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初夏のシドニー旅行記

10月の終わりに3泊4日でシドニー旅行へ行ってきました!実はこの旅行のために有給は1日も使っていないという……NZの働きやすさに全乗っかりした旅でした。この働き方が日本でもできたら、3ヶ月に1回は韓国・台湾を回しながら行くだろうな。
ちなみに特にライフハックとか旅行で使える豆知識とかは一切書いていない!私の旅は基本的に飯と酒とアートで出来ていることを明らかにするだけの記事です。7,500字もあるぞ!!


1日目

金曜日の夕方便で出発。夕方に出れば夕方に着くのだ!(時差の妙)
空港には2時間半前くらいについて、サクッと出国手続きをする。が、人生で初めて手荷物検査で止められて、何故かタブレットを検査された。動物の毛だか植物の種だか、がついてないかの確認でした。ちなみに大丈夫だったけど、めっちゃ不安そうにしてたら、検査のお兄さんが大丈夫だよ〜と言ってくれた。OKが出た後、「めっちゃ不安だった!良かった!」と笑い合って出国。NZの人はみんな優しいね。
最近の出国・入国手続は全部オート化していて、早いのは良いけどハンコを貰えなくなってしまった。わざわざ言うほど欲しくもないか……と思って、いつも貰いそこねるんだけど、後から見返したときに味気ないのよね。

CHCH空港にて、かけつけ1杯

ちなみに乗ったのはエミレーツ航空というドバイの航空会社なのですが、巨大資本だからなのか2階建て飛行機!私の彼氏は公共交通機関オタクなので、シドニー行きを話したらすぐ機体名からそれを割り出し、2階建て飛行機がいかにレアかというのを力説された。知らね〜!

二階建て飛行機、機内に階段があるよ

2階建て飛行機は2階がファースト・ビジネスなので特に何か特別なこともなく搭乗。乗り心地は普通。エミレーツの邦画ラインナップがめちゃくちゃ良くて、見たかった「アイスクリームフィーバー」を見れた。その結果、渋谷行きてー!と思いながらシドニーに到着したというね……。

遅延やらなんやらがあり、20時にシドニー空港へ。空から見る街がキラキラしていて、えっ都会じゃん!とテンションが上がった。高層ビルとかある……!みたいな。4ヶ月も高い建物見てないからね。しかし思っていたより飛行機が遅延してしまったため、結局この日は何も出来ず。心の友である、旧Countdown、現Woolworthにて軽食を買って就寝。

出迎えに来ている人が皆花束とか旗とか持ってて良かった

ちなみに私は節約のためにドミトリーに泊まりました。全然快適でしたが、アラサーなのに……とちょっと落ち込んだ。次はちゃんと部屋を取りたいが、一人旅行で欧米系はドミトリーが圧倒的に安いんだよな。(インスタとかで高級ホテルにバンバン泊まってる金持ち同級生とか見ると、殺意が芽生えますよね)

2日目

さっそく朝から行きたかったパディントンサンデーマーケットへ!マーケット大好き人間。

カラフルでかわいい!

マーケットではかわいい洋服も売っててグゥ……と言いつつ、ブランチを食べる。色々あって悩んだものの、先日行ったフレンチフェスで食べそこねたクレープを食べた。シュガー&レモンで、あっさりしてて美味しい!他にも色んな味があったけど、お腹の空き具合的にもちょうどいい感じでした。

とてもモチモチしたクレープでウマでした

マーケット自体はそんなに規模も大きくなくて、まあこれならクライストチャーチで買えばいいか、と思ってあんまり物欲が刺激されず。そのままパディントン散策へ。

目玉シールのついた無機物、かわいくて大好き!

パディントンは、東京で言う代官山って感じかな〜。オシャレだけどイマイチ何もない……。とは言いつつ、オシャレ雑貨屋さんにいったところ、めちゃくちゃ可愛いお皿が売っており、悩んだ末に購入しました。約3,000円。いやーこういう絶妙な絵柄大好きなんだよねえ!ちなみにこれ以外にもカニの書いてある丸皿もあって、それは流石にやめたけど欲しかった〜。

マグロ?

他にも本屋さんに寄ってみたり、カフェでお茶飲んだりしてウィンドウショッピング。こういうの、クライストチャーチだとなかなか出来なくてストレスだったので、すごく楽しかった……!

