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日々のレッスンから誕生した「10秒ニュース」が書籍化

こんにちは、コミュニカ英語塾を主宰する小西麻亜耶です。

このブログではビジネスから英語に関わるさまざまなことを発信していますが、中には今回のように心の奥にあるちょっとした気づきや思いを記す回があります。ブログを始めてからかれこれ2年弱になりますが、この「気づきと問いかけの発信」でどんなことをお話しするかについては、常日頃から考えるクセがつきました。何かに夢中になると一気に邁進(爆走?)する「チャレンジャー小西」っぷりは健在ですが、一方で自分自身について内観する時間も多くなったなぁと思っています。

「10秒リスニング」

昨年から取り組んでいた書籍がいよいよ発売となります。タイトルは「10秒リスニング〜英語を聞きとる力が飛躍的にアップする新メソッド」。三修社から8月31日に刊行です。もしよろしければ、ご予約いただけるとうれしいです。

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思えば、「コミュニカ」に通う生徒の皆さんと一緒になって編み出した「10秒ニュース」。私が読み上げる10秒間の英文時事ニュースを聞き取って書き出し、答え合わせをするという単純な内容ながら、レッスン冒頭の恒例になってからというもの、劇的にリスニング力がアップする生徒さんが続出しました。驚くべき成果に改めて気づいた私は、これをブログコンテンツの重要項目に加え、Zoomによるオンラインレッスンではその場でテキストによるフォローも出来たり、今では個人の「note」を用いて自らの「10秒ニュース」の成果発表をして実力向上につなげる生徒さんもいらっしゃいます。

教えたいのは「点数を取れる英語」ではなくて

さて、周りの環境がドラスティックに変わりつつある今、改めて自分の根っこはどこにあるのだろうと考える機会も増えました。言語学を勉強し続けるのはなぜなのか、CEOへの道を懸命に昇り続けるのは何のためなのか、私は何のために存在しているのだろうか、そんなことです。青い情熱だと思われるかもしれませんが、やはりこの世に生まれてきたからには、自分のアイディンティティーを納得した上で歩を進めたいものです。これなしにプレゼンスを高めることばかり考えるのでは、単なる自己顕示欲に他ならないと思うからです。

私の場合、原点にあるのは幼少時の体験です。5〜10歳までを過ごしたノースカロライナ州で、小西家の隣に住んでいたDonna&Kennyご夫妻は、私にとっては第二の両親のような存在でした。学校から帰ったらすぐに妹たちも引き連れて彼らの家に入り浸り、そこで、厳格な米国南部的教育を一身に受けたように思うのです。曰く、ユーモアのセンス、レディーの嗜み、「他人の良い部分を褒める」という文化。実の両親からもたくさんのことを教わりましたが、ここで受けた影響は大きかったと思います。

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これらによって培われたのは、教育って本当に素晴らしいという信念。単に点数や階級を上げるのではなく、自分が何かを伝えることによって相手がパラダイムシフトを起こすのを目の当たりにする、そんな教育こそが私の理想なんだと、今、改めて思います。英語を教えたいのであれば、学校の先生でも予備校講師でも夢は叶います。ですがそうではなく、今このように、日々模索しつつも、生徒さんと一丸となって「学びとは何か。学んだ後に何があるのか」を探し続ける「コミュニカ」を主宰する意味はここにあります。リセットとスタートの繰り返しこそ、私の人生なんだと考える今日この頃です。


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