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数が多いだけがインフルエンサーじゃないんじゃなかろうか(ヒグチユウコ展 CIRCUS FINAL ENDを見て)

森アーツセンターギャラリーにヒグチユウコ展 CIRCUS FINAL END見にいった。
いままでよく知らなかったのもあるが、作品の緻密さ、観察眼の高さに驚かされた。
デッサンを極めるとここまで行き着くんだなあと。
このクラスの絵を描ける人はおそらく他にもいるんだろうけども、そこに作者のファンタジックな世界観が加味されて、人々を惹きつける個性が生まれてるのかなあと。
で、影響力のある人に見初められて、ここまでの展覧会を開けるんだよなあとも。

こう考えると「影響力」ってのは、数と質の二面性があるんだろうなあと。
数は単純にSNSのフォロワーとか売上で、質は鶴の一声的な感じだろうなと。

どちらにせよ、誰かに引っ掛かるようなものを作ったり、発表しなけりゃなんもならんのだよなあ。
「数」を取れるようなアプローチがわかりやすいからそっちに行きがちだけれども、「質」を取りに行くアプローチもあるってことは意識のどっかに置いておくべきなのかもなあと。
小銭を大量に集めようとなると前者のアプローチにはなるんだろうけども。
自分の作ったものが広い人に引っかかりづらいものであっても、ピンポイントで影響力のある人に引っ掛かれば流れが一気に変わることもあるだろうし。
少なくとも自分が面白いと思えば、他の誰かもそう思ってくれる可能性はゼロではないはずだろうし。
そこを諦めずにしつこく反応があるまで続けられるかどうかにはなるよなあ。
『「後回し」にしない技術』の一節を読んで思った次第である。
まあ、なんにせよ今の自分でできる最上のものを作り続けてアップデートしていくことが必須ではあるのだが。

今日の駄文はここまで。
最後の方にあったシャイニングのインスタレーションは良かったなあ。

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