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スター・ウォーズのすゝめ/観る順番篇②

前回はどこまで話したでしょうか。
そう、エピソード1〜6を観る順番でよく揉めるという話でした。

とりあえず一番無難な順番は、「公開された順番」に観ることです。
このシリーズは4→5→6→1→2→3という変則的な順番で公開されていることで有名です。なので普通にこの順番で観ればいいのです。
えぇ、観ればよかったのです...。
ただ...それがしづらくなってしまったのです...。

なぜそれがしづらくなってしまったのか。
最終的にたどり着くであろう結論を言うと、エピソード6ラストのあるシーンが改変されてしまったからです。(以下エピソード=EPと表記)

このシリーズはEP6に限らず、初公開されてからソフト化(DVDなどで発売)、再上映の際にシーンの追加、修正などが多く施されています。
特に多いのはEP4,5,6です。この3作はそれぞれ
EP4→1977年
EP5→1980年
EP6→1983年
に公開されました。最初の映画はもう40年以上前ということになりますね...。

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40年前となると、今では当たり前のように映画で使われているCG技術がまだ普及していませんでした。それでも精巧なミニチュアやセット、特殊メイク、編集などなど、あらゆるポイントに工夫が詰まっており、今観ても決して色あせないSF作品です。上の画像はEP6の1983年日本公開時のポスターです。実は邦題も現在と異なります。EP表記もありませんでした。

その後初公開から20年が経った1997年にCG技術を駆使してシーンが差し替えられたり、当時使われなかった未公開シーンを加工して追加したバージョンが公開されました。この頃にはすでにスクリーンでリアルな恐竜が暴れまわったり、液体金属の殺人マシーンが未来からやって来ていました。CGの未来は明るかったんですね...。

しかし改変はこの時だけではないのです。この97年の再上映後も何度か修正されてきました。
そしてそのうちの2004年のDVD発売時に施された改変で、銀河に混乱が生じるのでした...


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