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#STAYHOME中でも成長できます

こんにちは、コミュニカ英語塾を主宰する小西麻亜耶です。

新型コロナウイルスによる厳戒態勢下の中、みなさま、いかがお過ごしですか。こんな最中ではありますが、先週ちょっとうれしいことがありました。毎日公開を続けているディクテーションレッスン「10秒ニュース」が400回目を迎えたのです。

10秒ニュースとは

初めて聞くという方に説明すると、「10秒ニュース」では毎日私が世界各国のメディアをリサーチする中で見つけた英語のニュースの中から、これぞと思う情報を10秒程度に収まるように切り取り、私が読み上げる音源を「小西麻亜耶の英語学習ブログ」で公開するというものです。チャレンジャーは、まずは音源のみを聞いてその英文をノートに書き出し、その後、ページ内にある“答えはこちら”のボタンをクリックすれば正解の英文が表示されます。

ニュースの話題は時事問題からトレンド、新製品情報など多岐にわたり、英語の聴き取り能力がアップするだけでなく、ビジネスの現場で役立つボキャブラリーや知識が幅広く吸収できるメリットがあります。無料なのでどなたでも取り組んでいただけます。

4月からは週に2回、この「10秒ニュース」を生配信でお届けするという取り組みも始めました。「自宅待機期間中、生活のテンポを取り戻すのに役に立つ」「海外とのリモート会議が続いているが、英語の勘を取り戻せた」と好評です。

ニュースの裏を読む力

以前に比べ、少しニュースの裏を読む力が備わった私は、米国のメディアにもかなり意見の偏りがあると理解できるようになりました。日本のメディアでも、新聞の社説欄では政治的論調が異なるのが常ですが、米国は日本の比ではありません。新聞はもちろん、テレビやラジオでもかなり突っ走った自社の説を訴えるので、「メディアは正しい」などと思っていてはどんどん思想が偏っていきます。そのため、さまざまなメディアからニュースを吸収した上で「自分はどう思うか」という立ち位置を確保する必要があります。

トランプ大統領を徹底的に糾弾するメディアと、その逆に擁護するメディア、さらには中立路線を貫くメディアがあり、連日テレビでは独自の局の認識をレポーターやアナウンサーも声高に叫ぶので、いわゆる日本のような「原稿を正しく読む」というタイプは少ないのではないでしょうか。自説を、自己の責任において怖がることなく世に伝える、これがアメリカのメディア。自分の意見はどこにあるかを徹底的に考えさせられ、それを語る場も多い欧米人の自己意識が日本人のそれと比べて異なるものになるのは明らかです。そして、こんな発見をしたのが、人と会うこともないこんな状況の中であったことが驚きでした。

ずっと外出ができない、思うように仕事が進まない、自分の英語力がアップしているかどうか自信がなくなってきた、やる気がなくなった……と、この状況の中でモチベーションを失っている方も多いかと思います。しかし、そういう時こそ「コツコツ続けること」の偉大な力をぜひ信じてみてください。私のように、400回を繰り返したところでようやく想像もしていなかった何かを発見することもあるのだと、ちょっと不安になっているあなたにお伝えできればと思っています。


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