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【Act.2】逆転の就活論~学生時代に頑張ったことがない人~

こんにちは、NIDです!
この記事は以前に公開していた記事を少し修正して再UPしたものです。参考になると思うところだけ参考にしてください!

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逆転の就活論とは何か?

俺って学生時代から怠け者で何もしておらず、ひたすら麻雀をしていたんだよね。

・専門:経済
・GPA:1.4
・サークル:無所属
・ゼミ:無所属
・バイト:塾講と営業バイト
・資格:簿記3級、TOEIC700点、運転免許
・留学経験:無し
・見た目:特徴無し

唯一の武器と言えば、学歴フィルターに引っ掛からないくらい。(それでも東大・京大・一橋・東工大辺りにはまるで歯が立たない)

どう見ても特徴が無くて就活における不利な属性で、

「総合商社やディベロッパーはもちろんのこと、他の業界の大手企業だって無理じゃないか?」

と焦ったものだよ。そんな自分だが、大学3年生になり就活を意識したときに、

「金融やハウス、サービス等ではない『ホワイト』な業界の大手企業に受かりたい!」

と考え、就職活動を開始した。

(学生時代に見識を広げてこなかったため、相変わらずやりたいことが無かった。そうなると、将来の可能性を狭めないようになるべくホワイトな大手企業で働く、というのが当時の自分の思考の限界だった笑)

ただ、ホワイトな大手企業に受かるためには明らかにスペックが足りない!そこで、足りないスペックを補えるだけの「理由」を、自分自身に付加する必要があると考えていたよ。

なるべく1つの1つの行動に無駄をなくし、ホワイトな大手企業に受かるための合理的な努力を考え、実行しようと決意した。そのおかげで、なんとかBtoBメーカー大手に滑り込むことが出来たんだよね。

「あなたじゃ総合商社は無理だよ」なんてズバッと言ってくるキャリアセンターなんてなかなか無い。

そういう意味で、「ドライに、とにかく成果を追い求めたい」人向けの連載なんじゃないかなって思ってこの記事を仕上げるよ!「学生時代何もしてない!!」という学生はぜひ参考にしてね!


物事をロジカルに考えることは、日本人は特に苦手だ。
しかし、ロジカルな人間は会社で必ず重宝される。
若いうちから思考の練習をした方がいい。
この連載はその手伝いになると思うよ!

目次:
1. 就活のウソと真実
2. 大手企業に行った方がいい理由
3. 本当の自己分析とは?
4. マクロな戦略を知っておく
5. 将来やりたいこと・企業選びの軸
6. 受験企業の選び方と企業研究の方法
7・今の日本経済を簡単に理解しておこう
8. 見た目・印象について気を付けたいポイント20選
9. webテストと適性検査のコツ
10. ES攻略
11. 面接攻略
12. 就活終了?or続行?

「スペックの無い学生が大手企業に受かるには普通の努力では駄目」です。
漠然と、「合同説明会に行って、インターンに行って、SPIの勉強をして、ESを書いて・・・」なんてやっていたら、体育会や長期留学経験者には勝てません。
大手企業の選考では、彼らに勝たなければなりません。
人事や役員に、彼らよりもアナタを採用したいと思わせなければなりません。

営業と同じで、何がメリット(強み)なのか、そしてわざわざ購入(採用)する理由はあるのか?

文系の殆どは営業配属になるだろうから、この就活で練習しておこう。就活はリアルビジネスの練習の場なんだよ。

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1. 就活のウソと真実

結論、「世の中に出回っている就活のノウハウは全員には当てはまりません。」ということだ。


【1-1. 大手企業の採用枠】

確かに、世の中の企業は人手不足に悩んでいます。少子高齢化、人口減少社会の影響は大きい。

IoTやEV(電気自動車)などの技術が進んでいることで「第三次産業革命」が起こっている。そんなこともあって、企業は人手不足だ。

しかし、足りていないのは主に中小企業であり、求人率の上昇という報道の真実は、中小企業がメインなんだよね。

肝心の大手企業はというと、

①女性の採用率をあげている
②外国人採用率を上げている
③採用数を減らしてAI化や省力化を進めている

この3点が大きな要因で競争が激化、売り手市場とは言えないのが実際のところです。

従って、「売り手市場だからどこかしら引っ掛かるだろう」というのはちょっと考えが甘すぎて、そういう甘い考えが出来るのは体育会や留学してて語学が堪能な方くらいじゃないかな。(但し、体育会といっても有名大学の有名部活じゃないと価値は下がります。)


【1-2. 自己分析から始める一般論の罠】

「就活はまず自己分析から始める」という一般論。これはどう考えてもスペックの高い学生向けだと俺は割り切って考えているよ!

だって、

「どうせ嘘をつく」

でしょう?

「どうせ自分に合った会社なんて本当は分からない」

でしょう?

自己分析なんてしたところで大した意味がないというのが俺の意見。


一般的な自己分析ってこんな感じでしょ?

①過去の経験を振り返り、ESや面接で使えそうなネタをピックアップ
②使えそうな長所と短所を探しておく
③自分の価値観を知り、その価値観に合った企業を受ける

実はこれ自体あまり意味を成さないんだよね。

①はまだしも、②なんてどうせ正直に短所なんて言わないし、③はそもそもその価値観のあった企業が絶対に受からないフィルターをかけている企業だったりする。

学歴フィルターを掛けている企業なのに、無名大学生が受けても絶対に受からないでしょ?

そういう学生が大手企業に行くためには、「フィルターに引っ掛からない企業」を受ける必要がある。学生側の想いは関係ない。


そんな贅沢が言えるような学生は、残念ながらこの連載を読んでいる人では無い。

そんなわけで、俺は複数内定を貰ったあとに③の意味での自己分析を推奨しているよ。たまに会社で、内々定が出た生徒からOB訪問の依頼を受けてたけど、「ああ、とても賢い子だな~」といつも感心していた。(そういう学生は当然、京大とか東工大とかのハイスぺ笑)


【1-3. 人気企業ランキングの実態】

これに影響されている人はかなりヤバい思考回路の持ち主です。世の中、目には見えない大きな力が働いて成り立っていることを意識した方がいいです。

俺が知っている限り、そのような人気企業ランキングのアンケートを受けている人なんて見たことがありません。

そう。実はこのランキングは本当に意味がなく、

「広告料を払えば上位に乗せて貰えます。」

実態はそんなもんだよ!すべては商売なんだ。

そもそも、金融業界や旅行業界なんかの企業が上位に来るのがおかしいんだよ。四季報とかで3年後離職率の欄を見てみてよ。ND(No Data)ばっかりだよ(笑)

公開出来ないくらい離職率が高いってことだからね!

そんな会社、ホワイトって言える??


【1-4. 面接解禁は6/1からという建前】

これは今や常識ですが、6月1日には多くの学生が内定ホルダーです。外資や金融、ITやマスコミなんかはとっくに面接が終わってるよ。

3月1日から就活サイトオープンだけど、そこから就活を始めるのも遅いよ。

生涯賃金が1億や2億も違ってくる人生の一大イベントなんだから、スタートは早ければ早い方がいい。

4月に一生懸命SPIの問題集を解いて1日を終えていちゃ駄目だ。4月は面接、最低でもESを書きまくる時期。


【1-5. 合説には行くな】

賛否両論ですが、俺は合説否定派です。

根拠は、合説に行ったところで貴重な時間が失われてしまうだけだからです。

往復1~2時間掛けて会場まで行き、説明を聞けるのは数社。しかも大半の学生は有名企業の説明を聞いて終わり。

帰る頃には慣れないスーツを着て出かけたこともあって疲れてしまい、その日の就職活動は終了。

いやいやいやいや・・・。


ちなみに俺は1回も合説に行っていない。

その間にも必死にエントリーシートを量産し、周りの学生が20社程度しかESを出していない中で俺は80社以上のESを提出していたよ。

学生時代、何もやってきていない俺からしたら、

「沢山落ちるのは間違いない=持ち駒はあればあるほど良い」

という考えのもと、ESを量産していたよ。

これは他の記事にも書くけど、就活の鉄の方程式を教えておくね!

「内定数」=「ES通過数」×「SPI通過率」×「面接通過率」

これです。あと、この方程式も覚えておいてね!

「ES通過数」=「ES提出数」×「ES通過率」

つまり、内定を得るためには「ES提出数」の値を上げることが肝心だ。

それなのに、「ESを量産するとクオリティが下がって通過率が下がる」とかいう根拠のない反論をしてくる人がいる。

いやいや、「提出数は増やすし、通過率も下げない方法を考えればいいじゃん」って俺は思うけどね!

その一例が合説には行かずにESを書くだから。(本当にこれは一例)

時間の使い方次第でアウトプットの量は変わってくる。意味の無い努力はやめて、合理的努力をした方がいいよ!みんながやっているからって、それが正解とは限らないよ!



【1-6. OB訪問には行くな】

OB訪問。これは総合商社などの一部の業界では意味がありますが、大半の企業では選考に関係ない。まあ、最近はインターン枠が増えてきているから、完全に無視するのも勿体無いんだけどね!

でもさ、OBOGを探すのに時間をかけ、アポイントを取るのにも時間をかけ、会うのにも時間をかけ・・・。

非常に非効率なんだよね。俺はOB訪問なんてやったこと無い。

・社風を聞いてもその人の主観的
・福利厚生や勤務地などの本音の部分は複数内定が出た後に比較すれば良い(そもそも四季報読めば書いてある)
・経営層以外の社員さんは、他の部署のことなんて大して把握していない
・会えるOBOGは大抵若手
・内定の合否には関係ない

「社会人と話す練習になる」とかいうもっともらしいことを言う人もいるけど、面接とお茶するのとでは緊張感が全然違うよ。他にもっとやることがあると思うよ!

