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【Ex.3】23卒おつかれ様。NNTの人は必読。そして24卒へ。

(注)この記事は2022年6月に書いたものです。


6月の就活選考解禁というのは名ばかりで、多くの23卒の学生たちはすでに就職活動を終えているよね。

2020年のパンデミックの影響で、21卒と22卒に関しては企業側は弱気の採用人数で新卒選考を行わざるを得なかった。

一方で、23卒というのは2021年の世界経済の回復の影響もあり、久々に売り手市場だったと思う。

各企業はデジタル化、IT化が進んでいない。

そして年々給料が上がり、一方で現場スキルが落ちていく中高年オフィスワーカーたちとは裏腹に、企業としては「安く働いてくれる現場の若手担当者が必要」になっていた。

つまり、高給なオジサンは要らないけど、安い新卒は欲しい状況だった。その意味では人出不足と表現できるんだ。

残念ながらインフレによるコスト圧迫の波が到来しますので、24卒に関しては23卒ほど売り手市場にはならないものと思われるけど、21卒や22卒ほど深刻なことにはならないとは思うかな。

あの時は内定取り消しとかも多かったからね・・・。

さてさて、売り手市場とは言え、大手企業の選考はいつの時代も変わらずに競争は熾烈を極める。大学受験よりも大変だ。

起業ブーム、フリーランスブームが一息ついた頃合いだから、またも大手企業に人気が集まっている。

そんな中、まだ納得できる内定を持っていない23卒も実は多いと思う。

周りに合わせて妥協して就活をやめた23卒も多いと思うけど、よくよく考えた方がいいよ!


とまあ今回は、就活中の23卒に向けたコメントと、24卒(+25卒)に向けて記事を書いていくね!

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23卒は売り手市場だった

現時点で内定率70%以上、就活終了者は50%以上という圧倒的に楽勝な年だったのが23卒の就活戦線だったと思う。

お疲れさまでした!!!

終わりにした方は残り少ない学生生活を、「学生だからこそ!」な経験を沢山してね!その隙間のちょっとした時間で、社会人の準備もしといて!


50%以上は就活を終わりにしているというデータが出ているけど、とは言えまだ内定を持っていない人もいるし、この記事を読んでいる23卒は、死にそうな気持ちになりながらここに辿り着いた人もいることだろう。

「大丈夫!焦らないで!」

と言っても安心できない人も沢山いると思う。

まあ本当に焦る必要はないんだけどさ。

落ちた理由は色々あるだろうし、

「ガクチカ褒められて和気あいあいと長時間面接したのに落ちたのなんでよ!!!」

などなど、色々な想いがあると思う。

しかし、別に不思議なことではないんだよね。

就職活動というのは「合うか合わないか」というマッチング性の方が非常に重要であり、ガクチカの経験が凄いだとか、スペックが高いだとかというのはあくまでもサブ的な要素の1つでしかない。

つまりあなたが落ちたのは、あなたの能力や人格を否定されたのではなく、「単に合わなかったから落ちただけ」なんだ。

あなたが慶応ボーイで実家が金持ちのイケメンだったとしても、それで隣の席の美女に告白したとしても、性格や雰囲気、タイミングなど他の要素が合わなかったら振られるんだよ。

逆に相手がスペックしか見ていない人であればOKが出たということ。

ほんとにただそれだけのことなんだけど、当事者からすると気が気でなくなっちゃうよね。分かるよ。

この記事で、文字でいくら励ましたところで、何の気休めにもなっていないことはこちらとしてもよく分かる。

ただまあ、元気出して次の行動を起こしてみよう。

まだ二次募集とかも沢山あって、ここから大手企業や行きたい業界に行く人は毎年沢山いるからさ!

俺の支援学生さんにも、

「無料で色んな会社の人と話せる機会はめちゃくちゃ貴重です。会社入ってからもその会社の知識があると営業とかで役立ちます。もったいないから、もう就活終わりのつもりでも、気が変わることもあるので、暇なときに大手企業とかの面接や説明会に行ってみてください」

ってアドバイスしてるくらいだからね笑

沢山受ければ受けるほど、会社を知れば知るほど、会社入った後に役立って有利なので、落ちまくってるあなたは結果的には良い経験をしているのかもしれないよ?

別に行けるのは1社だけだし、就活が丸々そのまま社会人になる前の準備として役立つ。なので焦る必要は無い。


NNTの理由

あなたがNNT、無い内定の理由は、8~9割の学生さんがこの5つのどれかだと思っている。じっくり読んでみて欲しい。

1.就活=ガクチカPR大会と勘違いしている
2.無謀な企業ばかり受けている(背伸びしすぎ)
3.エントリーが少なすぎる
4.論理×感情のどちらの項も崩壊していてゼロに近い
5.企業研究が足りていない

もっと簡単に言うと、就活の理解度が足りていない可能性が高い。

本質、センターピンを捉え損ねていると思う。

従って、あなたの思考・考え方に真逆の変化をもたらすことが出来れば、すぐにとは言わないけど、そのうち内定をもらえる企業に出会えると思うよ。

内定が貰えず焦る学生は、「自己分析が足りていない」と言って慌てふためく。

みんな、気持ち悪いくらい同じように「ジコブンセキ!ジコブンセキ!」と唱え始めるけど、結論、自己分析はそこそこまあまあでも内定はもらえるよ。

世の中の就活のセオリーというのはみんな同じことをして量産型就活生を作り出すので、スペックが高い人の方が有利になるように出来ている。

みんなにユニクロの同じ服を着せたら、イケメンと美女が有利に決まっているのとそんなに大差のない話だと俺は思ってるよ。

俺が今まで支援してきた学生たちは、とりあえずそこそこな大手に入れさせてくれと言ってくるので…、じゃあ自己分析よりも先にやるべきことやりましょうね~とアドバイスした。そしてみんな納得行く企業に進んだ。


