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感覚マーケティングについて

こんにちは、事情計画研究所です。

本日は、感覚マーケティングについて記載しようと思います。
ECサイトでのインターネットショッピングが主流になりつつあるかと思いますが、現地に赴いて買い物をしたいというニーズもまだまだ堅実にあるかと思います。

どちらで購入しても手に入るものは同じですが、対面での購買が衰えないのは感覚に訴求されるか否かが大きいと思われます。

現地だと、欲しいと思っているものでも実際に目で見て聞いて、感じて購入を決意することができます。

それらが感覚マーケティングといわれる、5感に訴えるマーケティング手法です。


感覚マーケティングとは?


製品本来の性能や性質を全面にアピールするのではなく、人間の5感に訴求するようなプロモーション戦略のことをいいます。
すなわち、視覚・嗅覚・触覚・味覚・聴覚に訴えて消費者の購買行動に影響を与えるマーケティング手法のことを言います。

近年はECサイト等のインターネット通販が堅調に躍進しつつありますが、
実店舗でしかできないマーケティング手法なので、ECとの差別化を見込めるポイントの一つでもあります。

本日はクリスマスイブですが、クリスマスも企業による感覚マーケティングが盛んな期間であるといえます。

店に入れば、クリスマスを彷彿させるBGMにツリーや装飾がいたるところにありますよね。


感覚マーケティングの実例


【実演販売:試食】嗅覚×聴覚
スーパーなどでよく目にする機会がありますよね、ソーセージなどの焼ける音と匂いが食欲をそそり購買意欲を掻き立てる効果があります。

【手掴みで楽しむ食事】触覚×味覚
少し前に爆発的に流行したDancing Clabという店をご存知ですか?
テーブルに直接だされた料理を手掴みで食べるというスタイルのお店ですが、食べ物の感覚を直接手で触れて感じて食べる楽しみが爆発的な流行を産みました。


【LUSH,Aesop等のフレグランス店】嗅覚×触覚×視覚
いわゆる石鹸業界ですが、現在は店内で製品を体験できるスタイルが一般的です。
おしゃれに敏感な若い女性世代を中心に、Aesopなどは現在すごく人気のあるブランドになっています。
みためがおしゃれであることもそうですが、店内で製品を体験してから購入できる仕様は購買意欲をすごく掻き立てられることと思います。


香りに焦点をおいたマーケティングが効果的?


人間の5感は聴覚・視覚・触覚・味覚・嗅覚の順に記憶から無くなっていくと言われており、最後に残るのが嗅覚だと言われています。

また、嗅覚はほかの感覚に比べてマーケティング戦略のあらゆる場面で応用が聞きます。
・高級感を演出したい時
・自然なイメージを演出したい時
・清潔感のある店内を連想させたい時

このように、人間は嗅覚的なイメージを集団的無意識で有しており
「清潔感のある匂いってこんな匂いだよね。」とある程度の認識の一致が見られます。

現在のデザインは5感全てで感じるものが美しいとされる傾向にあり、
これらは製品に限らず店内レイアウトなどの空間に至るまで様々です。

いわゆる「雰囲気が良い・悪い」と感じる漠然としたものが感覚マーケティングの真髄といえるかもしれません。


本日はここまで!



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