【1-7. 会社説明会はたまに行け】

会社説明会は選考に繋がっていることが多々ある。

質問を積極的にしている学生はチェックを付けられるし、そもそも会社説明会に来ないとエントリーシートの受付をしない企業もある。

企業人事としてもなるべく辞退されたくないので、会社説明会で自社のPRをしたい。学生を囲い込みたい。

だから選考に繋がる会社説明会には参加したい。

でも、任意の行かなくて良い説明会は行かない。よくよくリサーチしておいてね!

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2. 大手企業に行った方がいい理由

「中小でいいや・・・」と弱気になっている人は是非読んでおいてね!

俺自身、ホワイトな大手企業に働いていて実感する良さは沢山あるし、第二新卒として転職活動を時期を分けて3回も行った経験からしても(全部辞退したけど)ホワイトな大手企業の圧倒的待遇には驚かされるよ!

もちろん、中小企業でも素晴らしい企業は沢山ある。
規模は大きくなくても世界シェアトップで、無くてはならない企業も沢山ある。

そういう会社の理念に真に共感して、その製品やサービスを世界に広めて会社をもっと大きくしていきたい、などの信念がある人は好きな企業に行くといい。

そのような熱いビジョンを持った人はどこに行っても活躍出来るよ!

但し、問題は「ホワイトな会社で仕事とプライベートの両立をしたい人」なんだよね。ぶっちゃけそんな世の中甘くないんだけど、それが実現できる選択肢としては大手企業がやはり可能性がある。

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【2-1. 自営業も中小企業もベンチャーも、大手企業の作り出した波に乗っている】

大手企業の凄いところは、「人が集まって資本力や技術を持つと、大きな変化の渦を作り出すことが出来る」という点だね。

その良い例はGoogle。
Googleの検索機能の登場で、インターネットの世界は大きく変化した。また、Googleが持っているYoutubeというメディア。

あれも結局Googleのおかげで存在しているし、稼いでいるYoutuberもGoogleには逆らえない。アカウント凍結を喰らったら収入源が吹き飛ぶからね。

中小企業も自営業もビジネスモデルとしてはそれと同じなことが大半だ。大手企業の作り出した波に乗ってビジネスをしているんだよね。生殺与奪の権は大手企業が握っていることが結構ある。

「元請け」→「下請け①」→「下請け②」

基本的に商売は大→小へと波及していく。
どうせ会社員になるなら、大手企業に属すのは良い経験だという意見はもっともだと思うよ!


【2-2. 給料、福利厚生が段違い】

上述の通り、世の中の変化の渦を作り出しているのは大手企業であり、美味しい部分は大手企業が確保していることが多い。そうでなかったら自営業の経営者だよ。

給料で言うと、ただのサラリーマンでも生涯賃金は1億~2億円くらいは違ってくる。
福利厚生も圧倒的で、有給休暇が20日配られたりする。中小企業だと年間10日にも満たないところは沢山あるし、そもそも残業時間や休日出勤などでも待遇に大きな差がある。

この事実を知っていながら、「中小企業に目を向けろ」ということは俺には出来ない。コロナ禍でも給料が支払われる財務基盤の強さが大手企業の強いところ。普通にスゴイことだよ!

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3. 本当の自己分析とは?

さて、ここからは就活における具体的な取り組み。まずは自己分析からだ。


【3-1. 世の中で言われている自己分析はエリート向け】

「就活はまず自己分析から始める」という一般論。前の記事でも書きましたが、これはどう考えてもスペックの高いエリート学生向けだね。

おさらいするけど、自己分析の目的としては以下の通り。

①過去の経験を振り返り、ESや面接で使えそうなネタをピックアップ
②使えそうな長所と短所を探しておく
③自分の価値観を知り、その価値観に合った企業を受ける

この3つが一般的な自己分析の目的だね。

この「自己分析」だけど、学生時代何もやってこなかった学生がやってもあまり意味が無いんだよね(笑)

だって、ESで使えるネタだって、長所や短所だって、価値観だって、ハイスペックのエリート学生の方が優れているのは分かり切ってるじゃんね?

つまり、馬鹿正直に自己分析をしても、体育会や長期留学者、その他いろいろな経験を積んで人間的に成長した人が有利になってしまう運命なんだよ。

・あなたは、〇菱商事に内定貰う人を知っていますか?

・斎〇佑樹のキャッチャーとか、早稲田で箱根駅伝に出ていた5区の人とかですけど、普通の学生が勝てると思いますか?

・あなたは、三〇物産に内定貰える人を知っていますか?

・京大から千葉ロッテに入団したプロ野球選手とかですけど、普通の学生が勝てると思いますか?

そんな人たちと同じ方法で就活をしても、勝てるわけが無いのです。


もちろん、普通の学生でも上記のような難関企業に内定貰っている先輩も見かけると思う。

でも、そういう先輩って能力高くないですか?

少なくとも人柄が圧倒的に良かったり、表情豊かでコミュニケーション能力が高くないですか?グローバルな経験値、高くないですか?

一見「普通」に分類される人を相手にしても、学生時代の経験が乏しい人は勝てないよ。勝つなら他の人と違う就活をする必要があって、逆転内定をもらってる先輩は、何か他の人とは別の差別化が出来ていたと思うよ。

そんなわけで、世の中に出回っている自己分析はあまり意味が無く、そういうのはエリート学生が行うべき一般論なんだよ。最低でもMARCHの上位学部の学生とかね。本当は早慶でさえ学歴エリートと呼ぶにはギリギリなんだけどね。早慶だけで何万人も学生いるし。


【3-2. 働いてないのに仕事なんて分かるわけ無い】

よく、「自己分析をして自分の価値観や就活の軸を考えて自分に合った企業え探せ」ということを耳にする。

自分の価値観とそれに合った企業を探したところで、内定を貰えなければ意味がないし、そもそもどうして自分の価値観に合った企業が分かるの?

働く前からその仕事の価値観が分かるわけないよ。人間は経験しなければ本当に分かったとは言えないよ。
仮に、自分の価値観と合った企業を見つけたとして、落ちた時のショックって計り知れないよ?しかもそういう企業って基本的に倍率が異常に高い。

そんな企業に落ちてショックを受ける人は、最後は妥協して中小企業に行くことが多い。

他の大手企業なんてなんとなくエントリーしているだけで大して見向きもしていないし、メンタル崩壊して全滅なんてことはよくある話。

そんなわけで、「さあ、自己分析だ~!」と張り切って自己分析する必要は無い。過去を振り返って、ESで使えるネタを探すくらいでいいんですよ。


【3-3. 本当の欠点を言うはず無いんだから自己分析は本質的では無い】

先ほどの自己分析の目的の「②使えそうな長所と短所を探しておく」なんだけどさ、その前に、そもそも面接で自分の本当の短所なんて言えなくない?

「私は朝起きるのが苦手で時間にルーズです!」

なんて言えるわけないよね。即落ちるよね笑
さすがにここまで行かなくても、結局嘘を付くんだから、一般的に言われている「自己分析」って茶番でしかないんだよね。


【3-4. 自己分析をするなら、自分は就活の中でどういう属性かを客観視する】  

もしも自己分析をしたいのであれば、まずは自分のスペックを客観的に確認することに注力しよう。
冒頭の通りで、俺は「就活では不利な属性」と自分を分類した。

では「有利な属性とは何か?」だけど、俺は以下の10個だと定義している。

①有名大学の体育会
②長期留学経験者(英会話やその他の外国語話者 or TOEIC900点以上)
③理系の大学院生(研究とリンクした企業はほぼ受かる)
④超高学歴(旧帝大や一橋大学以上の偏差値。早慶はあまりに人が多いので除外)
⑤起業経験者
⑥有名ゼミ出身 or GPAがほぼMAXで主席クラス
⑦モデル並みのルックス
⑧役員以上のコネ
⑨長期インターン経験者
⑩超バランス型:大規模サークル(出来ればスポーツ系)の幹部+ゼミ所属+成績優秀+アルバイト複数経験+コミュ力抜群+MARCH以上の学歴+ルックス中~上

客観的にみて、自分は他の就活生に比べてどうか?ということを判断しよう。これにプラスして高校時代までの経験も振り返って、ESや面接で使えるネタを探そう。

そんなに張り切ってやるものでもない。半日あれば余裕に終わる。


【3-5. 自分が受かりそうな業界はどこか、ある程度の検討を付ける】

業界によって難易度が違うことはあなたも分かるよね?

しかし学生の場合、あまり会社のことを知らないため、誰もが聞いたことのある企業に突撃しがちだ。

①マスコミ、CA、総合商社、ディベロッパー、有名外資、コンサル大手
②出版、BtoCメーカー、インフラ、BtoBメーカー
③金融、IT>ハウス、サービス、人材

大手企業のみの分類だけど、おおまかに難易度分けすると、このような感じじゃないかな。

①の企業群だと、学生時代何もやってこなかった学生は受かりにくい。

どうしても行きたい企業があるのであれば受ければいいけど、俺は「ホワイトな大手企業に内定を貰う」ことを目的としていたため、その目的に対して忠実に行動したよ。だから②を受けまくった。

人によって目的が違うので、必ずしも②の企業群を攻めなさいというわけではないので注意してね!だけど、①はどう足掻いても無理な学生、ぶっちゃけ多いよ。

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4. マクロな戦略を知っておく


【4-1. 頭に叩き込んでおけ、就活の鉄の方程式】

アナタも学校で習ったことのある方程式だ。でも、その真の意味を知ってるのかな?
これ、実は物事を考えるための論理的思考の基本中の基本だよ。方程式っていうのは、変わらない「鉄の法則」のことさ。例えば、1+1=2みたいに、絶対に変わらない「自然の摂理」なんだ。

この摂理を就活の戦略に落とし込むとこうなる。

「内定数」=「ES通過数」×「面接通過率」

これが崩せない鉄の方程式だよ。

もし「要素が足りない」となれば、「テスト通過率」なんかを追加することになるかもしれないけど、「ES通過数」と「面接通過率」は誰もが納得する必須要素だよね。

要するに、この二つを最大化すれば内定数は増えるわけだ。「変わらない真理」だよ。それぞれの要素を見てみよう。

「ES通過数」=「提出数」×「通過率」

だから、ESを出来るだけ多く提出すべきだってことが分かるよね?