オシャレ本屋兼カフェ

その後もフラフラ歩きながらレインボーフラッグロードみたいなところを眺める。LGBTフリーのシールが貼られたお店が立ち並んでおり、新宿二丁目みたいな感じなのかな?男女問わず、イチャイチャするカップルだらけでした。

レインボーフラッグ

私は能町みね子さんが好きなのだが、その関連でサムソン高橋さんというゲイのライターさんの本も読んでいる。ので、歩きながら「こ、これがキラキラホモなのね……!」と思ったりして、なかなか楽しかったです。「世界一周ホモのたび」シリーズは非常に下品なのですが、無知の世界を知れておすすめ。でも本当にえげつないくらい下品なので、要注意です……。
ちなみに私も一人旅で孤独だったので、キラキラホモを見るのは辛かったです。私は別にハッテン旅ではないが。

そのままサリーヒルズで古着漁り。もともと古着大好きなのもあって、可愛いのあるかな〜と思って色々見回る。可愛い!と思ってもサイズがめちゃくちゃデカかったりで悲しかったりしましたが、「Zoo Emporium」という古着屋さんで可愛い黒スカートが!かわいい!!一応試着してみたところ、サイズもぴったりだし、想像より可愛かったので即決で買いました。いやーいい買い物をした。他のワンピースとかもすごく可愛かったですが、金銭的にもサイズ的にも……だったので残念ですが、そのスカートだけ。機会があったらまた行きたいな。

おっしゃれ〜なお店でした

歩き疲れたので休憩がてら、パッと見ていい感じだったオープンカフェ?バー?に。フレッシュジュースカクテル、というものがあったので、「Ram and Apple」を注文。これが想像よりすごく美味しくて、フレッシュジュースながらもちゃんとお酒みもあって……!可能ならもう一度飲みたい。てか東京にもないかな?もしあるよーって方は教えてください。
私は食べてないけど、ハンバーガーやオープンサンドも美味しそうでした。

青りんごジュースっぽいんだけど、ほんのりラムの味がして良い◎

この時点で16時くらいで、夕飯には早いしなーと思い、クイーンビクトリア・ビルディングへ移動。1898年に建てられたそうなので今から125年前の建物ですが、めちゃくちゃクラシカルで良建築でした。

人がたくさんいる

中には色々お店が入っていて、カフェなんかも。ちなみにこの周辺に高級ブランドの路面店やデパートが立ち並んでいたので、銀座みたいな感じだな〜と思いながら歩いてました。腹ごなしに散歩するのにぴったり。

ゴシック様式?ともかくオシャレ

そのままホテル近くの気になっていた創作イタリアンへ。

シーフードパスタが美味しそうで、チェックしていたお店。それとフィッシュフライ、そして白ワインでディナーです。これがまた当たりでした!このパスタがオイルベースなんだけど、ガーリックペーストがいいアクセントになっていて、フィットチーネも美味しくて、シーフードもたっぷり。エビもイカも美味しかったけど、一番はホタテ!値段も(シドニーにしては)手頃で良かったです。ワインも美味かった!フィッシュフライは普通でしたが、お腹空いてたのでちょうど良かったかな。

たっぷりシーフード!美味しかったです

スーパーに寄ってからホテルへ。ちなみに最寄りスーパーにはお酒が売っていなかったので、珍しくオーガニックジュースを買いました。これはそんなに美味しくなかったが、パッケージが可愛いかったので許せる。

薄味というか……うーん……

その後、申し込んでいたウェブ配信(ひらりささんと鈴木綾さんのトーク配信)を見てこの日は就寝。

3日目

この日は昼過ぎから動物園の予約があったので、それまでの間、ブランチくらいの時間にBillsへ。

Billsはオーストラリアがオリジナルなんだね。市内に何件かあったので、ホテルから歩いていける距離の店舗へ散歩しながら向かう。日曜だし混んでるかなーと思ったけれど、一人席が空いていたのでサクッと入れた。複数人で行くときは早めに行くか、予約しとくのが吉ですね。
もちろんパンケーキが食べたくて行ったのですが、隣の人が食べてたコーンのフリッターも美味しそうで、めちゃくちゃ悩んだけど初志貫徹。ふわふわで美味しかったです。コーンフリッターは日本にもあるのかな?機会があったら食べたい。

このバターが旨いのよな

その後は、腹ごなしに歩きつつSydney Wild Lifeという動物園へ移動。シドニーにはもう一つタロンガ動物園という大きいのもあるのですが、まあコアラとか見れればいいしな、と思ってこちらへ。結果的に大満足の動物園でした!

Sydney Wild Lifeは割とこじんまりした動物園なのでいる動物たちの種類は少ないものの、市内からも行きやすいし、そこまで混んでいないのが良かった。また個人的に大好きな「キノボリカンガルー」とワニがいるのもポイントが高い……!

