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スター・ウォーズのすゝめ/観る順番篇③

スター・ウォーズの話をしているのですが、私前回まで”サブタイトル”について何も記述していませんでした。これではシリーズを知らない方に不親切だと思ったので、ここで紹介しておきます。とりあえす、ちょうど今話題に挙げているEP1〜6のサブタイトルです。

EP4/新たなる希望
EP5/帝国の逆襲
EP6/ジェダイの帰還(旧邦題:ジェダイの復讐)
EP1/ファントム・メナス
EP2/クローンの攻撃
EP3/シスの復讐

なぜEP6だけ邦題が二つ存在するのか、なぜEP1だけカタカナなのか...
というようにサブタイトルだけでもまた一つ投稿できそうなので、それに関してはまた今度。

前回のお話はこちらをどうぞ。

2004年、スター・ウォーズ旧三部作(EP4〜6)が初めてDVDで発売されました。それまではVHS(ビデオテープ)で発売されていましたが、待望のディスクとなりました。当時のファンはさぞ大喜びだったことでしょう。
思えば私はこの時に初めて旧三部作に触れました。父が買ってきたこのDVD-BOXを再生したばっかりに、スター・ウォーズの沼にはまることになってしまいました。EP4があまりにも面白かったので、その日にすぐさまEP5を家でハシゴして「ビデオ(笑)の見過ぎだ」と親に叱られたことをよく覚えています。

このDVD化の際にも、いくつかのシーンが修正されていました。基本的には言われなければ気づかないレベルのものが大半。
ところが、”EP6/ジェダイの帰還”DVD版のラストシーンを観てみると...なんと、ある人物が丸ごとすり替わっているではありませんか!
詳しく話すと当然ネタバレになってしまいます。もうSWファンは多分この時点でわかったと思うのですが、まだ観ていないorこれから観る方々にはぜひ楽しんでいただきたいので、詳細はひとまず伏せておきます。

まあ上記のすり替わった状況を例えるなら...

例えばの話なのであしからず。
皆さんには、今は亡きおじいさんがいるとしましょう。そのおじいさんが夢に出てきました!
皆さんが困難に直面している時、おじいさんが夢の中で助言、叱咤激励などなどしてくれます。その時のおじいさんの姿は、おそらく”亡くなる直前の当時の姿”だと思います。というか、おじいさんが”若い頃の姿”、”子供の頃の姿”で出てきて助言されても「?」となりませんか?
皆さんはせいぜい写真で見たことがあるくらいで、”若い頃のおじいさん”と面識は当然ありません。

EP6のラストは、それをやっちまったんです。”亡くなる直前のおじいさん”を”若い頃のおじいさん”にすり替えちゃったのです...。

本シリーズの公開順をおさらいしましょう。
全6章ある物語が、4→5→6→1→2→3章の順で製作公開されました。多くの観客もその順番でシリーズを鑑賞することになります。3章が最後になると思います。

例えに例えを重ねてしまうのですが...
上述の”おじいさん”が、1章から登場していたキャラクターだったとします。1〜3章では若い姿でしたが、6章ではすっかり歳をとりました。そんなおじいさんが6章中盤で亡くなってしまいますが、ラストで他のキャラクターを見守る守護霊として出てくるとします。もちろん”亡くなった時点”の姿で。
そのラストシーンのおじいさんを、3章に出てくる”若い頃のおじいさん”にすり替えると...混乱しますよね?製作順で見る観客は、1〜3章に登場するおじいさんをこの時点ではまだ見たことがないので、下手をすれば「この兄ちゃん誰だ?」となってしまうでしょう。

このすり替え修正により、スター・ウォーズサーガは公開された順番で楽しみづらくなってしまったのです...。

一応シリーズの生みの親であるジョージ・ルーカスは
「これでエピソード順で見やすくなるよ!」といった配慮の上で修正してくれたのでしょうが...大抵のファンは「余計なことをするな!」と大激怒。
なんともややこしいことになってしまいましたよ...。まったくどうしてくれんだルーカス。(愚痴)

ではもう公開順ではみられないのか、エピソード順でみてはいけないのか...

そんなことはありません!
ただかなり長くなってしまったので、また次回...

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