「多く出すとESの質が下がるから、そんなに多くESを書かなくていい」と考える人もいるかもしれないけど、多く出して、しかも、質の高いESならどうだろう?
もちろん、質の高いESを多く出す方がいいに決まってる。物事を方程式に落とし込んで考えるのは「成果」を出すためにはとても重要だ。これが分かってれば、「ESってどれくらい出せばいいの?」という迷うことはなくなる。

余談だけど、「売上を上げるには?」というESの設問や面接の質問、グループディスカッションのお題が出るかもしれないよ。そんな時は、「売上」=「客数」×「単価」という方程式を頭に入れて、「客数を増やすには?」と「1人当たりの単価を上げるのは?」という2つの視点から考えるべきだ。これもまた崩せない鉄の法則だよ。


【4-2. 測られる指標はテスト、ES、面接だけ】

アナタが就活で必要とされるのは実は、たった3つだ。

①テスト
②ES
③面接

この3つから派生する要素はいくつもあるけど、基本はこの3つなんだ。
だから、自己分析に一生懸命取り組んだとしても、合説に一生懸命参加したとしてもそれだけじゃ足りないんだよ。

それに、就活生ってのはES提出のタイミングで一生懸命テスト勉強に励んでいる人が多いんだ。でも、たった3つしか評価科目がないのに、テスト対策ばかりやってても全然意味ないんだ。

なぜなら、就活ではそれぞれの科目で足切りがあるからさ!だから、1科目だけ得意だとしても意味がないんだ。これって当たり前の話なんだけど、これを肝に銘じてない学生が多いんじゃないかって俺は思うんだよね。


【4-3. テスト、ES、面接、1番大事なのはどれ?】

上でも言ったように、3科目全てに対してバランス良く対策しないといけないんだ。で、1番大事な科目って何だと思う?

ここまで読んできたアナタなら分かると思うけど、それはテストじゃなく、「面接」なんだ。当然と言えば当然だけど、一緒に働く人を選ぶなら、面接は外せないよね。その人の性格や思考を見るのに最も適した選考方法だからさ。

でもね、就活生ってのはどうしても面接を疎かにしがちなんだよね。自分もそうだった。「なんであんなバカな面接をしていたんだろう」と思うよ。若い世代は緊張する場面で物事を話す機会が少ないから、面接が苦手なのは当然だよね。それに、ロジカルに話す能力も不十分だし。

だから、面接官が優しくて和やかな雰囲気で面接をしても、「この子何言ってるのかよく分からないな・・・」って思われてしまうことが多いんだよ。物事をロジカルに考えられる能力が無ければ、自信を持って話せないし、自信が無ければ、緊張してしまうからね。

だから、面接では「緊張した場面で表情豊かに話せて」「物事を分かりやすく話せる」能力が必要になるんだよ。

こういう能力開発はなかなか難しいんだよね。色々指摘してくれる大人が近くにいると良いんだけどな。捨て駒企業で面接の練習をするのは別に良いんだけど、改善ポイントを指摘してくれないのが問題なんだよね。

それに、大人も、人に嫌われたくないという傾向が強いから、なかなか指摘してくれないんだよ。それは優しさじゃなく、甘さなんだけどね!


【4-4. 受かった中から行きたい会社を選ぶ】

就活生の中には、「自分のやりたいことが分からない」「自分の価値観に合った企業が見つからない」って言ってる人がいるんだよね。でも俺の考えは、「受かった中から行きたい企業を選べばいい」だと思うんだ。

なんでかって?それは「受からなきゃ何も意味が無いから」だよ。ここでアナタが「じゃあ受ける企業はどう選べばいいの?」って思ったら、俺の答えは「ホワイトな大手企業」だね。一言で言うと、大手企業を乱れ打ちしろ、ってことなんだけど、これだけじゃ説明不十分かな。

大手企業って言っても、世の中にはたくさんの大手企業があるからね。だから目安としては、業界1~5位くらいを考えてみて。でも、「アナタでは絶対に受からない大手企業」ってのがたくさんあるんだよ。

例えば、俺みたいに学生時代何もやってない学生が総合商社に受かりたいと言っても、けっこう無謀だよね。だって、慶應の体育会で身長175cmで美人、成績優秀で語学も堪能な子がスカウトされるような企業だから、普通過ぎる俺には無理だと思うんだよね。

学歴フィルターってのもあるし、四季報の合格大学を見ればわかるけど、MARCHだったり早慶だったり、企業によって引いてるラインが違うんだよね。「絶対に受からない企業」は受けても徒労に終わるから、「受かる可能性のある企業」を受けなくちゃならないんだ。

特にBtoBメーカーはその実力の割には知名度が低く、競争率も他ほど高くはないから、迷ったらこの辺を広く受けていくのがいいと思うよ。

アナタが「そんな知らない企業をバンバン受けてもいいの?」って思うかもしれないけど、世の中には何万社もの会社があるから、細かく企業探しすること自体が無謀だと思うよ。働いたことの無い学生が探したって、その精度は微妙なのは明らかだよね。だったら、少しでもホワイトな企業で受かった中からじっくりと選んだ方がいいと思う。

受かった後なら、OBOG訪問する価値もあるし、そこで初めて「比較」ができるんだからね。だから、受かった中からアナタが行きたい企業を選んだ方が合理的だと思うよ。

知らない企業をどんどん受けてみるっていうのも一つの戦略だよ。そこで得られる経験や学びは、次の選択をする時の大きな助けになるからね。だから、どんどん試してみて欲しい。

それに、就活は一生に一度の経験だから、いろんな企業と接触してみて、自分の適性を探すのもいいと思うんだ。もしもそれで、自分が本当にやりたいことや、自分が活き活きと働ける環境を見つけられたら、それこそ最高の就活の結果だと思うよ!

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5. 将来やりたいこと・企業選びの軸


【5-1. 本当は何がしたいかを自問自答してみるのも大事】

就活のシーズンになると、みんな色々な理由をつけて自分を納得させるようになるんだよね。これって本当は大きな妥協だよね。疲れ果てたから、最初に内定をくれた企業に入社を決めてしまうという流れがよくあるけど。

でもね、できることなら、「自分が本当に何をしたいのか」をじっくり考えてみて欲しいんだよね。これが自分の未来を決める一つのキーポイントになるからね。

なんでかって言うと、自分が本当に何をしたいのかを理解することで、自分の価値観を形成し、適切な仕事選びに繋がるんだよ。
俺から言えることは、どんなに大変でも自分の本心を見つめ直すことの価値はあると思うよ。だから、自分が本当に何をしたいのか、じっくりと考えてみてほしいな。それが、アナタの人生の質を大きく左右するんだからね。

・営業がやりたい。定期的に外に出て美味しいお店を探したいし、本当は駄目だけどたまには外で息抜きがしたい。
・新規の営業で、とにかく成果を出してボーナスを沢山貰いたい。
・1日中オフィスで事務仕事でいいから残業したくない。早く帰ってプライベートを楽しみたい。
・タダで外国を飛び回れるから海外営業みたいな仕事がしたい。
・語学力を生かして外国人とやり取りをするような仕事がしたい。
・人を助ける仕事がしたい。
・Youtuberみたいに世の中に縛られない自由な生き方をしたい。
・自分の趣味を生かして、プロブロガーになって自由に生きたい。
・世の中の真実を報道したいからマスコミで働きたい。
・科学の発展に興味があるから、化学メーカーや半導体関連のメーカーで働きたい。
・ゲームが死ぬほど好きだから、ゲーム会社で働きたい。
・ゲームが死ぬほど好きだから、プロゲーマーになりたい。Youtubeで動画配信して広告収入で稼ぎたい。
・人に教えるのが好きだから、自分の趣味を生かしたコンサルで稼ぎたい。

本当に何でもいいんだよね。もちろん、世間体とか、自力で生計を立てられないといった問題も存在するけど、でもさ、こうやって「自分が本当に何が好きなのか」を欲望に忠実になって考えてみること、これはすごく大切なんだよ。

できれば、その好きなことに近い仕事を見つけられるのが最高だよね。自分の好きなことを仕事にできる人って、それだけで人生がうんと楽しくなるからさ。

俺は四季報で数字を見て受験企業を選定していったんだけど、その理由は「特にやりたいことがなかった」からなんだよね。そういう人もいるってことさ。でもさ、もしアナタに何かやりたいことがあるなら、それを大事にした方がいいと思うよ。何をするにも自分の好きなことが軸になると、どんな困難も楽しみながら乗り越えられるからさ。

というわけで、初めの方で自己分析を否定したにはしたんだけど、とは言えいつかは必要になってくる。

今は特にやりたいことも見つからないのであれば、このままこのnoteを読み進み、徹底的に合理的な就活をすればいい。でも、転職なのか社内異動なのか、いつかはこのことを考える時期が来る、ということも覚えておいてね!


