はインプットしかないのですが。水野学さんもセンスは知識だ、と言ってますし。ただ一つ、確実に言えるのは、男女関係なくセンスが良い人はファッションにも気を遣っています。そう、ファッションに気を遣っていない人はセンスが悪い確率がぐぐぐっと上がります。うん、今すぐ服屋に行け。

ファッションに気を遣うことで何かメリットがあるかというと、簡単にフィードバッグが得られるということにあります。いや、まあダサイって直接言ってくる人は滅多にいないとは思うんですけどね。いい時は大体反応があると思うのです。デザインと一緒ですね!なんなら、ダメ出しされることで精神的被害を被るため、実害がある分成長率が高そう。お金というダメージも喰らいますからね。

私は、新しい服を買ったら必ず会社の先輩に見てもらいます。そして何のコメントももらえなかったら、その服はその日のうちに燃やします。嘘です。ちなみに、私の服がダサかったら、私はマネキン買いしかしないのでお店の責任です。私はセンスがないことは自覚してるので、プロの意見に従います。まあ、差し色ないまま出社することもありますが、その時は赤い傘なんか持って行って、社内でも常に赤い傘をさして歩きます。会議中でも、面談中でもね。差し色だから。

え?会社には適当な服でいいからできない?ば、ば、ば、ばっかもーーん!!!毎日勝負服で行け!!たまの手抜きは許すが、会社とプライベートを分けるな!!常に角を曲がったら植松晃士がいると思え!!いつどこでおブスでーす!と言われるやもしれぬ恐怖を抱け。え?スーツだから関係ない?貴様、歯ぁ食いしばれ!!!スーツこそセンスが出るんだよおおぉ!!少年よ、恐怖を抱け!!女性の男性に対するファッションチェックは恐ろしいものがありますからね。靴が尖ってるだけで、メンヘラか地雷認定されますから、本当、気をつけてください。

それでも配色がわからない人のための奥義

もう究極の奥義を教えます。

配色本使えや。

これは割と真面目な話なんですが、配色が得意じゃない人ほどオリジナルの配色に拘ります。多分ですが、わかってないことが、わかってないのです。もうね、私もね、アートディレクターではないんでね、口は出したくないんですね。知識ゼロの人間がね、意見出したところでね、ムカつくだろうしね。

でもね、色をね、お願いだからね、3色以下にしてくれよ、って泣いて言ってるんですけどね、なんかね、結構な頻度でね、カラフル!なことが多いんですよ。カラフルまでいかなくても、色多ッ!!ってのが多いんですよ。WHY???DESIGNER PEOPLE!!??? WHY!??

補色とかね、類似色とかね、色んなパーセンテージの組み合わせとかね、色々あるけどね、よう知らんけどね、パッと見せてパッと隠して、この絵何色?って即答できないやつはね、メインがブレてると思うんですよねええぇぇ!!

いや、いいですよ?カラフルなイラストも時にはあっても。キッズとかはそうゆうの好まれますしね。いやでもね、F1向けって言ってるからさ?色にはさ?気を遣ってね?

そんなこんなで、まとめ。女性にとってはデザインは配色のプライオリティ高い。遠足の持ち物でいうと、おやつくらい。そんでもって配色わからなきゃ配色本買え。以上だ!

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#デザイン #謎解き

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