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GW+1日

なんでもいいから文章を書こうと思って、日記を書いています。書きたい文章はたくさんあるのですが、それが断片的に下書きに溜まっていて、完成させきれないままくすぶっています。
どうやら1日に書ける文章の量が決まっているような感覚があって、仕事で文章をたくさん書かなくてはいけない時期は、自分のための文章を書くキャパが残っていないみたいです。いや、少しニュアンスが違うな。以前は、文章書きてえ〜という気持ちがモリモリに湧き出ていて、それを濫用してクソ記事に落とし込んでいたのですが、今はそのモリモリが仕事に吸われており、特に自分のための文章を書かなくても「書きてえ〜」とはならないので書いていない、それだけのことみたいです。
文章を書くことが、「自分の思いを伝える」ではなく「もやもやの概念を言語化する」だとしたら、仕事で書かなきゃいけない大しておもんない文章も、それなりに文章書きたい欲を吸ってくれているんだなと納得がいきます。わたしは昔からずっとそうで、自分の内から湧き出る思いとか創作のようなものがそんなになく、今あるものを組み合わせたり、新しい技術を試したり、視点や切り口を変えてみたりするのが好きなだけみたいです。

何の話だっけ。日記を書くんだった!!

日記というかGWに起こった印象的な出来事を書きます。

1. ゴールデンカムイ読破

ゴールデンカムイが全話無料公開している…というのは知っていたのですが「まあ間に合わんやろ」と決めつけて4月末までは全く読んでいませんでした。いや、正確には大昔に岩盤浴行ったときに1,2巻読んだような気がするのですが全く覚えていないので無と同じですね。
とにかく、「ゴールデンカムイ全話無料公開延長!」というお知らせを見て読み始めた愚かな豚がわたしです。読もうと思い立ったときにはもう5月。残り8日。爆速で読み始めました。
誰かに話したことがあるのですが、わたしはどうも漫画という媒体が苦手で、量をたくさんこなせないのです。思い出せる限りで読破した漫画がこばととデスノートとGANTZくらいしか無いです。漫画って、絵・セリフ・吹き出し外の文字・効果音その他もろもろ情報量が多くて、どれだけの熱量で1コマ1コマを摂取していいかわからなくなります。セリフだけ斜め読みすれば爆速で内容を把握できるのはわかるのですが、それだけだと受け取る要素として足りないですよね。というか鑑賞の態度としていかがなものかと思ってしまいます。わたしはオタクだから…(話はそれますが倍速で映画を観るみたいな意味わからん手法が存在していると聞いてヤベェ〜〜〜ってなりました)
内容を把握するだけが作品の鑑賞じゃないですからね。映像作品は特に間とか時間の流れが大事だ(と思ってる)から、倍速で観るとか意味わからん、というかそれやるくらいなら観ないほうがマシだと思うし、文字がある作品はやはり言い回しとか語彙そのものに意味がある(と思ってる)から、内容だけじゃなくてその伝え方もよく見たい。あと漫画に限って言えば、こういう連載ものはやはり1週間とか2週間に1話ずつ話が進む(もしくは単行本を1冊1冊買い集める)と言う時間の流れも大事なんだと思います。この冒険が8日で終わるわけじゃないじゃないですか。漫画が進まない空白の時間含めての作品なのかなって気がするんですよね。まあそういうのを完全無視して8日で爆読みしたわけですが。愚かだ。
終わり方がよかった〜みたいな事前情報を知ったうえで読んだので、シリアスシーンもそんなに心をすり減らさずに読めましたが、こういう楽しみ方も本来のものではないんでしょうね。ちゃんとハラハラすべきなんだ。でもわたしは小心者だから好きなキャラが不幸になるのを見ていられないし、気が気じゃなくなっちゃうから、やっぱり何となく結末を知って安心して読めるというのは、ちゃんと鑑賞する上でもある意味役立っているような気がします。
そういうのは置いておいて…北海道にいた者としては北海道舞台というだけで充分にたのしく読めました。キャラがみんな魅力的で、主人公と敵対しているキャラもただの悪者というわけではなく、その人なりの正義で動いていて、それまたカッケェ生き様で良かったです。キャラに一貫性があって、行動に必然性がある、それだけで説得力のある話になるなあって思いました。(何目線?)
それからごはんがおいしそう。わたしも適当な肉を煮込んでヒンナヒンナしたいです。山菜とか木の実とかを拾い食いするのが大好きなので、普通にうらやましい&おいしそう~って終始飯テロを食らっていました。
あと何度も言うけどこういうはぐれ者たちが成り行きで一緒にいる系の旅が本当に本当に好きなんだなあ。カウボーイビバップとかサムライチャンプルーとか。お互い都合がいいから一緒に旅するんだけど、だんだん妙な絆が生まれてね、相棒っていうね、背中を預ける存在になっていくんですよね、本当に良いよね。大好き。(好きなものになると語彙が消失する病)

