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【いまさら聞けない】上場するってどういう意味?

こんにちは、事業計画研究所です。

本日は、今更聞けない【上場するってどういう意味?】について記載したいと思います。


上場とは・・・・


企業が発行する株式を証券取引所で売買できるように、証券取引所が資格を与えることをいいます。
上場によって、企業は円滑な資金調達が可能となるほか、社会的信用や知名度の向上といったメリットがあるとされる一方で、上場を維持するためのコストの増加や社会的責任の増大といった新たな負担も生じることとなります。

東京証券取引所HPより抜粋

株式とは株式会社が資金を出資してもらった代わりに発行する証券のことです。
出資した人はお金が返ってこない代わりに株式の持分に応じて経営に参加できることと、株価が上昇した時に利益を得ることができます。


上場するメリットは?


上場するメリットは多岐にわたりますが、幅広く取り上げられることが多い、3点について記載させていただきます。

・資金調達が容易になる
一般投資家や機関投資家からの株式購入により、資金が集めやすくなります。株式を公開していない企業は、まとまった資金は金融機関から借り入れるしか手段がありません。
また、借入は返済義務があるのに対して株式には返済義務がない点が魅力的であると言えます。

・社会的信頼性が高まる
企業が上場を果たすためには、証券取引所が定まる上場基準に適合している必要があります。具体的には、株式数や売上高といった形式基準から企業活動が公正に忠実に行われているかという実質基準があります。
これらの審査をクリアした企業であるという太鼓判が、社会的な信頼を確保するに足るということです。

・社内体制の強化、人員確保が容易になる
上場基準に、内部管理体制が有効に機能しているかという項目が存在します。
株価に影響をあたえるような情報を一般投資家たちに適切に公表できる社内体制と、事業内容や財務状況を開示しなければならない義務が生じます。

また、上場することで社会的信頼性の向上と認知度の向上が見込まれます。知名度が高いことは、人材確保の良し悪しに直結しますので非常に大きなメリットであると言えます。

上場するデメリットは?


コスト、リスク、経営面についてあげられることが多いのでそちらを記載しておきます。

・経営
一般投資家の参画により、企業は投資家の利益も追求せねばならなくなり
経営者のみで企業の方針や取り組みを決めていくことは困難になります。

・コスト
上場するためのコストは数千万円にも上るといわれており、上場した後も維持費用として数十〜数百万のコストがかかると言われています。

・経営
経営権の獲得を目的に、株式を大量に購入されるリスクが常にあります。
これをTOBといい、市場価格よりも高い金額を提示して株式を買い付ける手法で発行株式の半数以上を購入されてしまうと経営権を失うことになります。


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