【5-2. 職業よりも価値観を考える】

そうなると、看護師に限らず、仕事を通じて「人から感謝されることが多い職業」を選べばいいんだよね。そうすれば、仕事を通じて人から感謝されることが多くなるから、その人はもっと仕事にやりがいを感じられるんだよ。

だから、自分が「どういう時に喜びを感じるのか」を見つけることも大事なんだよね。

例えば、俺の場合は、「新しい知識を得た時や、それを身につけた時、知的好奇心が満たされた時」にワクワクするんだ。

だから、学生時代は文系で全然ダメだったけど、化学メーカーというまったく新しいフィールドで、化学の知識を学んだり、他社の技術を学んだりするとワクワクするんだよ。

それから、その会社が何を作っているのか、販売先はどこなのか、どれくらい売れているのかを知ると、「経済の仕組み」を実感できるんだよ。これもまた、俺の知的好奇心を満たしてくれるから、今の会社での仕事は、意味があるんじゃないかと思うんだよね。

実際の仕事はちょっと面倒くさいけど(笑)、でも、俺の価値観には合ってるんだよね。だから、今までずっと会社にい続けられてるんだと思うよ。

【5-3. 社風で選ばない】

「社風で会社を選んだ」と言う人もいるかもしれないけど、俺は社風で会社を選ぶことはオススメしないよ。なぜなら、社風っていったい何なのかって考えてみても、それはその人が感じる職場の雰囲気でしかないからさ。

実際、会社内でも部署によって雰囲気は全然違うかもしれないしね。だから、社風って結局のところ、社風っていうのは主観的なものだと思うんだ。その人がどう感じるかによるから、一概に全体を判断することはできない。

だから、「社風で選ぶ」というのは少し注意が必要だよ。それはその人が感じる部分のみの評価で、その企業全体を客観的に評価したわけではないからね。

もちろん、社風は一つの指標になるけど、それだけで企業を選ぶべきではないと思うんだ。大切なのは、自分が何をしたいのか、何を求めているのか、どういう環境で働きたいのか、ということを自分自身で見つけ出すことだよ。

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6. 受験企業の選び方と企業研究の方法

【6-1. フィルターを掛ける企業を避ける】

一口にフィルターと言っても、企業によって様々なフィルターが存在する。

・付属上がりのエスカレーターの学歴
・AO入試や公募入試の学歴
・MARCHや早慶などの学歴
・女子(男女平等社会というのは嘘)
・地方学生(実家暮らしの方が企業としても余計な費用が掛からない)
・見た目
・TOEICやTOEFLの点数

上記の通り、ものすごく理不尽な部分があるんだけどね。自分と他の人とで、スタートラインが同じっていうわけじゃないんだよね。

そんなに納得いかない、不公平だと思う瞬間、本当に怒りたくなることもあるだろうけど、だからと言って現状が何も変わるわけじゃないんだ。

だからこそ、アナタ自身がフィルターに引っかかりにくい企業を選んで、そこにエントリーをしていくべきなんだと思うよ。


【6-2. 業界を”面”で捉える】

面接でよく「他にどんな企業を受けているの?」って質問がくるんだけど、そこでバラバラな業界の名前を答えるのはよくない。

その理由って、簡単に言うと「この子、企業名だけ見て適当に受けてるんだな」って思われてしまうからなんだよね。

だから、業界を「面」で捉えておくといいと思うんだ。この考え方のメリットは大きく2つあって、

  1. 同じ業界の企業について深く知ることができて、企業研究の時間効率が上がること

  2. 面接で「他にどんな企業を受けているの?」って質問に対する無難な答えができること

だから、バラバラな業界の企業を受けるよりも、ある程度業界を絞って受ける方が良いと思うよ。そうすることで、その業界について深く理解することができて、面接でも自分の理解をしっかりと伝えることができるんじゃないかな!

とは言え、それでも普通の学生より圧倒的に多くの業界を攻めるべきだと言って俺はいつも指導しているよ。


【6-3. ホームページを読み込む】

今回のポイントは、正直、一番重要なところだよ。

他の記事で私が「合同説明会や任意の説明会は時間の無騠だから行くな」と書いたことがあるんだけど、「え、説明会に行かないと企業研究できないじゃん?」って思った人もいるかもしれないよね。

でも実は、ホームページをしっかり読むだけでも十分に企業研究はできちゃうんだ。

その理由って、ホームページには「IR情報」っていう株主向けのページがあって、そこには企業の現状や今後の計画が詳しく書かれているからなんだよね。ここは、就活生よりも大事な株主への説明が丁寧にされている場所なんだ。

さらに、就活生向けの特設サイトでは「先輩社員の仕事内容」や「先輩社員へのインタビュー」が載せられていて、実際の仕事についても詳しく知ることができるんだ。

だから、企業研究をするときはまず就活生向けの特設サイトで企業の大まかな概要をつかみ、その後にIR情報や他のページを見るのが良いと思うよ。

合同説明会や説明会に行くよりも、こっちの方が時間効率がいいから、こういうところで他の就活生と差をつけていく必要があるんだよね!


【6-4. 四季報や業界地図を読み込む】

就職四季報や業界地図を持ってない就活生がいるって聞くと、正直、ビックリするよ。

四季報には離職率や平均年収、採用実績のある大学、採用比率、倍率など、説明会では絶対に教えてくれない情報がたくさん載ってるんだからね。

それらの情報を見て初めて、自分にとってその企業がブラック企業なのかホワイト企業なのか、学歴や性別にフィルターをかける傾向がある企業なのかが分かるんだよ。

だから、四季報を持ってないアナタはかなり危険な状態なんだよね。今すぐ書店に行って買うことをオススメするよ!

俺自身も、前年度の四季報を先輩からもらって、3冊を並べてその企業のデータに変化がないかまでチェックしてたんだ。

そして、業界地図も持っておくべきだよ。
さっき「業界を一つの面として捉えるべきだ」と言ったけど、ホームページを個々に見てるだけでは、企業間の違いが分かりにくいんだよね。

業界地図があれば、資本関係や業務提携先などが一目瞭然で、全体像をつかむことができる。

「木を見て森を見ず」という言葉があるように、何事も大局的な視点から細部に落とし込んでいくことが大切だよね。

だから、業界地図を見て業界全体を理解することをオススメするよ!


【6-5. 就職偏差値は見ない】

プライドの高い就活生として、ネットの就職偏差値が気になるのは当然だ。

しかし、比較できないものを比較している表には何の意味もあるのか、俺には理解できない。間違いだらけで、特定の人物の主観が丸出しの表なんだ。

この表の上位に載っている企業を受けまくって、全滅した人の数は計り知れない。そういう現状を踏まえると、逆に「表に載っていない優良企業や、中程度の位置にいる企業」は穴場なのだ。

だから、アナタもこれを逆手に取って、載っていない大手を積極的に狙っていくべきだよ。


【6-6. 株式投資の世界を覗いてみる】

これは特に株をやるように言っているワケではない。

株式投資の世界、特に長期保有する場合、企業研究は必須条件となる。投資家たちは各企業について非常に詳しく、どこの企業がどんなことをやっているかまで分かっているんだ。一般の生活ではなかなか知ることが難しい半導体や液晶などの技術についても詳しく、企業ごとの差についても深く理解している。

だから、株式投資家が見るようなサイトを漁るのも一つの手段だ。例えば、「FISCO」というアプリは便利だよ。銘柄ごとの特徴やニュースをササっと調べることが可能なんだ。

そう、企業研究には合説や説明会に頼る必要はない。学生時代に何もやってこなかった人たちは、周りと差別化を図らないと良い成果が出にくい。

自分は「ESは沢山出した方が良い」と断言するけど、沢山出すからには企業研究も沢山やらなければならないんだ。

そのために、合説などの無駄を省き、圧倒的な時間効率で企業研究を進めていくべきだよ。

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7・今の日本経済を簡単に理解しておこう

【7-1. 半導体が日本を、世界を変える】

現在、世界では「第三次産業革命」が始まっていると言われている。

その主役は「半導体」だ。

半導体は「ICチップ」であり、要するに電子部品の脳みそだ。

電子部品の脳みそが発達することで、アナタも聞いたことのある「IoT」の技術が格段に進んでいるんだ。IoTについては流石にGoogle先生にでも聞いてくれ。笑

インテルやサムスンなどのICチップメーカーが今、死ぬほど半導体を作っているんだ。

それは、車に組み込まれているセンサーなどの電子部品であったり、iPhoneなどのスマホ、工場の装置など、ありとあらゆる電子部品に半導体が使われるからだ。

しかも、ここにAI(=人工知能)が加わる。

半導体(脳みそ)の技術が発達し、複雑な計算が可能になったことでAIが本格的に普及しているんだ。

AIによって人間が行っていた単純労働は置き換えられていくだろう。

そうなると、AIでいいような仕事をしていた人は失業し、人間が得意なビジネスをせざるを得なくなる。

そうなると、世界の産業構造は大きく変わっていくんだ。


【7-2. 半導体から派生する業界】

では半導体全盛期の時代の今、日本はどのように関わっているのでしょうか?

半導体のチップを作っているのはインテルやサムスンなどの有名メーカーだ。残念ながら、日本の半導体企業は衰退し、現在は韓国に大きく遅れを取っているんだよね。

東芝も大規模な赤字の影響で売れているメモリ事業を売却してしまったため、日本には世界と真剣に競争できる企業はなくなってしまったんだ。(日立や三菱電機から派生したルネサスエレクトロニクスもうまくいってないよ・・・)

しかし。

日本にはまだ半導体関連で強い業界がある。

それは、「半導体のチップを作る装置メーカー」なんだ。

半導体には、切ったり洗ったり検査したりとたくさんの工程がある。それぞれの工程には高性能な装置が使われていて、むしろそれらの高性能な装置がなければ完成しないんだ。

日本の企業は、それらの「洗浄装置」や「エッチング装置(切る装置)」などの装置(ロボット)に強い。一般的には、「半導体製造装置」業界と呼ばれている。

この業界が今、日本で最も盛り上がっているよ。

ちなみに、それらの装置に組み込まれている部品(ギアやネジ、装置を覆うカバーなど)を作っているメーカーもそれに比例して盛り上がっているんだ。

【7-3. 金融はやめておけ?】

さて、話は変わって金融のお話だ。

就活では、「銀行」が人気だろう。俺が就活をしていた約5年前も同じで、「メガバンク」の人気は計り知れないものだったよ。俺自身、経済学科だったから、周りの友人は金融志望がめちゃくちゃ多かったな。

でも俺は金融業界は一切受けなかった。

そしてこれは今振り返ってみると正解の判断だったよ。

今、銀行業界は恐ろしいほど向かい風が強い業界である。金融が好きな学生以外にはオススメしない業界の1つ。

その根拠は以下の通り。

①マイナス金利のせいで、銀行は企業に融資をしなければ儲からない時代になった。(今までは余っていたお金を日銀に預けておけばお金(金利)が貰えていた)
②現在は半導体業界を皮切りに企業の景気が良いため、わざわざお金を借りてくれない。
③AIの登場により、銀行員の価値が下がっている。(銀行は超アナログな会社)リストラ不可避。
④ネットバンクの登場により、既存の銀行の立場が脅かされている。
⑤仮想通貨(ビットコインなど)の登場により、24時間送金が可能になったり、取引スピードが上がる未来しか見えない。
⑥高齢化社会のため、日本市場は縮小傾向にある。しかし、海外での銀行業務は現状難しい。

しかも、銀行員の本質は「金貸し」であり、「現物の商売」ではないんだ。

銀行マンはプライドが高い傾向があって、転職価値もそれほど高くないのが実情なんだよ。

だから金融はやめておいた方がいいと思うけどね。

それでも「やりたいことがある」学生のみ、受ければいいと思うよ。(そういうビジョンを持っている方はきっと活躍できるはずだよ!)


