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りゅうけん考#2 「主張に必要な二要素」

えー、どこまで書きましたっけ?

前回の続きを読んでないからはこちらをお読みください。
私も読み返します。

さて、前回、私は、「論理的に説得力がない主張」と「根拠のない主張」が嫌いだと述べました。

また、「論理的に説得力がない主張」と「根拠のない主張」についての説明とそれが使われるパターンを述べました。

そして、私は、次のような主張をしました。

論理的に正しい主張を大量に発信する中に、論理的に誤りのある嘘を紛れ込ませる方法があり、この手のやり方は、悪質であり、巧妙であるからよく使われる。

続いて、主張の根拠として、アドルフ・ヒトラーの言葉を紹介しました。

大衆は、小さな嘘より大きな嘘にだまされやすい。なぜなら、彼らは小さな嘘は自分でもつくが、大きな嘘は怖くてつけないからだ。

でも、実はこれ、

「論理的に説得力がない主張」であり、「根拠のない主張」なんです。

では最初に、論理的に説得力がない理由について見ていきます。
(りゅうけんさんの話からだいぶ道を逸れてしまったなぁ。)

まず、「論理的に正しい主張を大量に発信する中に、論理的に誤りのある嘘を紛れ込ませる方法がある」という主張を仮に「主張A」と呼びます。

同様に、「この手のやり方は、悪質であり、巧妙であるからよく使われる」という主張を仮に「主張B」と呼び、前半の「この手のやり方は、悪質であり、巧妙である」という部分を主張B-1、後半の「よく使われる」という部分を主張B-2と呼びます。

論理的に説得力がないのは、主張Aと主張Bの間に関連性がないからだ。

関連性とは、因果関係や相関関係などを指すが、そのいずれもない。

つまり、主張Aが論理的に正しいからと言って、主張Bも論理的に正しいとは言えないパターンだ。

また、そもそも論になって申し訳ないが、主張Aは、具体的な事実を摘示しているものではない。

論理的に正しい主張を大量に発信する中に、論理的に誤りのある嘘を紛れ込ませる方法がある。(主張A)

これが具体的な事実を摘示していると言えようか。いや、言えないだろう。

論理的な主張の前提として、事実の摘示とその根拠が必要だ。


また、主張Bは、評価(主張B-1)に基づく事実の摘示(主張B-2)になっている。

この手のやり方は、悪質であり、巧妙である(主張B-1)から
よく使われる。(主張B-2)

真実性とは、摘示した事実と根拠の関連性の強ければ説得力を持ち、論理的な主張とは、その真実性から自然と導き出される評価と言うものだ。

つまり、主張Bは、論理的な構成になっておらず、主張として成立しない。

長くなってきたので、今回はここまで。
次回、主張に根拠がない理由について見ていきます。

追伸:なんか、執筆慣れしていないせいか、「です・ます調」と「だ・である調」が混在していてお恥ずかしい。実は、執筆時のキャラ設定ができてませんw

豚子(実名)

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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