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就職氷河期

「中の中」の高校を出た私は女子大に指定校推薦入学。市民吹奏楽団やアルバイト、近くの国立大のテニスサークルに「なんちゃって○大生」所属。毎日充実していた。
3回生春、就職活動。就職氷河期と言われる時代。サークルの国立大生は言うまでもなく勉強と努力を重ねてきた人ばかり。もう、話のレベルが違う。
何十社とエントリーをし、説明会に参加し、面接までもこぎつけない。交通費だけがかさんでいく。夏が過ぎるとだんだん周囲の内定の話が聞こえはじめる。

大学の就職課のおかげで何社か紹介してもらっても最終面接でダメだったり。毎日ポストを見ては凹む日々。

中には「結婚したら仕事は辞めますか?」なんていう質問も普通にあり。当時私は、子どもができたら辞める(ものだと考えてた)と思っていたから、ウソは言えず曖昧に答えてた気がするなぁ。そりゃ、採用する方からしたらすぐ辞められると困るよね。だけど、きっとその会社は「産休取って頑張りたい」って答えても落とされてただろうな。まだまだ世の中そんな時代だった。

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