【7-4. 食品業界受験者が覚えておくべきイスラム金融】

イスラム金融とは何か?

中東の石油大国(サウジアラビアやドバイなど)は、石油のおかげで物凄い外貨(富)を獲得している。

こういった国はイスラム教の経済圏であることが多い。

世界の企業は、このイスラム経済圏を商売相手にしようと試みている。もっと言うと、イスラム教の人は世界中にいるから、世界中どこで商売をしてても関係してくるテーマだね。

ところで、パリで①寿司②ラーメンの次に流行っている日本食って何か分かるかな??

自分は留学経験があるから、グローバルな人間だ」と思っている方は絶対に当てて欲しい。

パリで流行っている日本食とは何か?

え、そば?違う違う!

答え、言っちゃうよ!!

それはね、

それはね、餃子!!!当たった??

では、なぜ餃子がパリで流行っていると思う??

え、美味しいから?

それはそうなんだけど、もう少し別の視点でも考えてみて欲しい。

食品メーカーを受ける人は絶対に覚えておいて欲しいことなんだよね。

答えを言ってしまうけど、

それは、「豚肉でなくても、鶏肉でも何でも詰められるから」です。

パリは人種のサラダボウルの町。

そんなパリでは、イスラム教の方も食べられる料理の方が爆発的ヒットが起きやすい。

イスラム教徒は、口に出来ない食べ物が数多く存在するよ。(アルコールや豚肉、ラードなど)

だから、イスラム教徒が食べても大丈夫な料理というのは今後の世界ではとても重要になってくる。

「ハラル認証」という認証を取った料理であれば、イスラム教徒はその印を見て安心して料理を食べられる。

逆に、ハラル認証に通って無ければ、なかなかイスラム教の方が料理を口にしてくれない。

だから、食品業界を受ける方には是非とも覚えておいて頂きたい超重要キーワードになる。また、グローバルな働き方をしたい方も、「異文化理解」というのは必要不可欠だ。

このような基本的な知識を抑えていないと、ビジネスの現場ではあなたは全く通用しないよ!

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8. 見た目・印象について気を付けたいポイント20選

【8-1. 髪型】

まずは髪型。

「髪短くしたくない」
「黒髪に染め直したくない」

学生であればこのような悩みはあると思う。

それ自体は悪いことではないけどさ、、、就活をする以上は、「社会人仕様」に自分をカスタマイズしなければならないよ。

ただ、「髪をとにかく短くする(男性)」ことが正解というわけでもない。

やはり「見た目を自分の中でのMAXにする」という目的を忘れてはいけないし、その結果が単髪になりやすいってだけ。

手っ取り早いのは、就活で人気の美容院に行って、かっこよく仕上げてもらうことだね。やはりこういうのはプロに任せた方が正解に辿り着きやすいからさ。地元のそこそこの美容院とかではなくて、もっと有名なところでお願いした方がいいよ!

1回行くだけでも色々教えてくれるからさ、とりあえずその重い腰をあげて、有名な美容院で「就活ヘアなんですけど、自分がビジネスマンとして爽やかでカッコよくなる似合った髪型にして欲しいです」ってお願いしてきな!

ちなみに、社会人目線からすると、「前髪はおろさず、おでこを出す」というのが基本的に正解。

この「おでこを出す」というのは非常に大事で、例え短髪にしたくない人も、前髪を持ち上げておでこを出すというのはやった方が良いよ。最近だと、韓国系のスタイルを真似している女性もおでこを上げてるよね。

おでこを出した方が社会人らしく、爽やかでイケてる印象を与えやすいんだよね。


そして女性。

女性は、必ずしもおでこを出す必要はない。むしろ、おでこを出して不細工に見えてしまうのであれば止めた方がいい。

但し、前髪パッツンのようにすべて降ろすというのは幼い印象を与えてしまうので避けた方がいいかもね。

女性こそ美容院で自分が1番可愛く見える髪型にしてもらうべきなんだけどさ、前髪を作らずに横に流して老けた印象を与えるくらいならきちんと前髪を作った方がいいよ!

女性の場合は、「自分の中でのMAXの可愛さ」を意識してね。不細工な見た目になったら本末転倒だからさ!


【8-2. スーツのサイズ】

街中で就活生はすぐに見分けがつく。

なぜなら、「スーツのサイズが合っていないから」。特に、ズボンのフィット感を見ればすぐに分かっちゃうよ!

おじさん世代は「ダボダボのスーツ」が主流だったけど、基本的に今の出来るビジネスマンはジャストサイズのスーツが主流だし、その方がカッコいい。

若い学生なのにダボダボのスーツを着ていては、やはり「スーツに着せられている」感が強く出てしまい、爽やかさが失われてしまうんだよね。

だから、ジャストサイズのスーツ選ぶ必要があります。
それゆえに、オーダーメードスーツを買って欲しい。

え、オーダーメイドは高すぎる?

いやいや、今はオーダーメイドでも安いお店は沢山あるよ!
高級ブランドのスーツを着ろというわけではなく、サイズ感が合っているスーツを選んだ方がいいだけですので、そこそこの生地で作って貰えばいいわけだし、まあもしもお金が無かったら、ユニクロのセミオーダースーツでも十分カッコいいシルエットは作れるよ!

とにかくサイズ感が大事!!


【8-3. 靴磨き】

就活後半になると、靴が汚れている学生がいる。

磨いた靴を履いている学生が隣に並ぶと、目立つんだよね。

だから、靴はきちんと磨こう!


【8-4. ワイシャツのサイズ】

Yシャツのサイズも合っていない学生が多い。

これは、「腕周りのフィット感」を見れば一瞬で分かる。

これって意外にも就活本に書いてないんだよね。マジで謎。

腕周りがダボダボの学生、多過ぎるよ!!マックにいる高校生かよ!!

こういう学生は、Yシャツは「細身」のモノを買うようにしよう。

標準サイズのYシャツは体育会などの腕の筋肉が付いた学生が着るもので、普通の人は「細身」のYシャツでないと腕周りがダボダボでウルトラダサい!!!

これも出来ればオーダーメイドが1番なんですが、最低限「細身」のYシャツを買うようにしてね!やせ型の175cmとかならユニクロのシャツはSサイズだからね。Lサイズとかアホか!!!

尚、首回りと腕のサイズは必ずお店で測ってもらってね!
ここは誰しもが気を付けているポイントなので、ここすらサイズが合っていなかったらドン引きするレベルでダサい。


【8-5. ワイシャツの色】

これはさすがに白一択。ボタンも白いボタンで。


【8-6. ボタンダウンの注意点】

Yシャツにはボタンダウンという襟にボタンが付いているタイプが存在する。たまにいるけど、ここのボタンを閉め忘れてしまう学生がいるんですね。

そう、学生時代の俺のこと!!笑笑

リクルーター面談のとき、ボタンダウンのボタンを閉め忘れてて、案の定、リクルーターから指摘され、それも相まってか次の面接には進めなかったという苦い思い出があるよ笑

着慣れていない学生はつい閉め忘れてしまいがちなので、必ず注意しよう。ただし、そもそもスーツの着こなしとしてはボタンダウンはやめた方が良い。

セミワイドが一般的だからさ、最初からそれで購入してね!


【8-7. ネクタイの長さ】

身長によってネクタイの締め方は変えなければいけないよ。

長すぎても、短すぎても駄目。

ポイントは、

「ネクタイの先端が、ベルトのバックルに掛かるか掛からないかくらいの位置」

これね!!

事前に自分に合った長さになるように結び方の勉強をしておこう。

ネクタイには何種類もの結び方があって、自分はどの結び方をしなければならない身長なのか、あらかじめ知っておこう。

ちなみに、ネクタイが曲がらないようにタイピンをしておくのもアリだけど、タイピンはタイピンで正しい使い方があるから注意してね!!


【8-8. ネクタイの締め具合】

これも意外と陥りがちな凡ミス。

よく、ネクタイの締め方が緩くてYシャツの第一ボタンが見てしまっている学生を見かける。超だらしない。

だらしない印象を与えたくないので、ネクタイはきちんと締めてね。

あと、ディンプル(くぼみ)は必ず作って!!これも超大事!!


【8-9. ネクタイの色】

ネクタイの色はとても重要。

政治家だって、与えたい印象から逆算して付けるネクタイの色を変えているよ。

トランプ元大統領であれば「強さ」「威厳」のある印象を与えるために赤いネクタイをしていることが多い。

安倍元総理の場合は「誠実さ」「真面目さ」を出すために青いネクタイをしていることが多かった。そして、パーティなどでは、ピンク系のネクタイをしたりと、使い分けをしているよ。

このようなネクタイの使い分けは就活でも参考にすべきだね。

もともとが堅い印象を与えがちな方は赤いネクタイをした方がいいし、コミュ力はあるけど頭悪そうな印象を与えがちな方は青いネクタイをすると良い。

「相手に与えたい印象」を考え、それに合ったネクタイを選ぶようにしよう。

ただ、ビジネスにおいてはネイビーが基本カラーだからそれは覚えておいてね!なので困ったらネイビーの無地を選んでおけばOK!キャラクター柄とかチェック柄とかはやめてくれ!


