服とからだ

年々、だらしがなくなっていく
わたしの肉体…浮き輪のようなぜい肉
色は暗く
肌のキメはあらく
がさがさで
みっともないからだ
みっともないわたし
それを隠してくれている


服のおかげで
出歩ける
今更気づいた
服って偉大

くたびれた10年もののTシャツ
毛玉だらけでもかわいくて捨てられないTシャツ
ああ愛おしい…

ありがとう商社
ありがとうデザイナー
ありがとう工場
ありがとう問屋

今日も服に守られて
自由気ままにおでかけ
買い物

服を着なくてもいいくらい
美しい体がほしい気もするけどさぁ
さぁ
さぁ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?