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事業計画書の書き方① 書式に沿って最初から書かない

こんにちは。事業計画研究所です。

今日は『事業計画書の書き方』について説明していきます。

ところで、事業計画を書こうとしたときに、書式に沿って最初から書こうとしていませんか?

書式にしたがって順番に書いていくと、いつのまにか完成していそうな気がするのですが、これは勘違いの場合が多いです。すくなくとも私は。

書式に沿って最初から書くと疲れてしまったり、ストーリーの整合性を取ろうとして思った結論に行きつかないということがよくあります。

小規模事業者持続化補助金の書式例

例えば、小規模事業者持続化補助金の書式例として、以下のような項目が挙げられています。
(参照ページ:https://mirasapo-plus.go.jp/hint/6666/

A.経営計画
1.企業概要
・概要・沿革:
・基本情報:
・商品構成、利益構成:
2.顧客ニーズと市場の動向
・顧客ニーズ:
・市場の動向:
3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み
・自社の強み:
・顧客の評価:
4.経営方針・目標と今後のプラン
・経営方針:
・顧客の評価:

B.補助事業計画
1.補助事業で行う事業名
2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容
・事業概要
・これまでの取組との違い
・創意工夫した点・特徴
・事業の具体的な進め方
3.業務効率化(生産性向上)の取組内容【任意記入】
4.補助事業の効果
・売上等への効果
・取引先への波及効果
・地域社会への波及効果B.補助事業計画

これを最初から書いていくのって大変ですよね。

概要・沿革、基本情報くらいまでは、筆が進むのですが、商品構成、利益構成位から、「何を書こう?」という状態になりがちです。

お勧めの書き出し

そこでお薦めしたいのが、最初に『2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容・事業概要』を書いてみることです。

事業計画の目的は、「こんな事業をしたいのでお金をください」ということだと思います。

したがって、資料の中身は、「こんな事業とは」という説明、「こんな事業が成功したら得られるもの」、「こんな事業が成功する根拠」になります。

これらに共通するのは「こんな事業」の部分です。

重要なのは「こんな事業」を説明すること

つまり「こんな事業」を説明できれば、自然と、「こんな事業が成功したら得られるもの」、「こんな事業が成功する根拠」が書きやすくなります。

また、「こんな事業」を書く際に事業計画の大まかなストーリーを考えることになるので、結論が変わってしまうということもありません。

さらに、「こんな事業」を書ければ、事業計画書が全部できていなくても、他の人に読んでもらって評価してもらうことができます。

結論

以上のような理由で、事業計画書を書こうとするときは、書式の順番にこだわらず『こんな事業』を書くことから始められるのが良いと思います。



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