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『009ノ1 THE END OF THE BEGINNING』


石ノ森章太郎が1967~70年に「漫画アクション」で連載し、69年にはドラマ化もされた青年向けSFアクションコミック「009ノ1(ゼロゼロクノイチ)」を実写映画化。世界がウェスタンブロックとイースタンブロックに分断された20XX年、全身をサイボーグ化したウェスタンブロックの女性エージェント・ミレーヌは、イースタンブロックに拉致されたクライン博士を奪還せよとの命令を受ける。自分の失われた記憶の謎を知るクラインの名を聞いて戸惑うミレーヌは、任務に就いたものの博士の奪還に失敗。エージェントとしてのライセンスを剥奪されてしまう。失われた記憶を取り戻すため、独自に行動を開始するミレーヌだったがイースタンブロックのエージェントとして育ったポール(弟)が仕組んだ罠(ポールが作った母親(ミリアム)のサイボーグに騙される)ミレーヌは捕まってしまう。ポールは自分の家族を奪った世界への復讐心で、強力な施設軍隊を作り、東西全面戦争で世界の破壊を目論む。

集めた孤児にエージェントになるための知識・精神力・判断力を徹底的に教育し、肉体をサイボーグ化する00ナンバーのロジックだが、拒絶反応で被験者は死亡、成功例はミレーヌのみ。採算のとれないサイボーグプロジェクトは中止、遺伝子操作による不死の研究へ移行して、クライン博士はアンデットミュータントを完成させて、シェリーもアンデットミュータントにされてしまう。しかし、クライン博士の考えに同調できないポールはアンデットミュータントをクライン博士に向かわせて、アンデットミュータントに殺されてしまう。最後まで同調できないミレーヌは、アンデットミュータントを全滅させる。そして、ミレーヌは、ミリアムを使ってポールを殺させ、最後はミリアムを倒し、研究施設を破壊する。

ミレーヌはクライン博士の脳細胞をライフキーパーに納め020に渡した。020は000に対して完全なサイボーグエージェントとしてミレーヌが完成し、世界を変えると言っていたが、000とは誰なのか気になるところ。

石ノ森章太郎の作品は、仮面ライダーの時から見ています。人を改造してしまって、未来を描いていると思いますが、科学の発展に警鐘を鳴らしているストーリーで遺伝子組み換えについては現在でも実現されている技術で非現実的なものではない気がします。

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