本物しか生き残れないビジネス環境、小手先は通用しない
日本ではコンサルはきな臭いという常識が根付いています。
コンサルの中にはダメな人がいるのも事実、しかし、良い人がいるのも事実です。
人間心理とは面白いもので、良い事よりも悪いことを信じ、それが事実のように捉えます。
SNSでも問題になっているように、よく知らないのにバッシングをするのも、その人間心理の一つではないでしょうか。
コンサルを例にあげましたが、信用できる人間なのか、正しい情報なのかを見極める力が現代人にかけている力だと思います。
経済発展を遂げていた時代は、この見極める力を持っている経営者や参謀が沢山いました。
言われたことや書かれていることを鵜呑みにし、それが正しいのかどうかを調べたり考えたりする人が少ないと感じています。
私はお客様に必ず「私の言っていることを鵜呑みにして信じないでほしい、自分の考えをもとにやるべきかどうかを考え、本当に正しいのかどうかを自分で見極めてほしい」と。
私たちのアドバイスは、過去にあったこと、現在おこっていること、過去に関わった人、現在関わっている人などの情報をもとにできることをアドバイスしています。
それでもできないと言うお客様もいらっしゃいますが、その場合は大抵、自信がない、しんどいことをしたくない、責任を取りたくないという、個人的な感情が理由の場合が多い。
私たちに依頼をされるお客様は何かしらの問題を抱えています。
それを自分たちで解決できないから、外部の人間の力を借りているわけですが、「個人的な感情」を理由にできないと言う。
私はこのタイミングがコンサルの力の見せどころで、このタイミングでお客様に理解と納得をしてもらい、取り組んでもらえるようにするのがコンサルだと考えています。
一般的に言われるきな臭いコンサルは、このタイミングで聞き心地の良い話で心理的な逃げ道を作る、これに安心した客は後でコンサルは何もしてくれないなどと悪い評価を付ける。
本当にお客様のことを考え、お客様と向き合い一緒になって取り組もうとするコンサルは大切な局面で必ず、現実を突きつけその原因が経営者にあることを経営者が理解・納得できるように丁寧に伝えます。
本物のコンサルは経営者の参謀として伴走してくれる人、一緒に喜ぶこともあれば、一緒に悔しい思いをすることもある、弱音を聞いてくれることもあれば、ケツを叩かれることもある。
見極める力を持てば、少なからず今の状態を抜け出すヒントは見つかるはずです。