ワニオブジェ、最高

動物を眺めつつ写真を撮ったりして周る。コアラゾーンは最後の方にあり、8匹くらいいたかな?柵とコアラのいる木の距離が近く、コアラの毛の質感とかをまじまじと見ることができました。かわいい……。

コアラかわい〜〜〜〜〜

ちなみに+3,000円だすとコアラと写真が撮れるのですが、コアラは基本寝ているため、写真撮影でコアラが背を向けていることが多い!飼育員さんも無理やりこっちに向かせたりもしないので、3,000円でコアラの背中と写真を取ることになるのです。柵も近いし、申し込まなくてよかった〜。

こっち向いてよ、コアラくん

他の生き物たちもみんな可愛くてよかったです。タスマニアデビルが二匹寄り添って寝てたの、タスマニアエンジェルじゃん……と安易な感想を抱いたりした。

お昼寝中、かわい〜〜〜

ワニもねずみたちも可愛かった!日本の動物園ではなかなか見ない動物が多くてよかったです。オーストラリアの固有種メインで飼育してるのかな。
が、大好きなキノボリカンガルーはずっと小屋にいるらしく、まったく姿を見ることができず!とても残念。悲しいがキノボリカンガルーは好きに生きてほしいから良いよ……あと横浜にいるしね……。

ワニちゃん
爆睡ウォンバット

ちなみにですが、この動物園は事前にネット申し込みしているとネット写真のプレゼントがあるのですが、これがねーすごい雑コラなんだよ!個人的にめっちゃ笑ったので、行く方はぜひお楽しみに(2023年時点の話ですが)

一番好きなやつ、ダサすぎる

Sydney Wild Lifeの後はオペラハウスへ!個人的にはオペラハウスに人生で一回は行ってみたくて、それもありシドニー旅行にしたのでした。本当は60分の英語ツアーに申し込もうとしたのですが、ギリギリまで忘れていたせいで満席……。仕方ないので30分の日本語ツアーを申し込む。こういうとき、英語が母語じゃなくて助かった〜と思いますね(取れる選択肢が増えるから)

シドニー!って感じの写真

オペラハウスのツアーまで少し時間があったので、道中の適当なレストランバーでビールをいただく。どれでもいいや〜と思って適当に選ぼうとしたら、店員さんが色々と試飲させてくれて、その中の良かったやつをもらう。しかも運良くHAPPY HOUR中!ラッキーだね、と言われながらごくごく飲みました。美味し〜!

テラス席にて。最高の休日。

ビールも楽しみ、いざオペラハウスへ。結果として、ツアーはめちゃくちゃ良かったです!内部もしっかり見れるし、劇場内も見学できた。オペラハウスは意匠設計された時点では一切構造計算をしていなかったらしく、土木業界の末席にいる者としては恐ろしくて仕方なかった……。
またオーストラリアは地震がない国なので耐震・免震を気にしなくていいのは良いな〜って感じ。日本では作れない建物で中から見ても面白かったな。

コンクリの中にワイヤが通っていて、それの張りで支えているとのこと

ちなみにトイレの手洗場が異様にオシャレでつい写真を撮ってしまった。え、そこに水が流れていくんだ!?という驚き。丸ビルのトイレとかにありそ〜。

オシャレトイレ

オペラハウスツアーのあとは、オペラハウスの半地下にあるダイニングバーで早めの夕食。どうしてもここのエビのピザが食べたくてね……ワインとともにピザも食べ、楽しいディナーでした。
あとここのグラスが可愛いかった、ちょっと歪んだOなの!

バジルエビピザ

その後は写真を撮ってもらったりしながら、オペラハウス周辺を散歩しました。初夏の夕方でとても心地よかった。

風が強くて、髪の毛がぐしゃぐしゃになった

帰り際、少し時間も早かったので、ホテルの近くのバーでピーチレモンのサワーを飲む。美味しかったのだけど、日も落ちてきていてすげー寒かったです。中で飲めば良かった……。

机がガタガタでめっちゃこぼした

その後は大人しくホテルに戻り、翌日の打ち合わせ準備。翌月曜日はお休みなのですが、プレゼンのFBをもらうタイミングがそこしかなかったので、シドニーからWeb打ち合わせをする羽目になったのでした……。

4日目

ということで、朝起きてから荷物を片付けてチェックアウトして、ホテル近くのカフェで打ち合わせの準備。お腹に貯まるもの、と思ってバナナスムージーを頼んだのですが、これが結構美味しくて良かった。これで美味しくなかったらやってらんないよ!(バタついてて写真もない)
カフェから1時間ほど打ち合わせにでて、なんとかOKをもらう。カフェだったので、周りの声がうるさくて大変だったな〜と思いながらカフェから出たら、目の前に打ち合わせスペースみたいなところがあってブチギレそうだった。こっちでやればよかった!!