NNTから内定ホルダーへの道

さあ、まずはここから変えていこう。

1.就活=ガクチカPR大会と勘違いしている
 →あくまでも志望動機に繋げるためのガクチカに。シンプルでありがちなテーマ(バイトなど)で良い。ただし、日本語はしっかり書くし、スパイスとしてちょっと気の利いた「人情味ある独自ワード」を散りばめる。そして結局のところ面接で志望動機や企業研究した内容がしっかり語れる方が大事。もちろんスペックだけでESを落とされる企業もありますが、そういう企業はさっさとサヨナラで。ご縁が無かった。

2.無謀な企業ばかり受けている(背伸びしすぎ)
 →就職四季報で倍率と合格大学をチェック。ほぼ受かることはない企業(Fランが総合商社行きたいとか)には時間を掛けない。

3.エントリーが少なすぎる
 →もっと企業を知るべき。就活生は志望業界や企業を絞り込むのが早すぎると思います。四季報と業界地図全部読むくらい俯瞰すべき。あと世界経済のことをもっと知るべき。新聞でも良いけど国語力と前提知識がない人は時間の無駄になりやすい。せめてYouTubeで勉強とかの方が身になりやすい(最近だと元日経新聞の後藤さんのチャンネルなど)
テレ東オンデマンドに課金してアーカイブ動画を倍速で全部観るのもGood.
そして大量にエントリー。ESのガクチカは準備済のものをほぼコピペで量産。

4.論理×感情のどちらの項も崩壊していてゼロに近い
 →論理力はESで勉強できる。感情面は、面接で異常に緊張する人はもっと場慣れ以外の別のアプローチが必要。面接の試行回数だけじゃおそらく厳しい。自己肯定感と自分に自信を付けるアプローチをするしかない。各個人にも寄りますが、オーラのあるように見える社会人も、実は意外と普通の人ってことを理解するのがベター。社会と仕事を知ってください。

5.企業研究が足りていない
 →業界地図、四季報、ホームページ、Youtube、その他様々な媒体。面接対策なら直近のプレスリリースや関連ニュースなどもチェック。ぶっちゃけ社会人を頼った方が早いです。

もちろん、理想を言えば、

「あなたがやりたいこと。人生における目的」をコレだと決め、価値観に合った会社を受ければ良い。

その場合は、自分が心から思う本心が、そのまま志望動機になる。

そうすると面接でも必死になって自分の言葉がスラスラ出てくるし、入社後も割と前向きに働けて良いことだらけだ。

だから、自分の価値観に合った志望企業の選び方をするというアプローチもアリだし、むしろそれが理想的だよ。


しかし問題は、それが決めきれない人だ。

まだ自分の頭で思考する習慣がなく、「まあ大手企業だったらどこでも良いんだよね、マジで。」って思ってる人。

こういう人は、いくら自分を掘っても、そこに砂金もプラチナも含んで無い。one-pieceは存在しないタイプ。

ぶっちゃけ俺もそうだったので、
意外とこういう学生さんは多いように思う。


じゃあどうするかって話なんだけど、

自分本位の就活はせず、相手目線の就活をするしかない。

商売の基本は顧客目線。顧客のニーズに応えることが出来れば、あなたは営業で成果を出すことが出来る。

だからこそ、相手のニーズをよく知る必要があるし、

だからこそ、企業研究をもっとやる。志望動機をもっと重視する。


そして営業の基本は、

「客数×客単価×成約率」

つまり、できるだけ沢山エントリーしてね!ってこと。

ぶっちゃけこれだけでも成果出ちゃうからさ、数が大事だよ!!


「100社受けて地獄だったけど、何とか1社内定が出て良かったね~」

っていう人は毎年いるし、就活エピソード的には目立つんだけど、別に何も驚くようなことではないと思う。

そういう人をちょっと下に見ちゃう人は器が小さすぎる。

成約率だけが営業じゃないんだよね。


24卒へバトンパス

とまあ、23卒へのメッセージはこれくらいにして、次はアナタ。24卒です。

不安な気持ちもあるかと思うけど、毎年みんな必死になってこなしているイベントですので、ちょっと変わってるアナタでも大丈夫だよ!

だいぶ変わってる俺でもこなしてきたわけだし、今や色んなところで色んな情報を入手できる環境にあるアナタなら大丈夫だ。

基本的には無料で情報を集め、自分の力で就活に挑戦して欲しい。

他人を頼りたくなることもあるかと思うけど、そこはグッと堪えて、己の力で乗り切るんだ。

甘い言葉を投げかけてくる一見優しい大人を簡単に信用してはいけない。

むしろ厳しいことをズバズバ指摘してくるような嫌な奴の方がまだ信用できる。少なくとも、自分のお尻に火を付けてくれることは確定だ。

ただ、結局は答えは自分の中にあるということを忘れてはいけないからね!これは俺との約束だ!

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