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【F1海外記事翻訳】ブランドル:リカルドはアルファタウリで角田に「絶対に」勝たなければならない【motorsportweek.com_2023/7/15】

ブランドル:リカルドはアルファタウリで角田に「絶対に」勝たなければならない【motorsportweek.com_2023/7/15】
motorsportweek.comにF1角田裕毅選手関連の記事が公開されておりましたので、翻訳し紹介します。
翻訳は筆者の意訳も含まれており、原文の意図を逸脱した文章である可能性もあり、十分にご留意のうえあくまでもご参照程度にご覧ください。

参照元

by Taylor Powling

元F1ドライバーで、経験豊富なTV評論家のマーティン・ブランドルは、アルファタウリで角田裕毅に勝つことがダニエル・リカルドに期待する最低限のラインだと言う。

火曜日、リカルドがデ・フリースに代わって2023年いっぱいまで、ファエンツァを本拠地とすることが決まった。

このオーストラリア人はマクラーレンでの2度の苦難のシーズンののちに、昨年末このイギリスのチームから解雇され、今季はチャンピオンチームのリザーブドライバーとして、レッドブルに戻ってきていた。

ブランドルは、リカルドがコンストラクターズ選手権の最下位に沈んでいる場所からのカムバックに対する意欲に驚いたという。

「彼が戻ってきたのを見られるのは本当にうれしいですが、正直な感想で言えば、"うわ、ダニエル、マジでやるの?"と驚いたところです」ブランドルはスカイスポーツにそう語った。

「ダニエルは常々、自分のカリスマが失われていると話していて、つまり彼は熱意から取り戻す必要がありました。だから、"これをしてくれたら、見返りはこれだけあります"というような別の取引がなければ、このような選択をしないと思っていたんです」

「彼は半年間、F1ドライバーではない状態でシムワークを経験しましたが、それは彼にとって耐えがたいことだったのではないかと思います。だから、グリッド上の20人に入ることの魅力に抗えなかったことは十分に理解できました」

「ダニエル・リカルドがグリッドにいると、F1がより良い場所に感じられるというのが私の一番の感想です。そして私は、週末の間じゅう、彼がその辺をウロウロしているのを見るのは好きでありませんでした」

リカルドは来週末のハンガリーGPで昨年12月のアブダビGP以来となるグランプリスタートを切り、ベルギーGPが終われば開幕から半年が経過する。

ブランドルは、リカルドが新しい環境と厄介なAT04のマシンに慣れるために "1、2レース "の期間が与えられるべきだと考えている。

しかしながら、彼がF1のキャリアを本当の意味で取り戻すには、8回の優勝経験者として、新しいチームメイトの角田裕毅を当たり前に上回り続けなければならないというプレッシャーを乗り越える必要があるのだ。

「おそらくグリッドで最も遅いマシンを駆るダニエルにとってはハイリスクなことです」とブランドルは要約した。

「それでも彼は角田に勝たなければなりません。それは最低限のことです。彼は予選でもレースでも、上回っていかなければなりません。それが彼の期待値の絶対的なラインなのです」

「もしかしたら彼は、このマシンの限界を超えられるかもしれません。もし彼がその期待を大きく上回り、トップ10に近い位置につけることができたら、そしてレースでもそれを維持することができたら、恐らくそれが彼の救いになることでしょう」

一方、デ・フリースがF1に参戦したのはわずか10レースにすぎず、彼のデビュー・キャンペーンでの散々なスタートにより、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコの怒りを買うこととなった。

ブランドルは、"多くのレッドブルのドライバーは苦難を越えられず、良い結果を持ち帰れない"という系譜があり、その一員に加えられたこのオランダ人に同情を禁じえないという。

「彼はまだシーズンの半分も経験していないうえ、乗っているのが難しいマシンであることは明らかです――そして、チームメイトはより経験豊富でした」ブランドルは続けた。

「では、ニックはもっとうまくできたのでしょうか? いいえ、私には明らかに、最近のレースにおいて彼のドライビングには自暴自棄が入り混じっていたように見えました」

「彼はいるべきではないポジションにいたことで不必要なバトルに巻き込まれていましたが、彼の本来はもっと良いはずなので見ていて本当に辛かったですね」

「彼には申し訳ないけど、もっと多くの時間とサポートが必要だったんだと思います」

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