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DesignShip2023にデザイナーチームで参加した

みなさんこんにちは🙋ひきまです。
この記事はツクリンク プロダクト部 Advent Calendar 2023 7日目の記事です。
開催から1月以上経っているのですが、デザイナーチームでDesignShip2023に参加したので、参加した各セッションからいくつか抜粋して、簡単な要約と感想を備忘録として残しておきます。


1.会社のミッションなどは開発の現場にどう落とし込んでる?

要約
プロダクトMVVを作った話。
背景:プロダクトの役割が変わって、新たな機能を作る際の意思決定に迷うことになった。意思決定の軸になるものが必要と考えてMVVを作ることに。実施:チームでのワークショップ、PdMへのヒアリング後、MVVの言葉を作成・会社のMVVに沿ってるか確認
完成後:プロダクトMVVを軸に議論がうまれたり、新たなアイデアがうまれた
まとめ:組織が目指す未来とチームを接続していきたい

感想
プロダクトMVVを会社のMVVと繋がるようにすることで、現場の迷いが少なくなるだけでなく、会社のMVVの浸透にもなるし、チームや会社全体を同じ方向に向かせる効果も出そうで良さそうと思いました。
イベントのコンセプトである"繋がる"にも沿っててすごい。

2.会社と従業員、従業員同士の相互信頼関係について

きよしさん/株式会社スタメン

要約
組織エンゲージメントを上げるために何をしたかのお話。
リモートなどが原因で人となりや活躍を知れないから信頼関係構築できないのでは?と考え、現状を把握。その結果、信頼関係構築のきっかけがない、情報を知るところがあってもきっかけにならない状態だった。そこでイベントやノベルティを作成することに。

感想
理想定義→現状把握→当事者の目線で考える→手段→実行の流れが聞いてて気持ちよかったです。実行後どうなったかも気になりました。話聞けばよかった!!

3.デザイン組織成長における負債解消

要約
デザイナーの業務領域広いけどスピード求められるので、デザインデータの居所などが属人化していた。「あのデータどこにあんの?」、「これ新しいの?」、「命名がバラバラ…」などのフラストレーションが溜まる場面があった。そこで【負債解消プロジェクト】を発足。負債を洗い出し、グルーピング、優先度決定、重要度・緊急度でマッピング、ロードマップやガントチャートの作成、タスク細分化を行って進めて行った結果、元のフラストレーションは解消されていった。進めていく中で自己開示やクオリティ向上、引き継ぎもしやすくなった。

感想
共感できるところがたくさんありました。時間が取れない中、PJとして進めていて、いい取り組みだと思いました。あと衣装素敵でした。うちも真似したい。

4.新規事業/サービスの構想におけるデザイン

要約
共通認識を作る。
メンバー構成や達成する目標、自分の役割を考える。
毎日30分のMTGで営業など職種跨いでの顧客の声など意見交換すると、合意形成がしやすい。
自分だけでは無理な領域は外部の専門家を巻き込む。
機能として揃ってなくても、外側だけ作って投げたりとか触ってもらってどこに課題があるかを判断する。
リリースした後で、課題どうやって改善できるか?を考える。
方針転換があるので、初期リリースを重く作らない、長く続けられるようにすることを大事にしている。

5.デザインの自由不自由

要約
デザインに自由はない(制約、条件)、デザイナーは自由であるべき(行くべき方向へ行けるようにする)
デザインは「間(あいだ)」を適切に繋ぐこと(個人と企業、今と未来など)
主張しているデザインの中で目立つためには、「圧倒的に目立つようにする」か「静かにする」かの二つ

6.デザイナー以外のレビューについて

bitkey/中沢さん

要約
ゴールは魅力的なプロダクトをつくることなので、サッカーのPKみたいなレビューは建設的じゃない。あるべき形は、チームプレイになるレビューやったことは、バイト感覚で業務時間外にエンジニアになりきって、Figmaをエンジニア目線のファイル構造やデザインデータにした。そしたらクオリティもあがってきて、モチベも上がってきた、

感想
個人的にこれめちゃくちゃすごいなと思いました。
エンジニアに邪魔にならないように業務時間外でFigmaの中を作り替えるのは、かなりの時間も要するなと思いつつ、やりきってて感動しました。
デザインデータは実際に見せてもらえたので、参考にして、うちのFigmaも変えていきたいです。

7.デザインイネーブルメント

LayerX/福島さん

要約
デザインでサービスが大きく伸びた原体験(グノシー)があり、可能性を感じている。btobこそデザインが重要と考えている。だからデザインイネーブルメントの一環として、デザイナー以外がデザイナーのように振る舞えるようにしていきたい。社内受発注の関係は良くない。

感想
お話がめちゃくちゃ上手でした。聞きやすいし、わかりやすくて、プレゼンうま!って驚いてました。。デザイナーだけでなく、会社全体でデザイナーのように振る舞えるようにしていくという思想がかっこいい。

8.デザインプログラムマネージャーになって気づいたこと


左が課題。右が解決策。

要約
デザインプログラムマネージャーの役割とは「デザイナーが本業に集中できるようにし、デザインを最大化させること」
改善する対象はワークフロー、ピープル、ツール、ガバナンスなどなど。
理由はデザインする対象が複雑になってきている。
アウトプットがバラバラであったり、判断軸も個々人の経験則になってたり。メタワークをデザイナーがやるより、担当を置く方が良さそうという背景からデザインプログラムマネージャーが必要とされた。

感想
自分の体験としても近い状況になっていて、今まさにそこの手入れをチーム全体でしているので勉強になりました。とはいえフルコミットできるわけでも無いので、別途自由に動けるデザインプログラムマネージャーはいたら助かるなと思いました。

9.事業とともに成長するデザイン環境を目指して

株式会社root/岸さん

要約
デザインを事業・組織に活用することは難しい。どこもやろうとしてるけど、一握りしかできてない。だから、事業や組織が成長してからではなく早期に当たり前にしておくことが重要。そのために組織でデザインの可能性について話していきましょう。そして事業の成長を見越して環境つぐりと投資しましょう。

感想
投資をもっとしてもらうために成果を出す。この循環を作っていかないといけないので、課題は色々あれど1つ1つ解消して貢献していきます!

全体の感想

DPMというワードが頻出していたり、組織づくりのことや、デザイナーじゃない人がデザインしていくような流れであったり、DesignShipでトレンドな動きを感じることができました。自分たちのチームと共通する課題を持っている会社が複数あり、情報交換もできました。

チーム内で自分たちも出展や発表したいねという話も出ていて、「まずはLTで練習しよう!」という声も出てきたり。

参加するだけで繋がりが増えて、相談もできてお得なイベントでした。

空間が素敵でした

最後に

『スキルアップ支援制度』

ツクリンクの福利厚生の一つに『スキルアップ支援制度』(能力開発のための勉強会参加費や書籍代、業務に必要と認められた資格取得にかかる費用などを会社が支援してくれる)というものがあり、こちらを利用して参加してきました。
会社としてカンファレンス参加を支援することで積極的に情報を取りに行ける良い文化ができていると思います。

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