2. 益子陶器市

陶器がね~好きなんですよね~。GWといえば小学生のころから毎年有田陶器市に行っていたくらい陶器が好きです(親が陶器好きだったというのもあるけど)。そんなに盛るものもないのに陶器を買い集めてしまいます。この作家さんすきだな~ってなったら通い詰めるので、陶器市だけで顔見知りになった陶芸家さんも何人かいます。毎年有田で会っていた陶芸家さんたち、もう10年くらい会えていないけど、元気かなあ。
仲良い陶芸家さんから買った食器を以前割ってしまったことがあって、そのことをお詫びとともにご本人に伝えたら「割れてくれないとこっちの商売もあがったりなんですよ~」「割れるからこそ次を買ってもらえるわけだからね~」って言ってくれて、面白い考え方だなあって思ったことがあります。(陶芸界ではよくある切り返しなのかもしれない)
なんでそんな話を書いたかというと、これまで集めてきたお気に入りの食器たちを最近になって立て続けに割ってしまい、真剣に「食器がねえ!」ってなっていたのです。いつか金継ぎして復活させようと思って破片は取っているのだけど、それはまた別の話。
そういうこともあって、「陶器市行ってももう食器置く場所ないよ~」とか「使いきれないくらい食器があるよ~」とかいう"陶器市に行かない言い訳"もきかなくなり、よ~~~し久しぶりに行っちゃうぞ~~~となりました。コロナのせいで今回が3年ぶりの開催だったようです。高まりますね。
益子陶器市、存在は知っていたものの絶妙に遠くて行きづらい場所にあり、今回が初参戦です。

煽り顔で中指立ててるように見えるたぬき

雰囲気の良い陶器市で、メインストリートがメインではなく(?)、路地に点在する作家さんのテントを見て回るのが楽しいです。とにかく雰囲気が良いです(2回目)。京都のお寺でやってるような手づくり市のイメージに近いです。

木陰にテントが並んでいるの良かった

もちろん量産もののアウトレットもありますが、作家さんのブースが多くて見ごたえがあり、ほしいな~と思う食器がたくさんありました。有田陶器市はもっとガツガツした感じでアウトレットを爆買いしていくお客さんもたくさんいて、みんな登山に行くような恰好で参戦していたのですが、益子はもっとぷらぷら見て歩いて楽しめる感じです。フェスっぽさもあるかも。

芝生広場みたいなところもある

開店前(8時前)に着いて、休憩をはさみつつ一日中見て歩き、16時にテントが片付けられ始めるまでに、、、全部回り切れませんでした!!!!!!それくらいボリューミーでたのしい陶器市です。全体的な物量はたぶん有田陶器市のほうが大きいけど、見たい!吟味したい!と思えるブースは益子のほうが多いなあという印象でした。若いお客さんが多かったのも新鮮でした。回り切れなかったので秋にリベンジしようと思います。

