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【F1海外記事翻訳】ホンダは角田がアストンマーティンのシート候補に挙がることを望んでいる【the-race.com_2023/5/24】

ホンダは角田がアストンマーティンのシート候補に挙がることを望んでいる【the-race.com_2023/5/24】
the-race.comにF1角田裕毅選手関連の記事が公開されておりましたので、翻訳し紹介します。
翻訳は筆者の意訳も含まれており、原文の意図を逸脱した文章である可能性もあり、十分にご留意のうえあくまでもご参照程度にご覧ください。
また、基本的には図や写真、元記事に貼られているリンクについては転載しておりませんことをご了承ください。

参照元

May 24 2023
By Matt Beer

ホンダは、現在アルファタウリのドライバーである角田裕毅が、2026年に始まる新しいF1エンジンパートナーシップの際に、アストンマーティンのシート候補となることを期待している。

角田は、カーレースの世界に足を踏み入れたときから、ホンダの育成選手であった。
ホンダはレッドブルとの契約の一環として角田にアルファタウリのシートを提供し、2021年に彼がF1デビューして以来それは続いている。

マクラーレン時代に批判をするような発言をしていたフェルナンド・アロンソとのタッグの再結成に関する可能性について、ホンダの考えを尋ねた最初の回答で、ホンダレーシングの渡辺康治代表は「それはもちろん、挑戦する日本人ドライバーもいますし、候補者になってもらいたい」と付け加えた。

ホンダとしてはアストンマーティンに角田を起用させたいかどうか、と直接尋ねられた渡辺は、「2026年のドライバーについて真剣に議論するのは時期尚早ですが、ホンダとしては少なくとも角田が候補になることを望んでいます」と述べた。

「彼はもともと我々のスクールの出身で、今F1でとてもうまくやっています」と渡辺は語った。

「彼が成功したことは、とてもうれしいことです。しかし、将来について言えばまだ3年あるので、どうなるかを語るには早すぎます。今はその話をする時期ではないと思います。
むろん、私たちは彼が候補になることを望んでいます。しかし、最終的な決断を下すのはチーム次第なのです」

アストンマーティン・パフォーマンス・テクノロジーズCEOのマーティン・ウィットマーシュは、角田が彼のチームのレーダーに映るのに十分な活躍をしていると語った。

「彼については今年、とてもいい印象を持っています」とウィットマーシュ。「彼はまだとても若いが、比較的経験も豊富で、素晴らしい進歩を遂げていると思います。とても楽しみです」

「2026年までにドライバーのラインナップが進化していくことは間違いないでしょう。最終的にホンダとアストンマーティンは、ふたりの最高のドライバーをマシンに乗せたいと考えています。私たちは、ホンダと同様に勝つためにここにいるのですから、2026年には一緒に勝ち始めなければなりません。つまり素晴らしいドライバーを揃えなければならないのです」

「彼は当然、候補として考慮されなければなりませんし、彼もきっと、ホンダ・エンジンを搭載したマシンに乗りたがっているはずと、私は確信しています」

「彼がこの先の2年でどのように進歩するのかを見てみましょう。そして願わくば、一緒に真剣な話し合いができるようになりたいですね」

角田のF1キャリアにおける初期では、クラッシュや行き過ぎたF1へのアプローチに対するアルファタウリ・チーム代表のフランツ・トストからの批判、エラーの割合などパフォーマンスに関する部分と、2019年と2020年にかけてF3やF2で急成長を遂げてきたことに対する将来への大きな期待の部分とが織り交ざっていた。

アルファタウリのマシンが2023年のスタートで後れを取る中、23歳の角田はその逆境の中でこれまでにないほどの好印象を残している――特に、ピエール・ガスリーがアルピーヌに移籍し、代わりにルーキーのニック・デ・フリースが加入したことで、彼が事実上チームのリードドライバーとなったことを考えると、なおさらである。

つまり角田は、今年の契約終了後もアルファタウリのシートを維持するための好位置につけているのだ。ホンダは、角田のシート獲得に必要な費用を負担してくれているが、角田もまた自身のパフォーマンスによって彼のシートを維持していくことのメリットをチームに提供していると言えるのである。

またホンダは、角田の歩みを支えてきたのと同じやりかたで、F2タイトルの候補者である岩佐歩夢(彼のF2の2シーズン目の4ラウンド終了時点で3位につけている)もサポートしている。

アストンマーティンのドライバー事情は、チーム共同オーナーのローレンス・ストロールの息子であるランスが1台のマシンに乗っていることで、複雑になっている。

アロンソの現在の契約は2026年までだが、競争力があり続ける限り、2020年代半ばをF1でレースを続けたいと繰り返し示唆している――今シーズンがそうであるように。アロンソは、アストンマーティンとホンダの最初のシーズンで45歳になる。

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