打ち合わせ後に見かけた犬と木漏れ日

ひとまず打ち合わせも終わったので、行きたかったパンケーキ屋へ移動。周辺の町並みがとてもレトロで良い。カフェバーもたくさんあって、もうワイン行っちゃおっかな〜(この時点でAM11時)とか悩みつつ、やっぱりパンケーキをば。

分かりづらいでしょうが、左側がレトロでかわいかったです

パンケーキはしょっぱいおかず系のと悩んだ末に、カロリーの悪魔のような「チョコレートxピーナツバターxアイスクリーム」というのに……。すごく美味しかったです……。パンケーキの間にもピーナツバターがこれでもかと塗りたくられていて、お得感はあるんだけどさあ。途中から隣の人が食べていたモーニングセットのベーコンが食べたくて仕方なくなった。塩分!

カロリーの暴力!って感じの味

パンケーキ屋から出て、飛行機の時間までまだあったので近くの現代美術館へ。元々現代アートが好きなので、各国の現代美術館には行きがちなのですが、ここはだいぶ良かった!
ニュージーランドとかオーストラリアの現代芸術家って、その地の民族をモチーフにしたものや、自然と近代技術の融合、みたいなテーマの作品が多い気がする。私自身、自然物と人工物の融合したモチーフのアートが好きなので、全体的にとても良い展示が多かったな。

Museum of Contemporary Art Australia
オーストラリアの岩から都市の環境音が流れる、というインスタレーション

一通りみて歩き疲れたので、美術館併設のカフェでスパークリングワインを。テラスで飲んでいたので、景色はキレイだわ天気はいいわで最高でした。良いアートを見て、美味しいお酒を飲んで、なんて幸福なのか!

Cheers!

飛行機の時間も差し迫っていたので、慌ててホテルへ荷物を取りに戻り、空港へ。
空港のチェックインはサクッと終わったので、大好きな免税店をフラフラする。リップでも買うかな〜と思って覗いていたら、BURBERRYのリップが色もデザインも可愛くてつい買ってしまった。私は化粧品が大好きですが、その中でもリップが一番好き。マジで50本以上家にあるが、可愛いとすぐ買ってしまう。みなさんもお気に入りの化粧品があったら教えてくださいね♡

シドニー空港のENGLISHはUK国旗

その後、軽食でも食べるか〜と思って飲食店を見ていたのに、気づいたらビールを飲んでいた。最後まで酒を飲み続ける旅でした。

さらばシドニーよ

帰国してクライストチャーチに着いたら安心しちゃって、もうホームタウンなんだな〜とちょっと感慨深くなったり。

旅行を経て

シドニー旅行は別に人生観が変わった!みたいな劇的な何かはなかったけれど、非常によいリフレッシュ休暇になりました。改めて自分が都会大好き人間であることもわかりましたし……。

ウキウキで街頭アートと自撮りする私

クライストチャーチは最高の街だし大好きだけど、やっぱり飽きる。本当はメルボルンも行けたら良かったんだけど……。
もしまたこっちで仕事することがあったら、次はオーストラリアの都市観光を複数回入れておきたいな。

また私事ですが、旅行中に親しい友人の結婚報告があって、意図せず自分の人生を見つめ直す旅にもなってしまった。

エモーショナルな景色。カネコアヤノとともに……。

ふとした瞬間に、一人で異国で酒ばかり飲んで、なんて寂しい人生なんだろう……と落ち込む一方で、美味しいものを食べたりキレイなものを見て感動し「一人でも楽しく生きていける!」と勇気づけられる瞬間もあり。一生ひとりで生きていくのはしんどいな、と思いつつ、こういう自由気ままな海外旅行をし続けられる人生じゃないと辛いし。

あけすけなことを言えば、去年の夏くらいに彼氏と結婚するしないで揉めて、そのときに一回振られている。話し合いの結果、ひとまずは契約継続となったのだが、その振られたという事実はずっとしこりとして残っていて、だからこそ「結婚」という分かりやすい法的契約に固執している節はあるのだと思う。
また周りのみんなはちゃんとパートナーと良い関係を築けていることも、精神的な孤独を深めてくる。私だけが上手くいっていない気がしてくるんだよね。人には人の地獄があるのは分かっているのだけれど……。
恋愛がこんなに難しいなんて、学校で教えてくんなかったじゃん!って感じ。

とまあそんな事を考えつつ、この先自分がしたいことって何なのかな?と酒を飲みながら自問自答する旅となったのだった。
シドニーはいい街。みんな、頑張って生きようね。

カンガルーにソリをひかせるな!

おわりでーす。

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