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【F1海外記事翻訳】ピエール・ガスリーは今の成長株・角田裕毅の「目の上のたんこぶ」だったのか【planetf1.com_2023/6/26】

ピエール・ガスリーは今の成長株・角田裕毅の「目の上のたんこぶ」だったのか【planetf1.com_2023/6/27】
planetf1.comにF1角田裕毅選手関連の記事が公開されておりましたので、翻訳し紹介します。
翻訳は筆者の意訳も含まれており、原文の意図を逸脱した文章である可能性もあり、十分にご留意のうえあくまでもご参照程度にご覧ください。

参照元

Sam Cooper 26 Jun 2023 9:15 AM

F1評論家のトム・クラークソンは、ピエール・ガスリーと同じチームにいたことが角田裕毅にとって「目の上のたんこぶ」だったかどうかを考えている。

経験豊富なガスリーは、彼の若いチームメイトと一緒だった2年の間に、30回も角田の前でフィニッシュをしていた。

ガスリーが圧倒的な強さを見せていたため、このフランス人がアルピーヌに移籍したあとは、経験豊富なルーキーのニック・デ・フリースがアルファタウリの事実上のチームリーダーになると多くの人が予想していた。しかし、角田がパフォーマンスを上げていく一方で、デ・フリースの方はグリッド上で最もパフォーマンスの低いドライバーとなってしまった。

だからこそクラークソンは、ガスリーと比較されなくなったことが23歳の角田をドライバーとして成長する助けになったかどうかについて議論をしているのだ。

「私は角田裕毅の大ファンです」と、クラークソンはF1公式のポッドキャストに語った。「彼は素晴らしいレーシングドライバーとしても、個性的なキャラクターとしても成長していると思っていますが、それも冬の間に一度リセットされたようで、今年のユウキにはもっと大きな目標があるような気もしています」

「ピエール・ガスリーは成長の妨げになっていた? 私はまさにそう感じていて、ユウキは今年、プロスポーツマンとして成長したと感じています」

「彼は自分自身に目標を課したようです。彼はもはやF1にいることだけに満足するようなことはなく、F1で何かを成し遂げたいと思っていて、人間としてもレーシングドライバーとしても成長したように思えるのです」

角田は今シーズン、まだ2得点しか挙げていないが、それが今年の彼のすべてを物語っているわけではない。現に日本人ドライバーはこれまで3度11位でフィニッシュしているうえ、スペインGPでは厳しいペナルティが科せられ、ポイント獲得とはならなかった。

角田は今シーズンを好調に過ごしているが、他のトップチームが彼を欲しがれば、レッドブル・ファミリーを離れることも辞さないことを認めている。

「チェコは来年(の終わり)まで契約を結んでいると思いますし、レッドブルも彼に満足していると思います」と角田は『GIVEMESPORT』に語った。「だから今は、自分自身に集中し、価値を示していくしかありません。とにかく時間が解決してくれるんだと思います。だから今はアルファタウリに残って、すべてのチームに自分のパフォーマンスを示すのがいいと思っています」

「レッドブルからだけでなく、もっと他からも注目されてもいいはずです。僕はまだ、どのチームに行きたいとか、F1で何をしたいとか、そういうことを選べる立場にはありませんが、レッドブルに留まることを選ぶことはできると思っています。だから、私はドライバーとして、自分で選択できるようになるために、ポイントが欲しいんです」

「ここ最近の成績のことを考えても、常に高いレベルにあるチームへ行きたいと思ってしまうのは隠しようがありません」

「もしかしたら、いつかアルファタウリがその上位に入ってくるかもしれませんし、そうなればもちろん、他のチームに行く理由はなくなります。でもとにかく、こうやってたくさんの注目を浴びるのはいいことです。僕にそれだけの価値があるということですし、ドライバーとしてこれ以上の喜びはありません」

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