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映画から考える。

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映画から現代の問題を考えます。いや、そんな難しくするつもりはないんですが、年間映画100本以上観るのに、何もアウトプットしてないのはもったいないと思い、簡単な感想を書いていこうと…
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2020年3月の記事一覧

バカバカしいよね。

 17本目、『検察側の罪人』。劇場公開から半年ほどでWOWOWがやってくれるありがたいパターン。ジャニーズのトップスターが初めて共演することでもだいぶ話題になった作品。ちょっと楽しみにしました。 ストーリーとしては、ベテラン検事と若手検事。研修時の先生でもあったこのベテラン検事に憧れてた若手検事なんだけど、このベテラン検事、若い頃に好きだった女の子が無残に殺されてた過去をもっている。で、全然別の事件の容疑者に、その時効となった事件の犯人と思しき人物があがってきて、どんどん正

「それ、原作ではね」っていう奴。

 16本目『人魚の眠る家』。これもこないだまで映画館でやってたイメージですが、それをWOWOWが早くもやってくれたので、録画して、観たわけです。ありがたし。 さて、ストーリーは自分の子供が植物状態になっちゃったお母さん、離婚秒読みのロボット研究者の旦那。子供にたくさんの機械をつけて、動かしてどうにか「生きている」と思い続けているお母さんがどんどん孤立していくっという感じのかなりの重さ。俳優陣がしっかりしているので、よりね。 で、そもそも僕は東野圭吾が大好きで、ほぼ全部の小

探偵なんだから推理しろよ。

 2020の14本目の映画『ナイブズアウト』。別の映画を見に行ったときの予告編がおもしろそうだったので、映画館で観ました。基本WOWOW待ちでいいやって思うので、なかなかのレアケース。 さて、この映画ですが、今どき珍しい、超王道推理サスペンス映画。探偵が関係者を集めて自分の推理ショーを披露するという、もう日本ではアニメの中でしか行われないようなお話。だから、僕も最初は設定も80年代とか、ちょい前なのかなあって思ってたんだけど、バリバリの現代。上の写真の子供もスマホ持ってるし

ちょっとした怖い話になっちゃう。

 前回の記事からだいぶ時間があいてしまいました。映画はちょいちょい観てたのですが、それを文章化するというのはだいぶカロリーの高い作業ですね。書き始めれば一気にかけるんですが。今回は『フォルトゥナの瞳』。WOWOWでやってたのを録画して観ました。 人が死ぬときの運命が見えてしまう「フォルトゥナの瞳」という能力をもった主人公が、好きになった女性の死の運命を観てしまったことから始まる物語です。 さて、この映画は、「未来見えちゃったときどうすんの?」という感じなんですが、さらに未