【8-10. ワイシャツの下に着るTシャツ】

これ、就活の一般論だと出てこないんだよね。

普通、Yシャツの下には白い無地のシャツを着る。
これは誰しもが知っている常識なんだけど。

ただ、ここで着るべきは「襟がVネック」これ一択。

丸首よりもVネックの方がお洒落で爽やかな印象を与えやすいからね。丸首だと、ネクタイを外して第一ボタンを外した時に見えるんだよね。これがマジで超ダサい!!!

少しでも「ダサい」と思われたら負けだよ。

見た目は最も重視しなければならない要素だからさ、こういう隠れたところも気を付けておこうね。

個人的にオススメなのが、ユニクロのエアリズム。ベージュのVネックのメッシュ素材のが透けなくて便利だよ。薄いし素材的に汗を掻きにくいシャツ。

コスパMAXな製品ですので、迷ったらこのVネックを購入しておこう。お洒落に疎い人でもユニクロなら気軽に買えるはず。


【8-11. ベルトの色や長さ】

ベルトの色は革靴の色とスーツの色に合わせる。

迷ったら黒でOK。

購入する際は、長さも確認しておこう。
中学生みたいにベルトの先をぶらんぶらんさせておくのは非常にダサいからさ!店員さんに確認してもらい、買うときに調整してもらおう。

ベルトを止める穴が3番目くらいで、左のポケットまで行かないくらいの長さが無難で基本だよ!


【8-12. 靴の色】

靴の色は黒が無難。ここは辺に目立たせてはいけない。色もそうだけど、デザインもストレートチップを選んでね!

尚、革靴はきちんと磨いておき、キレイにしておいてください。
「お洒落は足元から」です。


【8-13. カバン】

カバンは立てられるモノが良い。

「カバンはそこに置いて下さい」と指示されたときに、スッと立てられなくてぐしゃっと寝かせてしまうのは見栄えが悪くなるからさ。

持ち手の素材は何でも良いけど、鞄自体の素材はレザー一択だよ。


【8-14. 姿勢】

これはかなり大事。
絶対に気をつけておきたい差別化ポイントだね。
猫背は「百害あって一利なし」

「〇〇さんはかわいいのに猫背のせいで相当損しているよね」という声は職場でもよく耳にする。
特に女性は気を付けた方がいいよ!

もちろん、歩いているときの姿勢もそう。もっと胸張って!!

面接では、座る前にまずは歩いて「入室」がある。
その時点から「第一印象」というのは始まっているんだよ。
絶対に、姿勢が正しい方が得をするようになっている。

学生時代何もしてこなかった学生だったら、こういう細かいところも点を積み重ねていく必要があるんだよ。
細かいからこそ、他の学生と差別化出来るポイントになるということを覚えておこう。


【8-15. 声】

これも姿勢に続いて、超重要ポイント。

とにかく、声の小さい学生が多過ぎる!!
声が小さいのも猫背同様、「百害あって一利なし」なんだよね。

声が小さいのは直接的に不採用に繋がるケースが多く、絶対に気を付けなければならないポイント。

人前で話すのが苦手。緊張した場面でつい声が小さくなってしまう。自信の無い答えをするときについ声が小さくなってしまう。

分かるよ。

分かるけど、それでも「受かりたいなら腹から声出せ」ということ。

言われても治らない学生もいるが、声が小さいのは本当にヤバいんだよね。

特に、出来るビジネスマンは時間を無駄にするのが大嫌い。わざわざ聞き直すのももちろん嫌いで、ほぼ100%イライラするのよ。

だから、1度でも「え?」とか「ん?」とか聞き直されたらかなりピンチです。1回目は黄色信号で、2回目があればほぼ間違いなく不採用でしょう。

とにかく声の小さい学生が多く、特に女性に多い。言われても治らない。逆に言えば「きちんと意識出来れば周りと差別化出来る」ということでもあるのだが、とにかくダメな人はとことんダメ。

別に叫べ、と言っているわけでは無いんだけど。相手に確実に聞こえる声量で話す、ということが重要。


【8-16. 表情】

これも、就活生が陥りやすい苦手ポイント。

緊張すると表情がこわばってしまうのは分かるけど、人前で話す練習をしてこなかったツケだよね。

ここを克服出来なければ周りと差別化することは出来ない。頑張れ。覚悟を決めろ。

仮に、緊張しない人でも、病気レベルで無表情な人がいる。

そもそも、

「趣味の話をしているのに無表情」
「自分はムードメーカーと言われることが多いです、と言ってるのに無表情」
「〇〇なときにやりがいや達成感を感じます、と言っているのに無表情」

爆笑!!

ロボットじゃないんだから、きちんと表情付けて話そうよ!!

無表情で話すと、台本を読んでいるようにしか聞こえないので、そういう学生は落とされるよ!特に事務系はコミュ力ないとキツイからね。

いくら論理的だったとしても、感情が乏しい人間が、コミュニケーション必須なビジネスマン適正があるわけ無いという悲しい事実。

酷い人は、

「自分はヒーローです!」

って比喩表現で相手の注意を惹く手法を使っているのに、

顔面がお通夜!!!!!

ヒーローなのにお通夜!!!w(^ω^)w

そりゃ受かるわけないって・・・。

感情表現が苦手な人は、「い」の口で話す練習をしよう。メンタリストDaiGoもこれを意識して喋っている節があるので、是非とも動画などで参考にすると良い。

面接は、「ロジカル」と「感情」の2つが必要で、何よりもまずは「感情」が必要だよ!


【8-17. 身振り手振り】

これは面接におけるテクニックの1つ。

試しに、友達に①身振り手振りアリ②身振り手振りナシの2パターンで、同じ内容の自己PRをしてもらってみて!
明らかに、身振り手振りがあった方が好印象なんだよね。

好印象を与えるために、身振り手振りは絶対に入れるようにしてね!


【8-18. 化粧】

就活の一般論で、「女性は薄化粧にすべき」と書いてありますが、俺はこれには反対。
何故なら、「みんなが薄化粧だと元からかわいい子が圧倒的に有利」だから。

確かに、「ケバい」と思われたら負けだけど、何の工夫も無い薄化粧で行くのは安直すぎるよ。

髪型と同じで「自分が爽やか且つかわいく見える最適解」が一人一人にあるわけで、思考停止で周りと同じことをしてしまってはいけない。

ケバくならないような範囲で、部分的にチークを濃くしたり、口紅の色を濃くしたり、「自分の中で最大級の見た目」が作れるならOK。

1番良いのはやはりプロにメイクを教わり、自分でも再現出来るようにすること。
見た目は最も大事な要素なので、合説に行くくらいならメイクを教わりに行った方がよっぽど合理的だよ。


【8-19. パンツスーツorスカート】

これも、よく考えた方がいい。

一般的には、筋肉質の方はパンツスーツ。華奢な方はスカートの方がいい。

正直、明らかに足が太い女性がスカートを履いてくるのは・・・。

女性の方だって、不細工なのにふりふりな服装していたら「ドン引き」するでしょう。

それと同じ現象を起こさないように、自分にとってどちらが好印象に繋がるかを考えて選択しようね。


【8-20. タイツの伝線】

特に女性の面接官は見ている。

タイツの伝線した学生はやはりマイナス印象だよ。

伝線していることに気が付いていない学生も多いため、きちんと友達にも確認してもらおう。(特に自分じゃ気が付きにくい後ろ側)

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9. webテストと適性検査のコツ


【9-1. 出来る人に頼む】

webテストくらいなら、出来る人に頼むというのは1つの手。
ただし、最近は不正防止が徹底されてきているし、テストセンターなどでSPIを受けさせる企業が多いですから、いずれにせよ勉強は必要。


【9-2. 回答を入手】

webテストはパターンが決まっているため、回答が出回ることが多い。人脈の広い学生は確実に入手しているよ。

こちらもテストセンターの対策は必要なのでテスト勉強は不要、というワケではなく、結局は自分で勉強しておいた方が良いと思う。


【9-3. 問題集で勉強】

基本これ。ポイントとしては、

①どの問題集をやるべきか
②いつやるべきか

という2点だね。

①の問題集は基本的には何でも良いけど、ナツメ社の問題集は量も質もトップクラスだと思うから迷ったらナツメ社の問題集買って!

この問題集をマスターしておけば基本的にはSPIは対応可能だよ。

問題は②いつやるかなんだけど、まあ大学の授業中に勉強すれば良いよ(笑)

大授業で、寝ているだけの授業、あるでしょう?

出席だけが重要で、授業内容は聞いてない。

学生時代何もやってこなかった学生であれば、つまりはいくらでも時間はある暇人ということになる笑

できれば、就活サイトがオープンする前には一通り勉強を済ませておいた方がいい。就活を早く始めた人はこの問題集をササっとマスターしちゃおう!ただ、ESや面接対策の方が重要だから、優先順位を間違えないようにね!


【9-4. 基本は、明るくポジティブで誠実で、変化を好む爽やかな人間】

次は、適正検査について。

適性検査は意外と大事。その企業によって求める適正が違うので、適性検査の結果は非常に重視されているよ。

それゆえ、正解はある。

基本は、見出しタイトルのような完璧な学生。そこに応募職種の適正が考慮される感じ。理想の大人を常にイメージして回答しよう。

大谷翔平みたいなマインドの人がNGな企業は殆どないからさ!


【9-5. 嘘はバレるのが適性検査】

今の適性検査は高性能で、矛盾が発生するとバレてしまう。

その場その場でなんとなく選択肢を選んでいくと、まず間違いなく矛盾が発生してしまうからさ。

前もって、「成りきる人物」のマインドを予習しておきましょう。

やはり、「明るくポジティブで誠実で、変化を好む爽やかな人間」が理想。大谷翔平についてよくよく勉強しておこう。


【9-6. 受ける職種によって微調整する】

営業をサポートする事務志望なのに、「前にグイグイ出ていくタイプ」はちょっとあべこべな感じがするよね!