3.ラーメン二郎栃木街道店

益子陶器市のついでに行ってきました。どっちがついでかわからないですね。

これに書いてある通りですが、とにかく素晴らしい二郎でした。おいしかったなあ。並び始めから着丼まで2時間は最長記録かもしれないです。あと2組分遅ければ麺切れでした。あぶねがったです。
TAROというトッピングが本当に秀逸で、T(つけ麺)A(味の)R(ラーメン)O(二郎)という意味らしいです。なるほどわからん。あくまでつけ麺味というだけでつけ麺ではないです。何が入っているのかはよくわからないのですが、二郎の汁がピリ辛のごま油風味になります。ジャンキーでめちゃくちゃおいしいです。ズバズバすすれます。ごま油は強制的に食欲をかき立てますからね。
らっきょはトッピングではなくただの箸休めなのですが、これもすごく良くて、ブタと一緒に頬張ると無限に食べられるような気がしてきます。おっと、無限警察に取り締まられそうですね。
店主が八王子野猿街道店2で修行した方だそうで、メニューに魚粉トッピングがあるのも素晴らしいです(和風BBというネギと魚粉のトッピングが八王子野猿街道店2の名物みたいになっている)。二郎と魚粉のアフィニティは本当にヤバい。あと、たぶん魚粉のほうがTAROよりつけ麺味に近いです。魚粉が絡んだ二郎のヤサイが本当に好きなんだ。
さらにその店主は元空自隊員らしく、店内にC-1のポスターが貼ってあったり、空自カレンダー(いつも航空祭で買うか迷うやつ)が掛けてあったり、オタク的にも高まります。さらにさらにその店主がメタルバンド好きらしく、BGMはバキバキのメタル(わたしには何かわからなかった)、マキシマムザホルモンご本人のサインと写真が飾ってあったり、とにかく高まります。店主情報多すぎるな。とにかく素敵店舗なのです。また2時間並ぶとしても行きたいなあと思える二郎でした。

4. 友だちに会った

なんだか飲み会が多いGWだったような気がします。おいしいものを食べたり、たのしいお話をして過ごしました。友だちは大事です。今更何言ってんだという感じですが、友だちと会うと、社会生活の中でうっすいコミュニケーションに晒されてすり減った心がぐんぐん回復していくのが実感できます。
農学部時代の同期と安安で粗悪な焼肉を食べながら、撮りたい映画の話をしていました。まあ映画は撮れないから小説を書こうって話になったのですが、それがけっこうたのしみでわくわくしています。まだプロローグしか書いていないし、頭から順番に書くのでいいんか!?というガバガバ具合なのですが、なんだかたのしみです。このことを別の人に話したら、「どんな文化人集団やねん!」とツッコまれました。たしかに、理系っぽくはないかもしれない…とか考えてると「文系理系ってなんやねん!どっちも必要だろうが!」といういつものキレ散らかしトークになってしまうので置いておいて… そういえば学部時代から小説を貸し借りして回し読みして、その本に出てくるネタをいじって永遠にゲラゲラ笑ってるようなクソ文化人集団でした。未だにそういう話ができる友だちがいてうれしいです。

この世で一番うまい食べ物、ほたるいかの沖漬け

あとは、ずっと彼氏がいなかった友だちに彼氏ができていたり、そういう報告を聞きながら久しぶりに酒を飲んだり、ハッピーな連休だったなあ。遊んでくれたみなさん、おいしくてたのしい飲み会をありがとうございました。

そして連休が終わって、労働をする日々アゲイン。

まあ労働が無理という話ですな。実は仕事が終わらなさ過ぎて5/2だけ出勤していたのですが、みんな休んでるから変な連絡が入らなくて非常に捗りました。とはいえ仕事が終わらなさすぎる状況は変わらず持ち越して連休に入ったので、うーん、今日はしょっぱな全速力で働かされてつかれちゃいましたね。だめですね。1週間ぶりに仕事して、これから5日連続で働かされるなんて無理です。無理無理。特にオチはないです。
今日会社に行ってみて本当に労働が無理だったので、GWの思い出を噛み噛みしながら日記を書いてみた、それだけの記事でした。


おわり

みんなゴールデンカムイ読もう(無料公開期間終わっちゃったけど)

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