見出し画像

トカゲのしっぽ切り #200 辞書の生き物

トカゲのしっぽ切り

 会社や組織で、事件や不祥事が起きた際に、その組織内で立場が弱い人に責任を負わせ(押しつけ)、組織を守ることを表す慣用句です。
 実際に責任を負うべき人はその責任から逃れることになります。

 爬虫類のトカゲが敵に襲われたりした場合など自分で尻尾を切り離し、敵がその尻尾に気を取られているすきに逃げおおせる行動からできた言葉です。

自切

 トカゲが尻尾を切り離す行動は「自切」と呼ばれます。切れる場所は決まっているようです。離れた尻尾はしばらくの間動いており、敵の注意を引き付けます。まさに「オトリ」になるわけです。

 切り離したあと、尻尾は再生しますが、もとからあったような堅い骨までは再生されません。
 しっぽ切りした組織は完全には元にもどらないことを示唆しているのかもしれません。

 一方、両生類のイモリは、尻尾だけでなく足や目まで再生できます。
イモリのしっぽ切りなら、組織は完全再生できたでしょうか。

祝200件

 おかげ様で、「辞書の生き物」シリーズも200件を越えました。ほぼ毎日note を続けてきましたが、「すき」、「フォロー」ありがとうございました。

 現在、定年後の時間の使い方を紹介する note も発信中です。
今後、こちらの方に注力していきたいと思っており、「辞書の生き物」の更新頻度が下がるかもしれませんが、ご容赦ください。

そして、もう一つの note 「定年オヤジの下手の横好き趣味日記」もご覧いただければ幸いです。

ぼっけもん|note



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?