営業なのに、「変化を好まなかったり」「人と接するのが嫌い」な解答をするのは懸念されそうだよね!

その通りだよ!職種には「適正」がある。

自分が受ける職種はどういう適正が必要をあらかじめ調べておこう。
それによって正解は変わってくる。

いずれにせよ、矛盾が発生しやすくなるので、一貫した軸を持って解答するのが大事だから、イメージする人物を決めておくようにしてね!

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10. ES攻略


【10-1. ESは〆切直前に出さない。受付日に出す】

ESは受付開始前から公開されているんだ。だから、

ESを出すなら受付当日

それが理想なんだ。
受付当日なら、大半の就活生はまだ書き始めてすらいない。そこで、「ESを読んでもらう可能性」が飛躍的に高まるんだ。

マイナーな企業ほど、この確率は上がるし、「熱意」についても周りと大きな差別化が可能になる。

「高校生や中学生の頃、部活に最初に見学に来た1年生」

「サークルに最初に入会した1年生」

何事も、「最初」は有利だよ。
締め切り直前に出すのは、典型的な「周りと一緒」タイプだね。


【10-2. ESの種類を知る】

①自己PR系
②志望動機系
③発想系

ESの設問は、大きく3つに分けられる。

①自己PR系②志望動機系③発想系

①の自己PR系は、「学生時代頑張ったこと」「学業で頑張ったこと」「自分の長所と短所」「今までの人生で経験した挫折とその乗り越え方」など。どこでも同じような質問が多いね。

②の志望動機系は、「当社を志望した理由」「当社でやりたいこと」など。ここはしっかり企業研究をしていなければ、「業界の志望理由」になってしまいがちだから、注意が必要だよ。

③の発想系は、論理的思考能力の有無を問うもの。「〇〇な状況で売上を上げるにはどうすればいいか自由に書け」「人はなぜたばこを吸うと思うか(JTのES)」など。ただ自由に書けばいいわけではなく、正解の方向性はある程度決まっているから、それも覚えておいてね。


【10-3. 雛形を作っておく】

ここで、自己PR系はESが公開されていなくても準備することが可能だ。

「就活生時代に力を入れたことは何か」

という質問は就活をやっていれば1度は目にする設問だ。文字数は200文字から1000文字くらいまで様々だ。

可能なら、就活生時代の経験系のネタを2~3個、そして200文字から1000文字くらいまでのESのパターンを作成しておくべきだ。

これが出来れば、自己PR系のESは、若干の修正をするものの基本的にコピペで一発だ。

こうして時間効率を上げていかなければ、何十社もES受付日に提出することは出来ない。俺は合同説明会に1回も行ったことがないが、その間はひたすらESに時間を割いていた。

そのため、電車賃やお昼代などは他人よりも少なくて済み、スーツも面接シーズン以外はそんなに毎日着た記憶がない。


【10-4. 論理的に書く】

ここが就活生が最も苦手とする部分だろう。

就活生時代、レポートを作成する機会があったはずなのに、書き方を教わっていないがために何を言っているのか分からない稚拙な文章を書く就活生が多い。

就活の一般論で「数字を入れた方が論理的」と書かれているが、

アルバイトのくせに売上を20%もUPさせたとか嘘だろ!!!笑

と、かえって逆効果な表現を使う就活生も多い。

論理的に書く、ということを勘違いしている。
論理的に書く、とは「誰が読んでも理解出来る文章を書くこと」だ。
自分ひとりでは中々うまく行かないので、誰かに添削してもらった方がいいと思う。

また、

「俺は~〇〇だ。」「自分は~だった。」という書き出しの、”私私系”の方、いないだろうか?

ESはアナタのためのものだから、主語はアナタに決まっているだろう??無駄に文字数を使って内容が薄っぺらいESを書くのは止めよう。

他にも無駄な表現、文字数を圧迫してしまっているだろう。
そういう意味でも、やはり添削はしてもらった方がいいと思う。


【10-5. 発想系設問の考え方】

発想系設問を大喜利と考えている就活生が多い。

だが、ぶっ飛んだ表現であったり、ユニークな解答を企業側は求めているわけではない。

発想系設問は、論理的思考を問う設問ということを念頭に置くべきだ。

理路整然と、企業の求める方向性の答えを書けばいい。

資生堂の過去問などで練習しておくと良いと思う。


【10-6. 私の発想系事例】

通過した食品大手のカゴメの発想系ESを公開する。

「未来のカゴメを自由に描いて下さい。なぜ?そういう絵を描いたのかも教えて下さい。」

とう設問だった。

「自然を、おいしく、楽しく。KAGOME」を追求していくと、みんなで楽しく食卓を囲む野菜たっぷりの「鍋料理」は、まさにこれを実現する料理であると考えたからです。そして貴社のHPを見ると、8月に「完熟トマト鍋スープ」という商品を販売しています。しかし、その種類はまだ少なく、今後さらに力を入れていくことで、カゴメによる「鍋ブーム」を起こすことが可能なのではないかと考え、この絵を描きました。

ちなみに絵だが、鍋を囲む4人の家族を荒く鉛筆で描いた笑

絵心は全くない。鉛筆でササっとモノクロで適当に描いただけだ。

「理由が論理的なら絵なんて適当でいい」と思った通りで、難関と言われたES選考を突破することが出来た。

ここで大事なのは、

①きちんとカゴメの理念を把握していること。
②単に商品を褒めているわけではないということ。
③未来=過去~現在の延長線上であり、決してぶっ飛んだ新しい内容ではないということ。
④理由なので、「〇〇だから」ときちんと言い切っているところ。

この辺りになる。
特に③の未来を考える系は論理的思考の定番問題になる。

「未来」を考える際は、まず過去や現在から考える。
未来というのはその延長線上にあるため、いきなりぶっ飛んだ新しい「何か」を書いてはいけない。

「え、いきなりなんでそれが登場したの?」と読者に苦笑いされてしまうからだ。

科学技術も同じで、いきなり新しい何かが出来上がることはない。

・いきなり新幹線が出来たわけではなく、まずその前に機関車や電車が開発されている。
・いきなり飛行機が出来たわけではなく、まずは紙飛行機や模型が作られている。
・いきなり車が出来たわけではなく、まずは人力車や馬車が存在していた。

従って、「未来」を考える際は、「過去+α」で物事を考えるべきだ。
そのような考え方こそが「論理的」であり、「矛盾が無い状態」と言える。
それが分かれば、「20年後に流行るモノ」という定番の発想系設問も、解答が作れるんじゃないだろうか?


【10-7. 参考:論理とは】

ロジカルシンキングについての本を読むことをおすすめするけど、ここでちょっとだけ論理について解説しようと思う。

まず、大事なポイントは「ミクロ」と「マクロ」だよ。
これは「戦略」と「戦術」でも同じだし、「木を見て森を見ず」ということわざにも通じるんだ。

まずは「森」を見ることが大事だということ。これは論理的思考でも同じで、まずは全体を捉えることが必要になるんだ。

就活生はこの視点を持つのが苦手で、細部が気になってしまうことが多い。そして、社会人になってもこの視点を持つことができない人が多くて、会社の会議などでも非論理的な他人の発言を聞くことが多いかな!

物事の優先順位が付けられない人は論理的思考能力が欠如していると言えるから、ぜひ勉強してみてほしい。
例えば、ESの場合、200文字という短い指定の場合、マクロな視点で書いていくことが必要だし、ミクロ過ぎる内容は省かなければならない。

また、論理的思考能力のテクニックやキーワードはいくつかあるけど、ここではPDCAサイクルMECEの2つを覚えておくといい。

PDCAは「Plan」「Do」「Check」「Again」の頭文字を取った思考プロセスのことで、特に「Check」が重要だ。

人間は反省し、自己を否定することが中々出来ないから、「Check」ができなければ何度も同じミスを繰り返す。だからPDCAは絶対に必要なプロセスなんだ。詳しくはGoogleに聞いてみてほしい。

次にMECEだけど、これは物事を矛盾なく、重複なく、全体を捉えることを意味する。この考え方は非常に大事で、このMECEの理解が、論理的思考能力を大きく左右するんだ。

例えば、「フィギュアの羽生結弦と政治家の安倍総理の共通点を100個挙げろ」という質問があったとする。

アナタなら何を考えるだろう?
MECEが理解できていれば、「日本人」「男性」「身長160センチ以上」「大卒」「外国人の知り合いが50人以上」「年間で飛行機に乗る回数が10回以上」など、矛盾なく無限に挙げることができる。

論理的に説明するというのは特に難しいことではなく、「誰にでも分かることをきちんと段階を踏んで説明していくこと」だ。それが論理的思考の一部とも言える。そしてそのためには、まず全体像を捉えるマクロな視点が必要なんだ。

結局のところ、論理的思考とは全体像を見る力と、それを部分に分けて考える力、そしてそれらをうまく結びつける力が必要なんだ。

それを身につけることで、自分の考えをはっきりと他人に伝えることができるようになる。そして、それがあなたがこれから進む社会で求められるスキルなんだ。

だから、ぜひともこの機会に論理的思考について深く学んでみてほしい。

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11. 面接攻略


【11-1. 面接は第一印象が全て】

第一印象とは、おおむね初めて顔を合わせてから2~3回会話するまでの間を指す。ルックス、声のトーン、表情、姿勢、話し方、話す内容、全てが第一印象に関わってくる。だからこそ、2~3個の質問に答えるまでは、特に注意を払う必要がある。

座る時の姿勢も大切だ。
話しながら横に揺れたり、髪をいじる人は確実に評価が下がる。意外とやる人が多いから、これは要注意だね。

印象については以前書いた記事にも触れているが、特に重要なのが表情だよ。無理にでも表情を作ることが必要だ。そうでなければ面接は厳しくなる。スマイルは正義、それを忘れないでね!

そして、面接時のノックは最低3回、本当はドアの上の方を4回。稀に気にする人もいるからね。(通常、ノック2回はトイレを意味する)


【11-2. 嘘や知ったかぶりは見抜かれやすい】

どんなに緊張した状況でも、冷静な顔で嘘を即答できる??

