見出し画像

バイアス✖️看護師

看護師は病院で働くもの?



皆さんこんにちは。

私は看護師です。

今は企業で働いています。


看護師は、病院で患者さんを看る?

企業内で産業保健として社員さんを看る?

地域保健で地域の国民健康保険の加入者を看る?

学校保健で未来をつくる子供たちを看る?

色んな価値観はあれど、今は上記の4つどこかに分類される領域での看護職の活躍がほとんどなのではないでしょうか。

しかし、私の様に今まで、看護職が働く場としていなかった場所で、今までの経験をすべてフル活用して働くことができます。

なぜなら、ヘルスケア関連のビジネスが急成長しているため、看護職が働く場所はこれからどんどん拡大していきます。

私が企業で働いて、人材事業もあったため、たくさんの看護師、保健師さんと話す機会やキャリアの相談を受け、改めて気付いたことがあります。

それは

看護師バイアス問題

です。

看護師自身が、看護課程における学問

日本の病院での看護師教育の在り方

各人の周囲にいる看護師の存在

により

いつのまにか看護職の仕事の範囲に

バイアスがかかっているのです。

看護師はこうあるべきもの、、、

そんな価値観がいつのまにか存在してるのではないでしょうか。

バイアスとは、、、
傾向、偏向、先入観、データ等の偏り、思考や判断に特定の偏りをもたらす思い込み要因、得られる情報が偏っていることによる認識の歪み、といった意味で用いられる語。 バイアスは英語の bias をそのまま日本語に導入した語であり、英語の bias も日本語と同様「傾向」「先入観」など文脈によってさまざまな意味合いで用いられる。
(webilio辞書より)

学生時代に、叩き込まれ洗脳されたナイチンゲール理論やたくさんの看護学理論、奉仕の精神、自分の精神衛生を多少犠牲にしてでも感情労働を提供し続け、患者様のために尽くすことなど、、、

看護師らしさの先入観で多いものと感じます。


そして、看護師以外の方からも
看護師さんはこうゆうもの、
こうあるべき、こうゆう思考が多いなどの
バイアスを持たれていることもあります。

看護師バイアスは、一方で、日本社会の医療が、診療報酬の中で成り立つ以上、必要な価値観です。
看護職として、看護へのプロのプライドの部分でもあり、それは素晴らしいことです。
患者さんに寄り添う際には必ず必要な価値観だからです。目の前の対象者に尽くす医療職の価値観があるからこそ、今の医療は成り立つところもあります。

それを本人のやりがいや国民からの感謝という言葉で終わらせてよいのかは、いつも違和感を感じます。

今回のバイアスは、このプロ意識とはまたちがう、看護職の可能性という面を指しています。

そして、看護職はこうあるもの
というバイアスに
支配されない世界に変化している
今まさに過渡期であることを感じます。

私のようにヘルスケアビジネスにチャレンジする医療職も増えています。
ヘルスケアビジネスでの看護職の活躍が当たり前となり、看護師はこうあるべきというバイアスに捉われずキャリアの選択肢となる世界が早くくれば良いなぁと思います。

本質的な社会的健康とは何か、看護感をもつ看護職が何ができるか、引き続き考えていきたいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?