あの失敗があったから、今の私がいます!
私の中で、大きな失敗の1つに「ガンの自覚症状を1年以上放置した」ということがあります。
私は、現役のガン患者、がんサバイバーなのですが、今年の9月で10年になります。最初は大腸がんで、そこから肝臓転移2回、肺転移1回を経験。
5年生存確率を残念な数値で伝えられ、おかげさまで今、生きています。
実は、「あなたはガンです」と宣告される1年ほど前から、自覚症状はありました。
・血便:週に数回
・腹部の痛み:たまに
それでも、「まぁ、下痢でしょ。」とか「昨日、辛いもの食べたしなぁ」などと安易に考え、そのまま放置。
その約1年後に、仕事からの帰宅途中、車を運転できないくらい腹部に激痛が襲い、「これはなんかおかしい!?」と思い、受診。「はい。ガンです」と(苦笑)
私が発症する数年前、父が「胃がん」で他界していました。叔母も、同様にガンで亡くなっています。なので、「ガンは遺伝するから、いずれ私もなるのかも知れない」と、漠然と思っていました。
それにも関わらず、1年も放置。なんで放置したのかなぁと考えてみました。分かります。「まだ若い(当時34歳)し、ガンはないでしょ。下痢か、ストレスでしょ」と、安易に考えていました。
その放置の結果、リンパ節に転移しており根治不可に。
当時、先生に、「実は1年前くらいから自覚症状があったんですが。。。」と言ってみたら、めちゃくちゃ叱られたことを覚えています。1年前なら、あるいは「根治できたかも」とも。
正直、とっても悔やまれました。
ただ、今、振り返ってみると、この「1年間の放置」は、私にとっては「とても重要で必要な学び。人生やり直しスイッチを押すキッカケ」になったと確信しています。
根治不可のガンになったからこそ、
・私は死ぬのだということ
・今という時間を大切に
・1人では生きられない
・生(活)かされている
・当たり前など何もない(=感謝で溢れている)
という、人生でとっても大切なことを、「自分のこと」として気づかせてもらえました。
ですから、後悔はしていません。
私が、「自分の人生を大切にしていない。漫然と過ごしていた」ことに、神様が、「もっと生(活)かされていることを自覚して、周りに感謝し、謳歌しなさい」と、ガンを通してメッセージをくれたのだと思います。
「失敗は成功のもと」、「失敗から得られることの方が、成功から得られることより大きい」などと聞いたことがあります。その通りだなと。
改めて考えてみると、
・失敗からのギフトは何だろう?
・ここからの学びは何だ?
・これからの人生にどう活かせる?
などと、考えて気づくことが、自分の人生をより豊かに楽しくできるエッセンスなんだなって、私は思います。
みなさんに質問です。
<質問>
失敗からの学びは何ですか?
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
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