知ったかぶりをしても、面接官から見れば、「あ、今適当に嘘をついたな」とすぐに見抜かれるだろう。

分からないことは分からないと素直に言う方が良いよ!

また、即答できない場合は「すみません、もう1回お願いしてもよいでしょうか」と聞き返す方がいい。悩むのは全然アリだが、無言で固まるのは避けるべきだ。

思考が停止してしまったのかと思われるからだ。悩むときは「うーん」と声に出す方がいい。また、1度くらいは、「落ちてもいい」と自分を解放して、全て本音だけで面接に臨んでみるのも良いと思う。

本音で話すときは、驚くことに自分の意見をスラスラと述べられるものだ。「落ちてもいい」という心構えで本音だけで自分の意見を言ってみる経験は、後々の人生で役立つよ!1回何も準備しないで、聞かれたことに本音で答える面接をやってみて!!


【11-3. 論理と感情のバランスとその調整】

就活生は、論理的に、簡潔な話し方に焦点を当てがちだが、「感情」の部分をおざなりにすることが多い。大切なのは、「親しみやすい話し方や雰囲気を保ちつつ、話す内容が実は論理的である」ことだ。

論理的に話すだけで、表情が無ければ、「つまらない理屈っぽい奴」と思われてしまう。逆に、ひたすらにっこりと笑っていてもいいわけじゃない。自分も就活時に試してみたが、ずっとにっこりと笑っていたら、面接官に「君はずっと笑っているね」と不思議がられ、結果的に落ちたのだ。論理と感情のバランスは意識した方がいい。


【11-4. 緊張するのは当然】

「緊張するな」と言う方が難しい。完全に緊張を取り除くことはできないが、緊張する理由の1つとして「社会人と話した経験が少ない」ことがある。

サークルの先輩以外で年上の人と話す機会はなかなかないし、バイト先では年上の人は大抵、優しく対応してくれる。だからアナタの経験はこれだけで、まだ真の社会を知らないんだ。優しさと甘えは全くの別物で、時には厳しい部分を指摘してくれる人こそが優しい。そういう人と話すときには緊張することだろう。

アナタがそういう経験をあまりしてこないから、面接では特に緊張しやすくなっている。これを克服するためには、面接以上に緊張する経験を積むことが必要だ。「慣れ」が全てで、面接以上に緊張するような場に飛び込むしかない。

これこそが、「努力」だ。

コンサル生には、緊張する場で俺と話す機会を1度与えることもあるが、俺相手でそんなに緊張してたら、本番ではもっと緊張するよ!ってね(笑)


【11-5. 面接官は普通のおじさん】

面接官もただの普通のおじさんだ。「この子はうちの会社(部署)に合うかな~?」くらいしか考えてない。普段はただのサラリーマンだから、過度に緊張する必要はない。まあ、緊張しないのは難しいけどね。

ただ、面接官は絶対的な存在ではない。仕事で面接しているだけで、普段はただのサラリーマン。

「その意見って、こうじゃない?」とプレッシャーをかけてディスカッション風にする面接官は困ったものだが、ここでは自分の意見をしっかりと述べるのが重要だよ。堂々と反論するくらいの気持ちでいると、そういう面接官には好印象を与えやすい。(本当に反論しちゃダメ)


【11-6. 1分間で自己紹介をする練習をしておく】

自分が嫌になるほど自己紹介(PR)させられる場面が確かに存在する。「1分間」という時間制限があることもあるから、1分間自己PRは事前に口に出して練習しておいた方がいい。ここで注意すべきは、「スクリプトを読んでいるような喋り方をしない」ということ。本当にこれが出来ない就活生が多すぎて、大人は引いてしまっていることだろう。

面接官が世間話で場を和ませてくれたにもかかわらず、「自己紹介してよ」と言われた瞬間、表情が固まり、急に口調がたどたどしい敬語になる就活生が多い。いや、マジで本当にそういう就活生が多いんだよね!

この「ロボット化」を克服できなければ、スキルのない就活生の逆転合格は無い。

自己PRの準備は、話したいテーマだけピックアップしておき、口に出して練習するときは毎回話し方や話す順番を変えるようにしよう。スクリプト化してしまうと、それはすなわちロボット化への第一歩となる。


【11-7. 当社が第一志望ですか?について】

これは、業界トップクラスの企業であれば「第一志望です」とはっきり言おう。「うちが第一志望なのに業界最大手の他社も受けてるの?この子嘘ついてない?」と思われる可能性があるから、きちんと「その会社だからこそ」の志望動機を考えておくべきだ。

さらに、どんな回答をするにしても、その「理由」についてはある程度考えておくべきだ。「たくさんある会社の中で何でうちが第一志望なの?」と聞かれて、すぐに答えられないのはやばい。

ここで企業研究の成果を発揮するんだ。もちろん、ロボット化しないように自分の言葉でその理由を述べよう。


【11-8. よく聞かれる質問】

・「まずは自己紹介をお願いします。」
・「学生時代に頑張ったことは?」
・「あなたはその中でどんな役割だったの?」
・「それ以外で、次に頑張ったことって何?」
・「学業で頑張ったことは?」
・「なんでそのサークル(ゼミ、部活)に入ったの?(高校の部活も聞かれる)」
・「なんで今の大学に入ったの?」
・「あなたは周りの人からどんな人って言われることが多いですか?」
・「あなたの長所は?逆に短所は?」
・「あなたをモノに例えるなら何ですか?(グループ面接:挙手制)」
・「恐らく沢山うちの会社の企業研究していると思うけど、うちの会社に関して、他の就活生が知らないとっておきの情報があれば教えて。」
・「スーパーの売り場のレイアウトを担当したとして、売上を上げる方法を1つ教えて」
・「沢山企業があるのに、なんでうちの会社なの?」
→ここで「業界の志望動機」を言ってしまう学生が本当に多いです。今聞かれているのは、「業界の志望動機+面接企業の志望動機」です。つまり、「どこにでも当てはまる志望動機」を答えてはいけないんです。「その会社を受けた理由」、恋愛でも同じで「何であなたが好きなのか」という質問だと思って、ここは真剣に準備をして臨みましょう。

・「今、どんなところ受けているの?」
・「内定貰っている企業はありますか?具体的に教えて」
・「就活の軸があれば教えて」
・「あなたにとって仕事って何?」
・「うちに受かったとしたら就活終わりにしますか?」
・「最後に、何か質問はありますか?」
→これに関しては、企業研究した内容から質問すること。「〇〇さんにとって仕事とは何ですか?」系の質問はみんながします。

企業研究した内容から質問をぶつけた方が数百倍「お、この子うちのことちゃんと調べてきていているから、志望度合いは高いんだな」と思わせることが出来る。面接官のおじさんからしたら、「そんなこと俺には分からないよw」と心の中で思っているだろうが笑

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12. 就活終了?or続行?



【12-1. 持ち駒が残っているなら最後まで受ける】
結論としては、第一志望の企業から内定をもらったとしても、他の選択肢がある場合は最後まで受けるべきだ。確かに、長い就職活動に疲れて早く大学生活を楽しみたいと思う人もいるだろう。しかし、内定がもらえた以上、それまでの努力が無駄になることはない。時間的な制約はあるかもしれないが、最後まで面接を受ける最大の理由は、「比較ができるから」だ。

【12-2. 内定、内々定=辞退可能】
自分の人生は自分で決めるべきだ。内定が出たからと言って就職活動を終える必要はない。選択肢を自ら狭めるのは損だ。就職活動を止めた次の日に、内定を出した企業のスキャンダルが明らかになる可能性だってある。そういう事態を避けるためにも、最後まで就職活動を続け、そして辞退するときは誠実に行動しよう。

【12-3. 内定ホルダーは内定が出やすい】
内定を持つことで、他の企業からも内定が出やすくなる。これは「他で実績があるから安心」という心理が大きく作用していると思われる。これは就職活動でも同じで、「他の企業から合格をもらった人は優秀に見える」ため、最後まで就職活動を続ける価値がある。

【12-4. 受かった中で企業研究と企業選びをする】
これは何度も言っているが、受かった企業の中から真剣に選んで進路を決めるべきだ。就職活動中に焦りや不安に追われていたよりも、複数の内定がある状態であれば、「将来どうしたいか」という問いに対して真剣に向き合えるはずだ。企業のブランド力や福利厚生だけでなく、その企業の将来性なども調査しよう。あなたの将来がより良くなるように、真剣に入社先を選ぼう。

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おわりに

大まかな戦略を決めて、そこから受ける企業を大量に選定し、
各ポイントでプラス要素をとにかく積み重ねるのが、不利な学生の逆転の就活論ということになる。

1. 就活のウソと真実
2. 大手企業に行った方がいい理由
3. 本当の自己分析とは?
4. マクロな戦略を知っておく
5. 将来やりたいこと・企業選びの軸
6. 受験企業の選び方と企業研究の方法
7・今の日本経済を簡単に理解しておこう
8. 見た目・印象について気を付けたいポイント20選
9. webテストと適性検査のコツ
10. ES攻略
11. 面接攻略
12. 就活終了?or続行?

長々と書いてきたけど、兎にも角にも

内定数=ES通過数×テスト通過率×面接通過率

ということを理解し、各項を最大化させよう。


あまり細かくは書かなかったけど、ここに挙げた内容を満足行くくらいに仕上げるだけでも相当な時間が掛かる。

大量にESを出すことが前提だし、それだけの企業研究や志望動機作りも発生してくるから、期末試験の勉強よりも量は膨大だよ!

これだけやっても、不利な属性の学生は有利な属性に勝てるかは極めて微妙なところで、バンバン落ちるよ!

後悔なきように、今から徹底した準備をすることをオススメするよ!とにかく覚悟を決めないと始まらない。1日は24時間しかないので、何かを止める必要があるからね!ソシャゲとかやってる暇ないんだよ。今すぐ消せ!


この記事がお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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